慌ただしくも・・・救急外来の翌日、猫たちの健康診断とワクチンの
予約をしていたので行ってきました。
先にマサカド、ストクそしてミチザネという順番。
ミッチャンは先日もう簡単な検査を済ませてしまったので
昨日はワクチンだけ。
なのにミッチャンが一番トラウマになったようで帰宅後もしばらく
風呂場とかあちこちに隠れていました。
一番検査中リアクションが酷かったのがスッちゃん
もうずっと心音を確認する段階から
「ギニャーオギニャーオギニャーオギニャーオ
フーッ!!」
の繰り返し。
ただでさえ心臓にエコーをあてるのが難しいのに
声が邪魔して更に分からなくなる先生
そして必死に彼女を抑えて毛だらけになる動物看護士さん
意外にもアタシのアイコンタクトで鎮まったマーくんと
違い、それも完全無視したばかりか
せっかく大好きな男性2名で固めてもらったのに大暴れ
それでもなんとか検査は終わり、少量のストルバイト結晶
の行方をみるために一ヶ月後に尿検査とエコー再びという診断と
あと、彼女の心臓はとっても小さい事と(夫にノミの心臓と
あだ名をつけられた)この猫薄幸の令嬢と思ってきたけど
単にわがままマイペースでマサカドと性格が合わないだけだわ
という確信をもちました。
でも、脾臓をとっているので今後も血液系の臓器に重点をおいて
観察の必要があります。
でも、今回は主にこの方の検査が目的でした
もうマサカドも6歳になったのですが、
なんでかここに来てアタシは彼の7歳以降の人生いや猫生を
感じる事が出来なくなったのです。
アタシは愛おしさ過ぎると不安から勝手に死の危険を感じる癖が
あるのですが
以前なら不安を感じたらすぐに出来たお詣りが
今の身体と状況では出来ません・・・
なのでせめて健康診断を手厚くして、本当にそうなってしまうとしたら
何が原因になりやすいのかそこだけ特定をしたいと思って
連れて行きました。
検査の結果、殆どの臓器は健康なのに膀胱だけがたくさんの
宝石(ストルバイト結晶)であふれていました。
「これだけ餌を変え、サプリをのみ、対策をたてているのに
今日明日つまってもおかしくないこの結晶の量は珍しいです
これはよほど彼の膀胱機能が悪いってことなんですよね・・・」
と院長先生。
餌ももちろん強力な結晶を溶かす餌に変更ですが
一番の命の危険は尿管がつまること。
24時間以内に大量に水を飲む&膀胱が腫れる&頻繁にトイレに行く
等の異変を起こした事に誰かが気づけばよいのですが
気付けなければ手遅れになるそうです
それは明日おきてもおかしくない事らしく
確かに今のアタシの身体状況と産後すぐの余裕の無い状態では
うっかり見落としてしまって絶命って可能性もあるな
とアタシは思ったのでした。
施設から連れてこられ、突然夫という同居人が増え
猫も二匹増え、アタシの妊娠、繊細なのにそういう色々を
越えてくれ&越えようとしてる猫です。
できれば予感は杞憂で、長生きをして欲しい。
そしていつか息子がケージをもってこの病院に
「ごめんください、お母さんのかわりにマー君を健康診断へ
つれてきました」
という息子の姿をみせたい。
その時マー君は18歳くらいまで生きているってことですから。
あと、この前ののんじゃった騒動のネズミのおもちゃも
残念ながらまだ胃に滞留してるっぽいです(がっかり)
最後に先生に最近のマサカドがオモチャよりスキンシップを
求める事についてききました
「もう歳のせいもあると思うので沢山撫でてあげてください」
と先生はいいました。
そんなわけでコドモができたら更なるストレスで悩むであろう
マサカドを今はできるだけ沢山撫でています。
イベントのたび、仕事で疲れきった帰り
ニャンニャンと甘えを要求するマサカドを正直
「時間の無駄だよ、めんどくせえな」
とおもいながら粗雑に撫でてきた部分はありました。
でも、今思うんですよね。
今生きているものとは永遠にはいられない
一緒にいられるかけがえの無い時間を感じながら
大切に生きることが幸せなのだと
アタシが詩だ版画だ音楽だ霊能だと渡り続けたのは結局
自分で自分を護れない自己愛の結果だった気もしていて
それゆえに余計そんな事を思うのかもしれません。
診察後、おきゃんでカワイイ院長先生の奥さんに
妊娠の経過をきかれました。
そこではじめて息子の予定の名前を教えました
「○○君!会いたいですね!!○○くんか〜!!」
とおおはしゃぎ。
思えば通常なら午前中のワクチン接種も
私が身重なので夫の融通がきく時間帯にかえてくれたり
診察中もずっと座らせてくれたり多大なご配慮をいただいている
動物病院です。
帰宅したらまた近所のバーのマスターから気遣いのメールもきました。
やさぐれてささいなことで落ち込むアタシだけど
優しい人たちに思った以上に囲まれている事を
わすれちゃいけないんだった
と思うようになった最近です。