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2022年2月 6日 (日)

新コロ日記4「発症したら役に立つやもしれん話」

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昨日、久しぶりに外出しました。外はこの季節にしては暖かいような風が冷たいような。。。でしたが、ショッピングセンターに入ってからが恐怖。3、4人で連れ立って歩く人や、ちょっと混み合った場所に行くと心の奥から恐怖と怒りが湧いてきて戸惑いました。この密が私をあんな危険な目に遭わせた!という感情が酷く湧いたんですよね。で、早く安全な家に帰りたくなりました。こんなネガティブなことを考えるのは私だけかもしれませんが、ああ、私、本当に辛かったんだと思い、ケーキを買って久々のコーヒーを淹れました。嗅覚は戻ったけど、結局鼻水で詰まっていますが、生還した最大の見返りである「予防接種者の持つ1000倍のコロナ抗体」を堪能するのにはまだまだ時間がかかりそうです。

(でも今日も外出したので記念写真、昨日よりはマシかも)

twitterで知ったんですけど、私がオミクロン株で経験した、下痢、嘔吐、嗅覚異常などの症状を経験する感染者は10人に1人くらいの割合だったみたいで。夫は一度だけ37度であとは咳とか眠気で36.6度くらい。息子は初日の発熱と体の痛みのみで終了で、この2人と比べてしまい余計落ち込んだりもしました。(あまりに私が不調を訴えるので解除が一日延びたし)詳しくは、諏訪中央病院のHPから飛んでみてください。

で、ネットで医者とか研究者が「もう全員いつかcovid-19に感染する」と言い出している昨今、自分の経験から役に立つような立たなそうなことを書いてみます。5人くらい記事を読んでくれていた人がいたのでお礼に書いてみます。

☆うちら夫婦は、ワクチンの副反応と実際の反応がよく似ていた。
夫は、ワクチンを打った時、一度目も二度目も腕の痛み以外は特に不調なし、私は1回目から頭痛騒ぎ、2回目はお腹がずっと熱い37度台の発熱でしたが、実際の発症も夫はお医者さんがPCR検査してしなくてもいいと言い出すレベルの風邪症状(これは本当にコロナ患者かわからない)、私は一回めの発熱でひどい頭痛、2回目の発熱が腹部で結果ひどい下痢でした。自分が発症したら、ワクチンを打った時の副反応を思い出すと良いかもしれないです。

☆怖い人は発症から3日分の療養食があると安心
療養食とパルスオキシメーターをお願いできる、うちサポコールセンター(東京都)で発注したら到着は明後日と言われました。私達家族はPCR検査の結果が出たのも2日後、つまり、発熱から発症して一番ひどい症状が出ているのに外に出られない期間は何も助けが得られないと考えた方がいいです。ついで言うと療養者専用コールセンターのサポートも陽性になって保健所か厚生労働省のシステムまで情報が届くまで受けられないのでそれまでは自分の体力と救急車が頼みになります(ということを考えると発症後即抗原検査をすればある程度のサポートに繋がれる神奈川県の自主療養システムはある意味合理的な気もする)。ちなみに私が療養解除してすぐ発症したお客さんがいて、自分で調達するよりAmazonプライムが午前中到着だから早い!と思って送ったら届いたのは予定から12時間遅れて夜だった、という事案も発生しました。
なので、もし発症したら連絡一つで玄関先まで何かを持ってきてくれる親族や友人の確保、それが厳しければ、経口補水液一日最低1.5L分、病中病後の体力回復系栄養ドリンク(胃腸が熱で破壊される可能性もあるのでノンカフェイン推奨)、3食分のお粥を3日分準備しておくと助かると思います。(書いたのは一人分。ちなみに発熱する人の確率は感染者の1/2)あと、お金がある人はパルスオキシメーターもあるといいです。私も今回の件で買おうかなと思ったんですが、脈が遅くて測るとかえって心配になるんでやめました笑。あと、カロナール!!アセトアミノフェン!!これは副作用の少ない最強のお守り薬です。あとカイロ。頭に熱が上がってしまい、カロナールも効かなくなった時に下半身に熱を移動させる目的でお腹に貼ったら楽になった時がありました

☆医療保険が使える、入るなら感染前だ
私と夫は掛け捨ての医療保険に入っていました。これ、保健所が指示した自宅療養は入院扱いで保険金支払いの対象になるらしく、嬉し涙が出ました。ただ、保健所から出る療養期間証明書が必要になるのですが、神奈川の自主療養システムだとこれが出ないみたいなんで注意です。ウチは子供の医療費が無料だから、無理して払うのをやめようと彼が赤ちゃんの時に息子の入院特約を解約してしまっていて残念ながら対象になりませんでしたが、子供も入っているとこういう時に役に立つかも。新たに加入される方は、加入時に一応対象になるのか確認してくださいね。

☆当日中に生活必需品を配達してくれるサービスがあったら調べておく
ウチはAmazonに頼むとたまにポスト配達されて面倒だったので西友ネットスーパーを多用しました。それでも届くのが翌日なので、当日必要なものは一度だけ近所の奥様にお願いしました。もし当日中にちょっとだけ必要なものを買い足せる宅配サービスがあったら加入しておくといいかも

