嗚呼リンダリンダ
結局産婦人科に出かけた帰り道
電話で「大丈夫だよ」と伝えた母が
最寄り駅まで来ていると知り、なんで?!と言ったものの結局助かった
(乳腺炎、産婦人科に行きました、でもこの話は後日)
その母の手みやげの中に
小学校の時の担任が載っていた政党の広報チラシがあった
「今の政治は間違っている」
と息巻いている彼女は、アタシの担任だった時にクラスメイトが
「彩ちゃんが死にたいって言ってます」
と学級会で言った時に
「若いみそらでねえ」
と呟いたきりアタシと向き合ってはくれなかった
アタシを救ったのは自分が誰の音楽が好きかすら
記録に残したがらなかった先生だった
大きな理想を叶えたくて、周りの人たちをないがしろにしてきた
それはアタシにだって言える
政治にも何か言えて目の前の悲しみにも目を向けられたら
どんだけいいだろう
でもそのどっちかしか出来ないキャパしかないなら
アタシは後者でいたい
ちょい前死んだボウイで一番好きなエピソードは
大好きなイギーに立ち直って欲しくて共作した歌を歌いまくって
彼に印税をいれた話だった
美しい人はいつだって目の前の誰かのために自分を捧げている
ヒロトみたいな歌をつくりたかった
簡単なコードで印象的なメロディーとフレーズを持った歌を
たくさん作りたかったのに
周りに受け入れられたくて音楽理論とかアルペジオを覚えようとして
音楽に行き詰まったのはアタシだ
結局行き詰まったまま妊娠して、自分を見失ったまま
アタシは今育児という毎日をおくっている
考えてみればドブネズミってやつをアタシはきちんと知っているかな?
それでもアタシは決して負けない強い力を持たなくっちゃならない
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