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2015年2月 1日 (日)

ライムとトマト

ライムとトマト
昨日とある言葉にひっかかり
予想以上にダウンしてしまいました。
「知り合いの妊婦さんは点滴しながら
育児と家事と仕事をしている、
あなたは恵まれてるんだから
ブログを書いてないで作業して」
という言葉に思わず
「なぜ他者と比較されなければならないのか」
と返信してしまいました。

ストレスに弱く、すぐ考えこんでしまうアタシにとって
ブログは考えをまとめ前に進むための大事な場所なんですが
遊びに思われてしまうんだな…と感じました。

無理すりゃいいんだろ!!
と無理やり作業したらお腹に刺すような痛みがおき中断。

元気を何かで貰おうと夫に付き添われ
志奈そば田なかさんにいきました。
ニ週間前からチビコに
「食べたいんだよね」
と話していたけど
半分は夫に手伝ってもらうつもりでした。
店主は私を見つけると油分を減らした麺を出し
途中でそっと小皿を添えてきました。
「悪阻辛いでしょう、
酸味を用意しましたから摘んでください。」
そこにはライムと自家製ドライトマトがあって
アタシはそのライムをかじりながら
生かされている…と感じました。
気付いたら酸味のおかげで完食…
これは店主とアタシたち夫婦に
ちょっとした感動をよびました。

そして、自分がどんなに甘えた妊婦だとしても
こうして気遣ってくれる人がいる以上
自暴自棄になってはならないと思いとどまりました。
そしてギリギリまで安静にして様子をみようと思いました。

怒りのせいか、思いやりのおかげか
ここ2日吐き気が和らいだ気がしています。

そして自分の現在の弱さは片手に子供を抱いて
剣を奮っているせいだと思うことにしました。

妊娠は、せめてその期間だけは
穏やかに生きたいと願ったけど

アタシが悪阻の果てに知ったのは
むしろそんなものは存在しなくて
無理解と失望の果てに自分が強くなるしかないと
諦めるという結論でした。

子を守るクレイジーな母猫みたいにより一層
周りを敵とみなしてフーフーいわなきゃ
傷が増えて仕方ない。
でもその中で出会う時折の優しさに
少し救いをうけるみたいな感じ。

…なんだよ、今までと対して変わんねえじゃねぇか…
むしろ今まで以上か…

そんな訳で自分は殊更出産経験者を頼るようになりそうで
でもだからこそ思うんです

妊娠中の無理解の傷を癒やし合うように
ママ友と固まってしまうのはなんか
マイノリティの集まりみたいに
クローズな関係になりはしないかと

それは産みたいけど情報がなくて不安もあって
ジリジリと時期を引き伸ばしたり諦めている
女性たちとの間にいらん壁を作っていくような
そんなモヤモヤも感じるのです。

でもそれは仕方ないことなのでしょうか?
答えはわかりません。

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