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2015年1月16日 (金)

夢今8月終了と2/13の回の中止のお知らせ

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撮影:めえさん

今年最初、6周年を飾る2/13(金)開催予定だった
夢よりも今を語れ第39夜は、私の悪阻が回復せず
司会をどぶねずみ男。さんにお願いする以前に
企画すら組めない状況のため、やむなく中止することにしました。
楽しみにしてくださった皆さんには心よりお詫び申し上げます

足掛け6年主催してきた自分としては
参加者と観覧者にきちんと2000円の出資に見合った
内容を提供出来ないのに惰性で開催することがどうしても
できないのです、故にお許しください。

今後の夢今ですが、体調と相談しつつ
4/10、6/12、8/14の3回を開催し終了したいと思います。
主たる理由の一つが無事出産後の10月以降
一切の託児のあてがないことがあげられます。

初めての子育てなので生後2ヶ月満たない我が子を
放り出してイベントが出来るとは思えないのです。
一方で4・6・8月を開催したいのはこのイベントを愛してくれた人に
きちんとお別れを言いたいのと、胎教です。

胎児はお腹の中で10週を迎えるともう外の音が
聞けるそうなんですね。もうすでにラモーンズやチャゲアスや
ミッシェルが胎教と化していますが出来ればこのイベントも
感じてほしいと思っています。

おそらく私の周りだけ禁煙者で固めてください等
無理なお願いはすると思いますがそれでもよければ
何回ご出演戴いても構わないので、このイベントの最後に
花を添えていただければ・・・・と思います。

あ、絵心ゲストも決まってないのでもし立候補の方あれば
お待ちしております。

さてここからは・・・12月に書いた文章のその後の話です。

あれを書いて以来、妊娠フィーバーでコメント層が変わってしまったのもあり
夢今の歴代の参加者さんと疎遠になりつつあります(まあ自業自得?)
バラバラとした意見交換をしつつ、更に書きたいなと思ったんですけど

アタシはこう、時代に対して何か自分なりの杭を打ちたい
という思いでやってるイベントてのは、ごく自然発生的に人を
吸引出来なければ意味をなさないという轍の掟を持っています。

誰かに依頼してボランンティアでも少額謝礼でもで
お手伝いをお願いするとだれるんですよ、経験上。
頼まれたからやってやってるという気分の人間を会場から
いかに排除するかがエッジの効いたイベントをやるための鉄則なんです。
まずこれが一点。運営が単純に楽になることよりも、
ジャクソンポロックの絵画みたいなハートに叩き込むものを
優先した結果がこうです。

今の夢今の雰囲気がすこぶるいいのは、お願いしている
写真家のめえさんがまた、出演者を撮りながら泣いてしまうような
そんな距離感でイベントを愛してくれたのも大きいと思います。
それまでの人が駄目だったって訳じゃない、でも彼女の参加は
このイベントが組織的なものではなく、たまたま偶然かつ必然的に
同じ煌めきと終着点を目指す流れ星のような勢いをもたせてくれたと
思っています。

アタシは行動する時心からパンク精神というものを意識し愛していますが
アタシの中でパンクとは自分の力で自分の人生を変えられると
信じて行動する夢だと思うんです。

アタシの敬愛するラモーンズってバンドはロンドンで公演した時
ロンドンパンクの中心になる人物たちを楽屋に引きつけ対話しました。
そこにいたクラッシュってバンドのジョーストラマーは
やっぱり自分達の音楽に集まった若者達と伝道者のように対話し続けた
そうです。

そんなわけで70年代パンクという音楽もガレージロックも自分達で
出来る範囲でらしいことをきちんとやってきた人の出す音だから
アタシは好きなんですよね、うるさいけど。

日本人が大好きなアングラ演劇が伝説になってるのも
役者やその関係者も自発的に集まってその才能を結集する
ことが出来たからだと思うんです。いいものは、勢いのあるものは
あらゆる才能を引きつけます、ここは真理です。
でも、その真理にたどり着くのには時期とか偶然とかだけを
願っていても始まらないんです、自分を削って、雑音を排して
クリーンに向かい合うこと、それでやっと偶然が待てる領域にいける。

アタシがライブハウスと喧嘩及び意見交換できたのは
そこに対して年数かけて行動してきた自負と、そういう先人の思いを
自分なりに行動して形にしたい、継承してやるという思いがあるからです。
これを時代に合わせてアレンジしていくとはどういうことなのか
そういうことを考えるとメチャメチャ脳が汗をかきます。

