アクティングアウト
長い長い冬土用が明けようとする前後、不意に23年前の初夏の記憶が蘇りました。畳の感触、アパートの鉄の扉、交わした会話
今のカウンセラーとのセッションは先生の異動の関係で来月が終わりと決まっており、私はいよいよ最終決戦が来たと思い話を始めたのですが、どういう訳か会話を止められました
「どうしたんですか、今まで安定してきたのに急に過去を掘り出すなんて、落ち着いてください、我々にとり、この話題は危険過ぎる」
私は取りやめたものの、すごく釈然とせず、帰宅後に、保険会社のカウンセリングに電話しました。
その先生は多分私にカウンセリングを勧めてきた人と思われました
「私も、終わりが見えている状態では聞かないかもしれないしここでも聞けない」と前置きされた事に更に私は苛立ち
「ならばブログにまとめて自分で乗り越える」と伝えたのですが、したら彼女に「ダメです、そんな不特定多数に自分を晒すなんて、あなたは痛みに慣れ過ぎているようですが、理解者なんて1割にも満たないと思いますよ、自傷行為ですよ」と言われました。
自傷だなんて言われるなんて思っても見なかったのですが、たまたま異動で終結が決まったけれど、今のカウンセラーの先生の傾聴スタイルで私は過去を整理できたけれど、整理した隙間でどう変わっていいか分からず、彼に尋ねたけど、彼は分からず私は聞く以上は出来ないというので、ずっと堂々巡りが起きている、という旨を話すと
「ああ、アクティングアウトが起きてるんですね」と彼女は返しました
彼女は、次のステップに移る前に必ず起きる通過儀礼と言ったのですが、ネットで調べる限り意味がその…どうなんだろう
ただ、私に関しては合点がいきました。私は昨日ずっとこう言っていたのだと
「私は変わるんだ、たとえ痛みを伴う石礫の記憶であろうが、その血で私を洗い流し、浄化させろ、私の変化には一人息子の将来がかかっているんだ」と
てか多分ずっと私は血の匂いがする女なんだと思う、霊感高いと言われつつも、お客さんは一握りなんは、私が宣伝活動しないのも大きいけど、血の匂いがするんだろうと
キラキラ天使の空気をまとった霊能者に「んな訳ねーだろ!」と思うタイプの人達が顧客になってると思うとなんか割合的にすごいしっくりくる、なんてことを思いました
私の霊力は私の血ならば、今風に言えば私がやってることは無残さまな訳だ
「でも、霊能者って多かれ少なかれ、そゆとこあるんでない?」と、日向ぼっこしながらテトラが言いました
「アンタは馬鹿正直だから、ブログに書く事で今飲める血はこんな塩梅です、と丁寧に言い続けただけでさ、そういう奴なんだと思ってみてたよ、だから僕は死なないようにだけ気をつけて側にいた、この数百年、なぜならあなたは使いじゃなくて友情を僕に求めたから」
なるほど、しかし、これからもそうするかどうするかは決めかねる、答えは出さないで終わるかもしんない、でもいい、今は現実問題としての貧血をケアしなきゃなんないんだから
こうして私の旧暦の新年が始まりを迎えました
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