クライマックス
本日は猫もうだる都心の猛暑日でしたが、
高校野球の関東の予選は熱戦が繰り広げられた模様。
私は今日、母と祖父がきてくれたので、二人が倒れないよう
昼からクーラーをいれて祖父の隣に座って千葉大会の予選をみていました。
早実の試合もすごかったみたいで。
選手の皆は若いとはいえお疲れさまでしたと言ってあげたいですね。
私はそんな中、相変わらず22時前後の前駆陣痛に悶えております。
まだリズムは整わず、ずっと痛いままだったりするのですが
甲子園の決勝あたりでアタシも出産でしょうか?
いや、当初自分が出した予定は8/3なので早産か?
とはいえ、あまりの痛みで泣きっぱなしです。
妊娠は吐き気で始まり痛みで終わり、その間はずっと涙川ですね。
でも、最初に想定した早産の感じとは違って、
へへーもう気を遣うの飽きたし、
みたいなお気楽な心境なのが救いです。
もう出てきてもいいぜ、と、いや、もうちょっと一緒に居ようとが
ない交ぜな感じです。
でも自分の身体が「さあ、もうモノゆずりとかじゃなくて捨てていきなさい
残された時間を大事にして身体を整えて」と囁きかけてきているような
気がするので、ちょっとそれに乗っかろうかと思っています。
そんな中、先週精神科の予約がありまして
メガネ先生と対話の時間を持ちました。
なんだかこの日は混んでいまして、予約時間以上に待たされながら
この前日に夫と猫のトイレで険悪になったのを思い返しました。
私はどうしても相手に察する事を要求してしまいます。
「お腹が苦しい、疲れたな」といったら
「じゃ代わりにやるよ」という一言が欲しいと思ってしまうのです
ストレートに「疲れているとこ申し訳ないけど、猫トイレ掃除を
やって欲しい」とはいわないわけです。
で、これを言わないので夫がそのまま無視に入ると
「気付いてくれないからアタシがこうして無理するしか無いんだ」
といいながら複数個のトイレをやろうとする訳で
この時夫はちっとイライラしながら手伝いに出てきました。
なんとなくアタシはこの経緯を思い出しながらメモに
書いていたのですが、その過程で唐突にこれはアタシの中の
コドモの部分の要求なのだ!!と気付いたのでした。
アタシの足りないとこを察して助けて欲しい
何か行動する時に「それでいいと思うよ」と背中をおして
承認してもらいたい、これはアタシの中のコドモが求めているんだと
気付いたんです。
でももうアタシもいい歳になってしまいまして
そういうことをしてくれるオトナに出会ってこの穴を
埋める事ができません。でも、アタシはこれを求めてしまいます。
どうしたらいいんでしょう。
そこで順番が来てメガネ先生と話す事になりました。
彼はいいました
「まずは最初にかわりを見つけ、でも次第に自分で自分に
承認をだしていくしかないんじゃないでしょうか」
アタシは彼に言いませんでしたが心の中で
「そして私は今患者となることでこの人に仕事として
その最初の誰かをやってもらっているんだな・・・」
と思いました。
先生が七割よければよしとする、以外にアタシにいうのは
「答えは簡単には出ないです」という言葉であります。
でも、アタシの仕事は暫定的でも答えを出すのを求められる仕事です。
人生の引っかかり、対応策、トラウマ、そういうことの原因に
答えを出したくて、この科学で証明されない領域の仕事が求められます。
そしてアタシもその中で、悩みには即答えが出るもんだ
という方向へ勘違いをしていたんですね。
アタシがお客さんに答えを出せたのは単純に
その人が色々経験して答えをつくれる時期にたまたまアタシが居る
という偶然があっただけかもしれない。
これからの自分の鑑定には、やっぱり今まで以上に
お客さんのすぐに答えがでない時間にどう寄りそうか
が試されてくるな・・・と思いました。
察してもらうのも承認も、女性が求めやすいことかもしれませんが
考えてみればアタシは、両親の教育方針が違ったのもあって
どちらかの意向を汲んで片方を失望させないように
10年以上の単位で自分の思いを隠すとこもありました。
どこに出しても問題の無い子、と言われ
そういう期待に答えるため、
もしくは友達と話が合わない疎外感を払拭するため
「早くオトナになりたい、いや自分はもうオトナだ」
と思い込むようにしていました。
そうやってたくさんのコドモっぽさを早々に捨てたのに
アタシはそれでもたった二つだけ、最後に残した
要求があった。
それは確かにアタシも甘えたい一人のコドモとして
誰かに救われたり、安心したりしたいという
皿に残した最後のデザートみたいなもので
それがどんなに面倒でも、ここまで克服して
オトナになったら、自分はもう、本当にコドモの自分を
殺してしまうと思ってそれが本当に嫌で怖かったんだな
と気付いたのでした。
とてもすっきりしたけれど、帰り道、寂しくもなりました。
「気付いちゃったらもう終わりなんだよな」
さようなら、アタシのコドモ。
そして、アタシがメガネ先生から学ぶ事はほぼ終わった、
と感じました。
帰宅した夜、猫トイレ掃除の時間になりアタシは夫に言いました
「君は臭いが駄目でえづくけど、アタシは平気
アタシは今しゃがむ仕事ができない
だからアタシがトイレ掃除するから、アナタはトイレを
ここまで運んでくれる?」
こうして互いの利害を一致させたら作業はストレス無く
スムーズに進んだのであります。
そしてアタシは、いつか別な形で自分の中のコドモを
喜ばせて成仏させられたらいいな、と思いました。
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