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2016年7月14日 (木)

良い母になれないシンドローム

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最近、息子の探究心が激しくなり、キャットタワーをのぼったり
猫水をひっくり返したり風呂に入ってシャワーをひねったりと
やりたい放題になってまいりました

すっかり日常が侭ならず、言葉も通じないのでつい怒鳴ってしまいます
キャットタワーも猫水も、猫のストレス軽減や膀胱炎の予防のために
必要ですし、
色んなものが山積みになっている室内では
何より育児雑誌の言うように「彼の視界からどかす」というのも難しいです
そのどかすとか片付けるためにヘルパーさんを雇うか否か

そして怒鳴ったりおててをつねったりしてしまった結果なのか
今日息子を子供ひろばに遊びに連れて行った時に、彼が他の
お母さんに優しく話しかけられる度に
笑顔でそっちにいってしまうようになりかなり打ちのめされました
あーもう息子にとってアタシは飯とか必要最低限の事しかしてくれない人
って認識なのかもしれないです・・・

で、困って最近購入した育児書を読んだ訳ですがそこには
怒鳴っても叩いても子供は萎縮するだけで、何よりその行為は
言う事をきかせるためなら暴力で解決という大人になるし
年老いたアナタが成長した息子に暴力されるかも的な
恐ろしい内容が書かれておりました

なるほど、ではドラえもんでのび太が弱いのも
ジャイアンがすぐに暴力を振るうのもガミガミ母ちゃんの結果
という事でしょうか、まあここはおいといて

でも一方で「こどもを叱らない讃歌」にはちょっともやっとするんですよ
何故なら、最近年頃の子を持つ
ママから子供が先生だったり目上の人に怒られたショックから
立ち直れないどうしよう、という相談をうけるからです

誰もが前園氏並みのアンガーコントロールをマスターしている
訳ではないですし
また余裕がなくてつい怒っちゃうという部分も人間はあるものなのに
それに全く耐えられない子供達が量産されて良いのだろうか
と考えたりもします
だからって激昂や体罰を奨励しようとかいう話じゃないですよ
鵜呑みにされた「しからない育児」の結果、社会でうち負ける若者が
量産される可能性を危惧しているだけです
そこ、どうやってフォローするんだろうって考えても
なかなか答えが出ないので

その点、猫にはヒントがあるかもしれません
猫は息子にシッポをつかまれた時、最初は我慢、次警告のシャー
最後は甘噛みでした
それが数回繰り返された結果、息子は今0歳にして猫は優しく
撫でるものだと学びました
ただ、猫と人間が決定的に違うのは人間の一発ビンタ(体罰)は
この一回でもう終わりにさせようという全力の行為ですが
猫の甘噛みは必要最低限の力です
全力で噛んで息子が出血するほどの怪我を負わせて
二度と触らせないということはしません
ちなみに写真はマサカドですがこの話の猫はスッちゃんです

もう悩み過ぎて眠れそうにないので
さっき自分が息子を怒鳴ってしまったシチュエーションを
ノートに書いて分析してみました

猫水はちょっとどかすくらいなら大丈夫
キャットタワーをのぼったらすぐとりあえて高い高いして
タワーの事を忘れさせたらいいかもな
と対応策を考えた上で

そして猫と同じく、現行犯以外は叱らない
というルールを設けました
こんな感じでまた叱ったことを反省すれば
怒鳴る回数は減るはずです

しかし、それでも息子との関係が悪化したり、
性格に問題が出てしまったら、自分の育て方の失敗として
甘んじて結果を受け入れます、自分で選んだ結果ですからね

あーしかし育児書、わかっているけどハートに来ますね・・・
私は冷静になるために落ち着けてくれる優しい言葉が
欲しかっただけかもしれないな


 

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