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2021年7月19日 (月)

イケメンタルを観た感想(ネタバレ)

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写真はAmazonプライムビデオ画面より。興味ある人は入ろう!(違反じゃないと思うけど宣伝して削除を免れようとしてみる)

7月も半ばに入ってから、イケメンタルなるものをAmazonプライムの画面で見つけ視聴しました。感想をインスタに上げたら「今なの!?」というコメントが。なんとアマプラで公開されたのが6/19で実に一ヶ月前。その頃私が何をしていたかと言えば、夜な夜なカブトムシの交尾を確認していました。しかし現在卵は一つもなし。。。交尾、失敗か?秀忠よ、君、素股したの?...という下ネタはさておき、羽化に成功しているのは蠅ばかりです(とほほ)

実はこれ、女子メンタルというシリーズもあるんですが、過去のドキュメンタルシーズンの女子多め大会で、女芸人たちが徒党を組んだ姿が、かつて私に陰口を叩き続けた小学生女子軍団の思い出と被って嫌になった記憶があるので先に観るのは避けました。

武田真治氏も気になったし、なんたって、イケメンタル、山田氏が出ている!これは観るしかない!

というか非常に見やすい番組でした。

出演者全員が地上波のギリギリの放映やらタブーのラインを肌で知っているか、むしろ多少のタブーなら揉み消せる力量を持っているかなので回避スペックが高いのだと思われます。いつものドキュメンタルの芸人さんは、地下気味で、そのラインをわかっていなそうな人や、むしろ超えちゃって地上波に出られないという人も多いのでそこにまず違いがありますね。。。。

あとね、今回出演した彼等には、活動できるメインフィールドが他にあることも大きいでしょう。実際、笑いの合間に木村氏や島氏など歌やラップで間を繋いでる参加者がおりまして、芸人さん達が「やべえ、誰も笑わないぞ」と頭が真っ白になって立ち尽くす場面でも、精神的に戻って繋げるホームがあるってやっぱ強いなと思いました。てか、番組では「イメージダウンのリスク」と言っていましたが、実は滑っても「本業は別だから仕方ない」で許されるし、笑いを取れたら「そんな才能があるんだ」で賞賛されるし、実際は芸人さんよりリスクが少ないかもしれません。何というか、私が見た感じ、新春隠し芸大会の系譜なのですよね。だから本家より、面白かったり観やすいのは仕方ない気もするのです。この場所を奪われたらもう生きていけないという悲壮感が出てくることがないので。

それ故に真剣だけど、のびのびやっていた今回の参加者を観ていると、今の時代、実は参加費と賞金は闘争心には火を付けてなくて、プレッシャーだけを与えてるマイナスのシロモノなのかもしれない。やっぱり芸人の世界でも、誉めたり境遇を良くしないともうフラットには戦えないのかもしれないな。

ただ、出演者の皆さんは過去ドキュメンタルをかなり予習してきた感がありました
以下は私の印象ですが

木村昴氏→くっきー!氏と秋山氏のネタの系譜が好きと思われる人。もろ脱ぎの勢いとか、カードのネタなんぞにその印象あり。でもこの人私好きかも。人の笑わせ方がみんなを楽しい気分にさせたい!という、他人を貶めず、自分をどうかして笑わせようというスタイルだったのが大きいですね。ラップとか声優とか、持ってるカードも多めの人なので、また2回目あったら出て欲しいです。彼みてたら、くっきー氏って本当は音楽枠の人なのかもなと思いました。どうもくっきー氏てドキュメンタルで芸人と紹介されると、微妙に角が合っていないパズルピースな印象があって、木村氏をみてたらしっくりした次第です。

島太星氏→多分一番若くて、弱気に見えるキャラ、の割にドキュメンタルのザコシショウ氏とか宮川大輔氏みたいに体張る系とか、下ネタを使って押して出るギャップが有りました。「相談したいことがある」という若輩者が入っていくスタイルを多用していたのには良く空気読んでるな、という印象。この観察の末に年上達に切り込む感じには最近の若者感があります。というか、今回のイケメンタル、ドキュメンタルで良くある「今仕掛けるタイミングじゃないじゃん」というタイミングで目立とうとして面白い流れをぶった斬ってしまう困る人が居なかった気がします。だから余計イラつかなかったのかも。

