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2017年5月 7日 (日)

眠れぬ訳

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こどもの日。
夫がムッチャンに鯉のぼり寿司をつくりました
息子はそれをよろこんでさっそく目玉を全部食べてしまいましたとさ

土曜日は息子が実家なので日が暮れるまでベランダで
植物を植え替えます
その時間が一週間で最大の至福、
余裕があったら夕食を一品つくることもあります

その頃息子は両親が6日かけて練ったプランでひたすら運動して
はしゃいでいます
懐かしい私の遊んだ公園の名前がいくつも出てきます

うまくいってるじゃない、と思う、傍目には。
しかし私は息苦しい
夕暮れの中ベランダで椅子を出して考えました

息子と過ごす週6日、私は不安と自責にかられてばかりいる
ということに気付きました

眠れない疲れがピークに達する夕方
息子のイタヅラが疲労のだめ押しに感じて
「やめて」と「駄目!」を繰り返し
その度に育児書の先生達の言葉が突き刺さります

「駄目といってはいけません」
「やめてもいけません」
そういうことで子供は将来消極的な子供に育ちます
私は溜め息をついて悔しさで顔が歪みます

風呂いれて消耗し切ってねかせ際
私の方が疲れ切ってしまい
スマホの画面をスワイプする息子に「そっちじゃなくて」という
新しい別な提案ができない

「ああ、また息子を駄目にした」
「今日も彼の視力を守れなかった」
そうやって積もる罪悪感が自律神経を緊張させて眠れない

「そういえば、こどもに怒った事ないですね」
というママの声を聞く度に
やっぱり自分は親になるのにむいている人間ではなかった!!
と絶叫しむさぼるように植物に逃げます
あの鉢がウチにきたらどんなに素敵だろうって夢想して

昨日は毎日甘いもの食べる自分が不安になって
「糖尿病にならないようにするにはどうしたらいいの」
なんて悩んでみたり
動き回る息子を制御して予約の時間に歯医者に行けるかしら
なんて考えていたら午前三時がまわっていき

こうして私は、ムッチャンが一番かわいい時期に
落ち込んだり責めた記憶しか残らないんだな・・・と思います

この蓄積で多分息苦しさは終わらないんだと

何も知らなきゃよかったんですかね。
少しでも生きやすいように、
幼少期にトラウマを残さないように
なんて考えずに
自分のエゴで育てて将来恨まれたときに
受け入れるって思えば良かったのかな

どっかに相談しなきゃな・・・と思う昨今です
さて、書いたからにはなんとかしないとな

メモでもとってみるかな

 

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