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2015年11月13日 (金)

ウツともぼちぼち

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週はじめ、夫が歯医者の帰りに「いつもありがとう」といって
むき出しの花をくれました。拾ったって言ってました。
「なんかねえ、帰り道におちてて勿体なくってねえ」と話す夫に
うなずきながら「惜しい、うん、実に惜しいな」と思ったアタシ。

でもそんな夫は昨日の夜中、猫絡みで顔を怪我しました。
祖父の死と息子の発熱あたりから戻りが悪くなったアタシの心は
悲鳴をあげて崩れかかったものの、
幸い夫は夜間救急でみてもらえて大事に至らずに済みました。
いつからかはじまったヒマワリという救急相談サービスは便利です。

そんなわけで実家の親と猫を預ける預けないで話しているうちに
気分がさらに追い込まれたまま、このタイミングでメガネ先生に
会ってきました。大体こういう朦朧とした時に財布とか忘れるんですよね
いく途中で引き返して交通費がかなり無駄。

「ここにきてアレなんです、死にたいとか消えたいとか、息子は
自分の両親のほうが幸せに出来るんじゃとかぐるぐる考えて
とまんないんです、乳腺炎になりかけてるんですが、それも
ストレスからくると聞いて、ますますおいつめられるっつーか」

先生は淡々と「そうですか」といいながら内容を記録しています
悩みを無関係な第三者に聞いてもらうほうが楽な時ある、といっていた
かつての知り合いを思い出し、なんとなく、仕事にしている人に
相談すると楽なのは、反応が淡白で予測しやすいからかもしれない
と思いました。一方でだからこそ、期待と違う反応がくると
クレームに発展したりもするんですが。
それだけこっちにも余裕が無いってことでもありますね。

彼は「うん、でも短期間でこれだけインパクトあることがあったら
おかしくもなりますね」といい、すぐ誰か話を聞いてくれる人を頼ること、
乳腺の事もあるんで保健所などがいいんでないか?それと
負担を減らす事、仕事復帰もまだ先送りにしたほうがいいといい
でも一方で「つぎにくる時にはきっと状況も落ち着くでしょう」と
柔和に笑いました。このプレッシャーをかけないやわらかな信頼は
アタシには出せない芸当で(って言い方失礼だな)これをされると
なぜか「うん、きっと次はよくできるはず」と思えたりします。

それと、アタシが繊細すぎるせいでおかしいんじゃなくて
色々重なったら普通こうなるって言われるのも安心感があります。
どういう訳か、アタシはいろんな事が一気にぶつかってきて
サンドバック式に駄目になる傾向がある事が分かってきていて
だから別に誰にも話したくない訳ではなくて
「なんかヤバいかも」の次が「もう駄目、話す気力ない」
になるから抱えこんじまうんだな、と思う訳です。
「ちょっと大丈夫?」と誰かにフックをかけてもらえると
あがりやすいですがなかなかそれも人にするのは勇気がいる事なので
何かいい方法はないか考えています。

帰宅後、動物病院に行き猫の爪を切ってもらったんですが
ついでに猫の不仲について相談もしたんですね。
したら帰りにスタッフさんに
「松崎さん、こんなカワイイ猫手放しちゃ駄目ですよ
一緒に考えましょう、三人よればなんとやらですよ、
松崎さんきっと考え過ぎちゃうから話す事が必要」
といわれ「うん、落ち着こう」と思いました。

心配して電話してきた母にこのことを話したら
「あなたのことをなんとなく分かってくれる人もいるのね」
といわれました。

互いの立場を緩めたり越境しなくても、ゆるくゆっくり
相手と分かり合う事が出来る、そんなのが最近はいいかなと
思います。

かよわい息子を持って思うんですがやっぱり愛とは
相手の急所を討たない事だと思う。
そしてアタシはいつか仕事に戻れた時にそこをしっかり
つかんでいたいとおもう。

とりあえず自分をまた立て直そうと思うのでさらに
ゆるい更新でブログをやろうと思います。

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