☆PayPayにお金を入れておけばよかった
友人に買い物の代理をお願いした時、クレジットカードは気が引けるとのことで現金になりました。でも、手袋して除菌ウェットティッシュで拭いてってやっても不安だったので、みんなが入っているキャッシュレスサービスに入っておけばよかったと思いました。LINE Payは意外に皆やってなかったんです。あと、闘病中にカードの引き落としが来てこれも焦りました。オンラインの銀行サービスを使っていたので自力で資金移動できましたが、手元に現金、当日準備ってのはwithコロナ時代にはリスクが高いと感じました

☆発熱と下痢してしまったら水をチビチビ2L
とにかく水を飲めと医者も看護師さんも言うから水は意識して飲んでいましたが、結局私は、コロナじゃ無かったら点滴を受けたいレベルまで脱水しました。2Lの経口補水液かスポーツドリンクを、スプーンでチビチビ沁み渡らせるように飲む、という具体的なアドバイスは皆さんもしてもらえない可能性があるのでお伝えしときます。トイレに行く回数も少なくなって楽なはず。でも、吐いた後は一時間我慢してから補水開始だそうです。喉への刺激で再度吐くのを防ぐためとか。ウチは脱水のサインを気付ける大人がおらず、ハゲ丸くんと間違われて終わりました。だから最初から、熱出した、吐いた、下痢した、じゃ2Lと思ってた方がいいと個人的には思います。

☆食べられる人は回復が早い
息子は発熱時、夫が出したチーズトマトうどんを休みながらもガッツリ食べて翌日以降熱が下がりました。夫は私の1.5倍量を常に食べていて、療養中も変わりませんでした。発熱後に夫が出したスパゲティナポリタンにブチ切れてお粥を食べた私は二度目の発熱をしました。食べられない私は、アイソカルやメイバランスという液体総合栄養食を試すようになりました。ちょっとお腹が緩くなりやすいですが、食べないよりは今もマシな感じがします。あと、私は心療内科で処方された亜鉛サプリを嗅覚回復の御守として飲んでました。実際に亜鉛は後遺症の対策に飲む方もいるようです。

☆精神の支えは持っておくべき
嗅覚を失った初日は、物珍しさもあって前向きでしたが、2日目以降、現実が身にしみてパニックになりました。でも、療養食のパンフにあった心の電話相談はいつも話し中。どうしても生の人の声を聞きたくてこだわってしまったけれど、東京都のホッとラインでもよかったよなと思います。それでも今受けているカウンセリングをスカイプにして受けられたので全くダメではなかったんですが、絶望の波は突然にグアっとくるのに外で深呼吸も出来ないしで、本当に死んじゃいそうでした。私はLINEで数人に迷惑をかけたしブログも書きました。そういう人がいてよかったし、もし療養中の人がいたら、後半の方がメンタルが弱ってくるのでお声をかけてあげて欲しいと思います。

☆結局、何がベストな支えかは正直わからないけど、声かけはしていいと思う
コロナ療養を開始したときに「必要なものがあったら送るから言って」と言われ最初は困惑しました。我が家は療養開始から経済がストップしてしまったので、バンバン頼むと後で経済が困窮するのが目に見えて怖かったからです。だからシビアな話、ギフトなの?代理なの?みたいなことでも悩みました。また、本当に軽症なのか、発熱で意識が飛びかかっているのかでも返事のできる範囲に差があると思います。また、東京都の場合は療養食が届いているか否かでも変わって来ます。療養食が到着後は、大量発注できずに送料がかかるネットスーパーが使いづらく、ちょっとした不足品や、生野菜や果物を購入してくれる人がいて本当に助かりました。でも何かあったらと話してくれる人がいなかったら頼れなかったので言われた方がやっぱりいいと思います。配達人に立候補するか否かの別れ目はその家の玄関先に行けるか否かの関係かでしょうか。アパートやマンションなど集合住宅住まいで症状が辛い人はポストに辿り着けない可能性があるので、許可なくポストに届くものの配達はしない方がいいかも。
で、これは私が思うに絶対歓迎される連絡者は、ジャストなうで自宅療養中の人(情報交換したり励まし合ったり絆が生まれやすい)、発症経験者の人(質問しやすいし、愚痴も言いやすい)、話し相手の立候補者ですかね
で、私、先述しましたが療養解除後にかなりお世話になってるお客さんが一人倒れたのでサポートしました。「○○円まではプレゼントとしてサポートしたい、もし精神的に負担になるなら元気になった時点でルタオのチーズケーキ買ってくれ」とまず伝え「熱は、食料状況は?」みたいな質問をしてから経口補水液などを送りました。とりあえず、感染初期はスピーディーに状況にあったものをプレゼントとして送ってしまうが正解な気がしますが皆さんはどうでしょう。意見交換したいですね。