お客さんがお客さんを呼ぶ、人が人を呼ぶ、何かが集まる
事実、ダイニングバー海で夢今が円熟を迎えたのは絵心ゲストが
置いていったロゴであったり、宣伝動画をボランティアで作ってくれたり
という人が集まりました。
海のご夫妻もオープンマイクやイベントをやっているので
朝まで意見交換したこともあったし、そもそもお店にあるメニューを
提案してくれればOKだったはずの特別メニューをこの日限定の
創作料理にアップデートしてくれたり、
後半には刺身まで提供してくださったりという経緯もありました。

お客さんからも感想を戴いたのですが
「何か新しいことをやってやろうと思いました」という言葉が
きけて嬉しかったです。アタシがイベントにこめた
何たるかが伝わっているという安心感。

だか一方で、アタシが一番労力をさいている出演者とは意識の
温度差が出てきたんです。
「このイベントについていきます」
「このイベントが無くなったら困ってしまう」
「甘えさせてもらうよ」
「この前のブログのお話、共感しました、今度語り合う会を
やってほしいです」

や、一個一個喧嘩した人もいたけれど大抵は流しました。
でも流した感情はその最終的にアタシの心のどぶ川の溝に
ひっかっかって12月のある日に決壊しました。

ふざけてんじゃねえぞ!!という怒りとともに。

語り合う会をやってくれ、じゃなくて呑みませんかじゃないのかな?
何故君らの革命気分を盛り上げるためにアタシが幹事を
求められるんだ?

君らは自分で闘うかわりに現状のライブハウスに文句をいうための
シェルターにアタシを使うのかい?

君らは、自分らしくあるための闘いを放棄して
アタシを感情のゴミ捨て場にするのかい?
自分が楽になるためにアタシを道具にするのかい?
勿論、環境を整えて自分の表現世界を追求するのは大事なこと、
でもアタシは思うんだな、毎回ツイートして客が来ず
言葉を尽くしても数が延びないとしたら、何かやりかたを
変えていくべきじゃねえかって。

音源を聴かせるサービスをつかってみよう、
写真を多く載せてみよう、
歌詞について話してみようとか、君ら本気なら
たくさんやることはあるじゃんか。

インターネットは、コメント欄で馴れ合って
イイネをつけまわすだけで終わるには勿体ないツールなんだぜ?

イベントのタイトルを本気で考えてくれているかい?
「夢よりも今を語れ」なんだよ。

ヴィヴィアンさんがやってる夢今、もっと発展してほしいですね
じゃなくてさ、このイベントがどうあるべきか「今」を語ってくれよ。

勿論、革命的で刺激的な参加者はいます。
でもそれが見えないほどに疲れ切ったアタシはふと思うんです。
伝わってるのがお客さんや外部の関係者ばかりなら
アタシは自分自身の表現活動に専念したほうが
よっぽど伝えたいことを伝えられるんじゃないのか?と。

インディースの表現者は、あらゆる方面で自分を伝える努力をすべきだ、
それは他者に120%依存して行うべきものではないよ、やっぱ。

アタシは12月の文章を書いたあと、数人の参加者と
話したんですがやっぱり
「妊娠もしたことだし、やめたいタイミングでいつやめてもいいんじゃん」
とか
「自分は不適切みたいなんでやめますとか」
そんな反応ばっか帰ってくるので、
ああ、アタシが心を削って尊重した人たちの認識なんて
こんなもんかとクールになっていったのでした。

まあ、アタシの性格的な問題は大きいですよ。
アタシは意見がぶつかったあとでしつこく関係を繋ごうとする
人しか相手にしないので、(本気で対話して理解し合うとする人って意味
ストーカーではない)相手が引いたら縁を切るって
決めて行動しているし(だって近寄ってくる人が多すぎる)

どうしてもアタシから女性特有の母性が無駄にダダ漏れして
甘えやすい空気を作ったとこもあると思う。
でも、甘えていいはずの占いの客のほうが「人生開拓します!」と
飛び出すようになったのは何でだ・・・?

と、結局長くなりましたが、夢今ももう最後なんで、異論も含めて
ぶつかってくれるような、出産後の活動に刺激をくれるような
そんな出演者の到来を待ちたいと思います。
(って冒頭の胎教云々と違うな・・・これが本質)

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