発症。
実家の猫が死んだ、まだ2歳だった。
避妊手術で白血病感染が発覚し医者に
「おそらく母体からの感染なので生きられて四年でしょう」
と言われてから一年
元気が無くなって医者に連れて行った時に彼女が暴れるので
「きっと他の猫がいたストレスだと思うので様子を見ましょう」
と言って精密検査をしなかった医者が悪いのか
「今週お願いします」と言って実家に息子を預けた私が悪いのか
やっぱりおかしいと両親が病院に行った時には
赤血球の数値がかなり低かったという
この写真は1週間前に撮ったものだが、もういないなんて
もう猫が死ぬのは見たくない
と父が言うのを私が「14年いた猫の生まれ変わりだと思う」と力説した末に飼われたもんだから、
やっぱり私にも罪悪感はある
雨の中、庭にミヤコワスレを植えてきた
息子は「ベイビーニャンニャン骨になるの?」
と何度も聞いて、恐竜のロマンのように納得して
私に何度も泣くな、悲しむなと言った
夕飯の時に夫が「ブランキーにCAT WAS DEADって曲があるよ」
と言いそれをかけた
息子は嬉しそうに飛び跳ね
私はそれを宙ぶらりんな気持ちで眺めた
「歌なんかで気持ちはおさまんねーよ」
と思いつつ
「歌わなきゃやりきれない
気持ちがあるのも知ってる」と思った
まあ、詞はフィクションかもしれないんだけども
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