JOY氏→貴重なるベンチマークな人。観ると決めるだめ押しのきっかけが山田氏としたら、「面白いだろうな」と何となく想像つかせて安心させてくれる保険的なキッカケになりうる人。上島竜兵という四文字を観たら「リアクション芸推し番組」とインデックス付けられるような感じ。自分も笑わせるし、場も突っ込んで回す姿が想像できる。オーガナイザーとして観ると、このポジションの人を見極めてキャスティング出来るのは最初に考える重要な事な気がします。で、実際そういうのを良い感じにやってたなあと思いました。ただ、最後に武田真治氏と山田孝之氏の笛を巡る死闘に居合わせず、控え室に逃げたっぽい疑惑があるのが残念。ドキュメンタルってそういう人間の弱さが垣間見えるのが面白くて残酷。本当の所は、新しいネタを合わせたけどイマイチで決められず戻ってきただけかもしれないけど。でも立ち位置はフットボールの後藤氏とかフジモンと喩えられてもJOYはJOYだったな〜と思いました、そこは見事。

高橋克典氏→コレって只野進!?という着替えもよかったけど、自分のこのイメージをこう崩したらどうよ?というギャップ芸が中心。芸歴が長くて「自分がどう見られているかわかっているな〜」というとこにひたすら感服です。が、少々ゲラ疑いがあるのと、これ以外の攻めが浮かばないので次も出たらこうだろうと想像出来ちゃうのがネックな感じ。でも善戦していらっしゃり、そこは驚きました。

武田真治氏→観月ありさちゃんと、いしだ壱成氏と出ていた放課後というドラマで気になっていた生徒会長が、めちゃイケのレギュラーをやっていて、実はサックス吹けて、筋肉マッチョになっていて、ドキュメンタルに出るってどういうことなんでしょう。冒頭の脱ぎこそ秋山氏が梅宮Tシャツするときの勢いがありましたが、基本、笑いにナイナイとエガちゃんの影響が垣間見られるところが人選としてグッジョブな印象です。影響受けた芸人が出演者の誰とも被っていなそうな人って大事だなと思いました。でもそれ以上に、真治氏って多分前に出るよりいじられて光る人なんだなと山田氏との絡みで確信したのが収穫。というか、ジャンルを選ばない優等生といえるような部分て、本人的に納得いかないから色々やってるのかもしれないけど、実はそれが最高の強みなんだろうなと思いました。きちんと決められた枠の中で暴れられるからNHKもオファーが出来るのでしょう。

山田孝之氏→最高に怪物でした。最初は、参考にしたのは、かまいたちの山内氏かなと思って観ていたものの、二回見返すと、実はドリフターズみたいな間合いと攻撃のリズムで攻めているなと思ってみたり。ドキュメンタルの誰かが下敷きというより、ドキュメンタルの間合いとエッセンスを研究して、自分の出せるユーモアを入れてきたという読みの深さが最高に清々しい。芸人が持ちネタや、芸能ネタを入れ込むように、自分が演じた役のネタを入れてきて、それをアレンジし、閉じられた小窓をもう一回こじ開けて閉めさせないとか、今までの出演芸人がやらなかったような事を入れたり、変装が不十分な参加者に「何がしたいんですか?」とモニターの向こう側を代弁するようなツッコミを入れるとか、内と外の視点が入れ替わっていることも凄まじい。彼が化けたのは爪切りあたりかなと思っていたけれど、実は最初から、命と書かれたパンツをさり気なく置いてみたり、自分が入り込める間を求めてジャブを打ち続けていたことが印象的でした。

と、こんなことを各参加者にごちゃごちゃと妄想としてぶつけていました。
私、叶うなら次は役者ばっかり集めた劇メンタルが観たいです、吉田鋼太郎氏とか小日向文也氏とか、もしくは三谷幸喜軍団とか観たいけど、でもそうなると即興喜劇ワークショップという教材になってしまいますね。でもこういう可能性を秘めたイベントを生み出す松本人志氏という才能がやっぱり笑いのスティーブジョブスみたいで私は好きです。

あー誰かと生で話したい!!

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