皇帝なき後宮小説
2匹目のカブトムシのメスが羽化して脱走した日、最初のメスが朝だというのにずっと潜らずに起きてました。
息子を待ってくれてるのかなぁとのほほんと写真を撮ったりしていたのですが、脱走メスを入れる時に単純に足が小蝿避けシートに引っかかって降りられなくなっている事に気がつきました
なんか、クワガタでもこんな事あったわ、顎引っかかってたな…
ケースの中は独特の臭気に満ちてます。スイカと木片が混ざったようなカブトムシの匂い。これから私はどうなってしまうんだろ、という不安をブンブンいう羽音の恐怖で蹴散らす生命力
籠開けて、部屋の中を好きに飛ばしてあげたいけどあまりに怖すぎて出来ず
本当は1匹、どなたさんかのオスと交換して繁殖させたいのですが、息子が「僕女の子たち大好きだから」と言って手放させてくれません。
ていうかあなたの発言、
お母さん、将来心配
眠れない夜に一人起き出して、皇帝なき後宮を暴れ回るメス達を眺めて癒しを得るなんて思いもしなかったな、いつも救いはほんの少しはあるものです
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