☆家庭内感染は防げないと思った方がいい、防ぐなら予行練習すべし
我が家はそんなに部屋がある物件ではないですし、息子も幼児で寂しがり。元気になってからは隔離が困難でした。夫を一時期逆隔離しましたが、「あ、そういえば歯磨き粉、共有してんじゃんダメじゃね」みたいな駄目ポイントが後からゴロゴロ出ましたし、保健所の人の発症までの日数換算だと、息子から私が感染したのは家族での食事中。大皿料理から取り分けたりしているので、そもそもそういう食生活だった場合はもうかかると思った方がいいと思います。隔離に成功したすごい先輩は、感染者がトイレを使うたびにドアノブから全部除菌消毒して換気もしていました。トイレ掃除がおっくうでドメストを使い始めてもまだサボる私には無理な話でございました。それでも防ぎたい場合はもう避難訓練並みに隔離訓練をしていた方がいいと思います。

☆発熱外来でPCR検査してくれる病院は限られているから調べておこう、あと習い事への連絡は忘れがちだから注意
息子が保健所の聴取で感染を疑われた日は、保育所の通園日でした。実際、同じタイミングで発熱した子が数人いたけど、PCR検査に至らなかった子が数人いたとか。私はかかりつけの小児科が風邪で診察してもいつもPCRを言い出さなかったので不思議に思い、区のHPを調べると、登録してある病院の発熱外来でしかPCR検査が出来ないことを先月知って頭の片隅に置いていました。なので息子が異常な発熱をした時にすぐに対応病院に電話出来ました。実はそこでも胃腸炎で済まされかけていましたが、週明けに集団の検査があったため、不安を訴えてお願いして受けた結果が今回に至りました。恐らく、PCR検査ができる病院と知って駆け込めていない親御さんもいると思うのでこのお話を書いときます。で、もはや発熱外来は埋まっているので、いくつか徒歩で行ける範囲で候補を知っておかないと発症時に絶望すると思います。余談ですが、発熱外来の先生は、自分の病院で陽性患者が出ると休診日も患者の自宅に電話して容体を伺うという負担がかかります。だから発熱の先生が検査に消極的なのもなんとなく「負担が増えるし、受けても結果がすぐ出ないから秤にかけて...ってのもあるだろうなあ」と勘ぐったり、人気の医院の先生が発熱外来していないのも「この先生はこれ以上負担を背負えないと判断したのかな」と想像したりしています。で、私は保育所への連絡を頑張りすぎて、プールの連絡を忘れて、無断欠席になってしまいました。習い事は頭から抜けがちなので注意です(私だけかも)

(次、東京都で緊急事態宣言が出るとしたら保育所や高齢者施設が重点化するという噂を聞いたんですが、正直、かかった人間からしたらやむなしです。見た目普通の風邪で勤務を控えるのが難しい親は私も含め多いと思うし...病院も速攻PCR検査しましょうと言わないのであれば、やっぱりこれからもクラスターは出続けると思います)

☆PCR検査は結局お金がかかる、抗原検査キットを買っておいても良いかもしれない
私はずっと発熱外来でPCR検査受けたら無料だから、と渋っていましたが、結局発熱外来で受けても3150円の診察代と検査費がかかりました。だったら最初に感染の見通しがつく抗原検査キットを持っていても良かったなと思いました。余談ですが、PCR検査は鼻に突っ込む式と、唾液式があります。唾液式が身体的苦痛が少ないですが中々唾液が出ないので、唾液が出やすい妄想ネタを持っておくと良さそうです。

と、思いつくことを思いつくままに書いてみました。

目下、私の課題は今、休養をとりつつ復帰妥当と言われているのに責任感やらお金の心配やらで、上手く休めないで動いてしまう自分をどうコントロールするかです。戸惑って戸惑って、自分の気持ちがどこにあるかわからなくて身体に不調を出してしまう自分をどうにも出来なんですよね。お医者さんには「自分で病気を作り出していけない」と言われるけど、霊視のたびに自分の心の声を止めてしまう私は、体調の異変が心の訴えだったりするんだけど、でもそれは医者には「面倒な詐病の患者」としか捉えられないという現実があって、それでまた自己肯定感が削られるという負のループをどこに相談して誰と分かち合えば良いのか、どうすれば解決できるのかを抱え込んでため息をついております。

原因はわかっている、でも解決策が見つからない。ホント、困っちゃいますね。
でも、今回も症状がキツかったのが夫だったら、もっと大変だったかもしれないし、救われたこともたくさんあるんだろうと信じて立春の風に吹かれています。皆さんはオミクロンの季節を上手に乗り越えてくださいね。

あ、あと最後に
☆療養開始したら仕事するな
少しでも出来ることを、と思ってやって結局漢字のミスを出したり、一部でも動かせているのだから、ちょっと霊視の話を突っ込んで良いだろうという質問が来て答えてしまったり、それで、「あ、寝てるけど眠ってない!」となった夜に2回目の発熱をして、すごく心身共に自ら傷付けてしまったり、人を信じられなくなってしまったりしました。これは私の完全な過失ですが、可能な限り療養中は療養に徹してください。Covid-19はイキがいいウイルスです。あなたの隙をいつでも狙って、可能な限り弱ったところを貪りたい元気がある細菌であることを心に止めておいてくださいね。

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