あの人はまだいる
前回の記事を書いた時は
マサカドのマーキングの始末も
してました
彼は繊細だから私が倒れると
すぐ粗相増えるんですよね
なんかいいアロマないかな
あの記事の直後
私は急にヒロシ先生の事を
思い出したんです
悪阻の頃一度記事にしてますが
彼は中学の頃に、
私に異変があると
何度も呼び出して話をして
くれたヒーローみたいな人です
したら私盛大に泣いちゃって
泣いちゃってやっと
私は彼の喪失についてちゃんと
泣いてなかった事に気付いたんです
ぐっと悲しさと不安を押し込めて
代わりを探そうとか
環境に適応しなくちゃとか
私は当時そう思っていて
彼に会う直前に
母が付き添っていたので
本音が言えず
打ち切りになった思春期外来
の先生の面談とか思い出して
私は誰かに心を開こうとすると
大事な人が引き離される
だから強くなるしか
ないぢゃないか
と震えて思っていたんですよ
今も意を決して誰かに
話そうとすると
大体タイミング悪くて
誰とも繋がらないですけど
とりあえず、泣けば良かったよな
と思いました
荒れてたら、先生の転勤先に
学校変えるくらい
ワガママ通ったかもなとか思って
だからよっしゃこの機会に
泣いとけと思って泣きました
13歳の気分で
いや、ずっと私は13歳で
感情が止まっていたのかも
したら不思議なものでね
喪失を認めて泣くほど
彼が側にいてくれる気が
するんですよ
別に彼は死んでないけど
何がなんでもコイツを生かす
という
その祈りの先に今の私がいる
そう思えて
フーファイのデイブとか
ランシドとか
私の好きなミュージシャンには
多分彼の匂いがしていて
私は彼を思っていたんだと
で、人を思うことについて
周りと話が合わないのは
彼のような人に会うのが
特殊な事で
経験出来ずに大人になるほうが
多くてだからこそ
私はかなりラッキーなんだとも
気づきました
あれから26年経ったから
その歳月が
代わりがいないのは
それが特別な人間だったからと
教えてくれましたよ
私がノープロテクトなのは
私を救った人がそうだったから
それが人との接し方だと
彼から学んだから
そして、彼の大事にしていた事を
私も引き継ぎたかったから
ただ彼は、きちんと感情の処理を
出来る人でしたけど
そこだけ学び損ねましたね(苦笑
だからこうしろという代わりに
どーしたら納得して出来るかなー
と頭を抱えて
目の前で考えてくれた人
無理はさせまいとしてくれた人
祈るように「お前は強くなるな」
と伝えてくれた人
私は守られているという安心感を教えてくれた人
彼はもういない
でもまだいる
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