尽くせば尽くすほどに、自分の夢はダメになる
ライブは無事終了。自分的には目標に80%くらい近づくステージで
ぶれない自分を出しつつある、と認識。
しかし集客は夫のみ、まあこれを踏まえてダメ出しは厳しいものになりました。
「後半ネタが尽きたなと感じました」
「独特の個性や貫禄がある分、え、実際やるとこれだけなん?と
周りに思わせてしまうじゃないでしょうか」
「口悪く言っちゃえば、パフォーマンスだけ」
言われないよりは、言われたほうがいいです。
そしてもっとちゃんと目標決めて努力しましょうよ
ワンマンで人を呼ぶ!とかと目標の提示。
でも最後の言葉は結構ささりました。
「次に清算する人はバックが〜円ですよ、頑張って」
独特の世界観があるって褒めてもくれたんです、
次のライブも決まったし、場を円滑におさめてつい
相手の話を引き出したのはアタシです。
でも、モヤモヤ。
鑑定で全力出して、プライベートでも聞き役になるという
運命を受け入れるかわりにステージは自分でありたい
しかし、そういう思いもすべて金で換算されるコトになるのか?
中央線のホームをじっと眺め、
世界のすべてが壇ノ浦だな、飛び込んで無になれって言っている
気がするぜ・・・・とか考えるアタシ
そして大荒れで帰宅したアタシに夫が起きてきて話をきき
こういいました
「うーん、人さえ集まっていれば文句は言わないって
言ってる時点でアナタには合ってない箱なんじゃないの?」
そういってまた彼は寝てしまったもので
アタシは夜の闇を眺めながら行間を考えていました。
そもそも、ノルマ至上主義のライブハウスが嫌になって
イベント始めたんじゃんか、アタシは。
20代中盤で渡ったニューヨークで
後半にいったロサンゼルスで
アートとサブカルが負担なく融合している姿をみてこれを
日本に輸入したいと思ったんだよな
ライブ始めたときにノルマ分配制で企画に誘ったら
「海外はノルマないから、そういう誘いは出ない」
と言われて、腹が立って海外のライブハウス事情を調べたら
飲食店とかとドッキングしてやってたんだよね
日本式のコミュニケーションでもやっていける
無理のない表現者交流型でなおかつ切磋琢磨できるイベントを
作りたい、そう思って夢今を始めたんだよな。
6年、色々あったぜ、あったけどアタシは
2000円の参加費で他の出演者から刺激を受け
ファンを増やし、仲間を作り、しかもクオリティが高ければ
ちゃんとギャラとしてお金が戻ってきて
その開催場所にも気軽にご飯食べによれたり
企画ライブもできる、そんな経験を提供出来る場所を作り上げたぜ
しかも最近はアーティストが仕事や家庭をもって日常をおくってもちゃんと
熱を維持出来るように、近年ではもし巨大災害が起こっても
夢今の仕組みを思い出して自分達で気持ちを盛り上げる
サバイバル要素としても機能してほしいと祈ってる
バンドの企画だってそうだよ、
最初からオードブルでご飯だすとか、一個の要素をくわえるだけで
お客さんは最初からかけつけて楽しんで全バンドみていったよ。
だのに21世紀になったというのに、あいも変わらず
ノルマをかして、アーティストが自分の制作に集中する時間を削いで
人が集まらなければ技術力のせいだといって削っていく
アタシが2000円で達成出来ている要素を万札以上の金を払っても
アーティストに供給出来ない、
日本のライブハウスよ!!
お前らはどうなっているんだよ!!
そんなんだから
お祭りやイベントやレコード屋と活動の場所を広げて
進出の機会をつくるアイドル文化に敗北して当たり前なんだよ。
アタシは、届いてほしい思いがあって曲を書いてます
それは本当のことです。アーティストとしての自分を見に
人がたくさん来てくれたら幸せです。
でもアタシは、アルペジオ覚えるのに情熱を注ぐより
愛する仲間が削られずポジティブな創作意欲で
ずっと一緒に音楽をやっていける、そんな場を作り上げるほうに
人生を裂きました。
結果、アタシにもたらされたものは、人を呼べない技術不足の
アーティストとして自分を貶め希望を失う道だった。
悲しくて・・・悔しくて・・・切なくて、やりきれんわ・・・
自己否定と虚無感で一杯であります。
なんで画像はちょっと可愛いのにしてみますた。
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