人と〇〇の間で
先週の水曜日か木曜日にマサカドの粗相が激化したため
悩みに悩んで彼を引き取った施設に電話しました。
電話をかけると代表に繋がりました、割と年上の女性かなと思いました。
悪阻もありおずおずと話すアタシ
「悪阻が酷く、充分遊べていないせいか
そちらで引き取った猫のソファーの粗相が止まりません…
実家の家族は心配し、うちで引き取って1m四方のケージに入れて躾しようか、
もしくはこちらでハーネスつけて散歩に出そうかと思い悩んでいるのです。
何かよいオモチャはないでしょうか?
現状、遊ぶのはウサギの皮で出来たネズミさんだけです」
「…あのねえ」
電話の主は話を遮って介入してきました。
「一つ一ついきますよ?
猫族に躾なんて言葉を使う時点で最低です!
そんな無知で野蛮な環境に猫をいれるなんて許可できません!
そしてハーネス!あれは過剰にストレスを与えます、
いえそれは弱いわ…虐待です!アナタ、お名前は?」
とまるで犯罪者の如く咎められ導入で
かなり馬鹿で下等な飼い主と罵られた気分になりました。
いや、ケージもハーネスも追い詰められたから口にしたんだよ…
それを考えざるを得ないほど追い詰められたから弱って電話したのに…
肝心の対策ですが、
長いオモチャで遊ぶ
スリッパにオモチャをつける
粗相を淡々と片付けるの三点でした。
でも本当はそれさえも
「いや…すでにそれはやっていて…しかもマサカドは賢いから子供騙しは通じなくて…」
とかダメな理由はあるのに、こちらの問いかけは一切無視でまくしたてられ
挙げ句の果てには
「毛皮は残酷な方法でとられているってご存知?だからそんなオモチャはなくなるはず」
と持論をふられました。
アタシはマサカドの揺るがない好みを具体的に伝えたのに
それを検討材料ではなく持論で押し切られたことに
失望と疲労が襲い、
不眠のもう一つの原因であるところの夜鳴きについては相談を諦めました。
夜になったら時間が出来るから電話しろと言われましたが
そのまま堪えきれず父に電話しました。
「皆、妊婦の気持ちをわからなすぎる、
思いやり想像すらしないんだよ!!」
父は憤った後で優しく言いました。
「でも痛みを知った人間は優しくなれる」
そして改めてアニマルプラネットの
猫ヘルパーのジャクソンを凄いと思いました。
犬トレーナーのヴィクトリアが飼い主をクズと罵倒するのに対し
ジャクソンはあくまで飼い主の話をきき思い詰めた飼い主が泣けば泣き
腹立たしい飼い主にもその場で切れずに少しでも課題をやったら褒めるのです
そして凶悪な猫にはわざわざマンツーマンで会いに行き
飼い主同様に怪我をして確かめにいきます。
何が言いたいかというと…
アタシが傷ついた施設の長は完全に猫側に立ってたんです。
でもジャクソンは人と猫の間にいます。
飼い主が心を開かなきゃ、必要な情報は手に入らないし
猫も救えないんです。
彼はわかっている。
アタシはかつて御上にお前だけは最後まで
人間の側にいなさいと言われたのを思い出しました。
勿論それは人間の要求を押し付けるのではなく、
痛みと弱さを理解しろという意味だと思います。
相談に乗る人間は間にたてなければならない…と深く感じた一件でした。
さて…今日はタイムリーにマサカドの夜泣きと粗相と
吐き出されたネズミのオモチャに嫌な予感がして
かかりつけ医に連れて行きました。
体重減少から甲状腺亢進症の疑い、
ストルバイト結晶
あと胃に影がありました。
マサカドが最近唯一遊んでくれたオモチャは実は誤飲事故多発の一品で
今から2食絶食でレントゲンと言われ
頭が真っ白になりました…
アタシの様子をみるに見かね病院は入院を提案。
アタシはそれを受け入れました。
幸い今、甲状腺の病気はないとわかり
あとは誤飲とストレスのみ…
猫は女性ホルモンの変化を感じ取ると
ジャクソンも言ってましたが
マサカドは繊細な猫です
正直、アタシさえ妊娠しなければ!
悪阻さえなければ!
チビコを授からなければ!
とかなり極端に打ちひしがれてしまいました。
今日、結婚記念日でしたがアタシは寝たきり雀…
チビコごめんよ、不眠で弱ってる中
休みなく削れてオカーサンは最早冷静ではない。
確定申告で無理して助産院で狂った軸が戻らない…
優しさを求めたらスゲー勢いで蹴りが返ってくるのは何故?
考えることも出来ないぜ。
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