歩みはやめない

DAMのAIという、表現を汲み取ってくれる機種が行きつけのカラオケから減ってしまい、暫く、音程でビシバシしてくる機種に鍛えられてきたけれど

久々AIになれたから感情が爆発したのか、ずっと目標だった95点を突破した。CHAGE AND ASKA の太陽と埃の中で、という曲で

雄叫びを上げつつも、すぐ次の曲に進む

続けるしかないから

夫は「音楽は趣味で」というけれど、いつもいつも救ってくれた音楽は私にとっては宗教過ぎて、趣味にできない

なんというか、こんな人の愛し方とか優しさがあるんだと思って音楽を好きになったから

その魂に触れ、考える事が喜びで、そうしながら生きていきたかった

「正直、上手いわけじゃないんだけどあの人、でもなんか伝わるし元気が出るんだ」なんて言ってくれるお客に3000円握りしめて来てもらって、ライブして、弱さも下手さも全部出した自分をさらけ出して、それで暮らせて、1人の人間として生まれて幸せだなと思いながら布団に入って眠るような人生を生きて

そういう思いを、どういうルートだかで知った人達を細々と鑑定しながらも伝えていく

そんな生き方をしたいけど、数字だけみたら「歌うお前はお呼びでない」としか語りかけて来なくてウツになる

でもあくまで「今は」なんだ

今辞めてしまったら、「もう歳なんで好きな事なんてやれないっすよ」と諦めるのが正しいふりする奴らを鼻で笑えなくなる

噂話とか受験がどうとか、そんな母達みたいになりたくなかったのではなくてなれなかった

家帰ってケーキ作るとか、つきっきりでお教室やら習い事に付き合う事もできなかった

やる事を精一杯やる背中を見せるやり方しか、どうやら私には出来ないと気付いた

同年代の音楽仲間は子どもをつくらなかったから、孤独感に苛まれた

でも、悔しいのなら、現実を変えたいのなら、一曲でも弾き続けるしかない、たとえ心が壊れても、それしかないし、そう決めた

どん底な気分でも、目標を達成する日がある

私は、歩みの力を信じる

きっと泣き落としでなく、切り開いた力で、集めたポイントで飲むコーヒーは絶対泣くほど美味い

諦めるな、諦めちゃダメだ、煉獄さんだってきっとそうする

でもとりあえず、水槽のフィルター洗おう