たまたまの検索から。
一昨日たまたまYOUTUBEの動画きっかけで
東海村の臨界事故について検索しました。
多量の放射能を浴びてしまった人間の看護の記録
は関連する文面を読むだけで胸が苦しくなります。
まるで自分の夫がそうなってしまったような不安と絶望感です。
この事故の犠牲者の方は(私が読んだOさん)強すぎる放射線
(この事故の場合は16-20シーベルト以上)
を浴びた事により染色体が破壊され、
細胞が作られない(細胞分裂しない)状態となりました。
しかし古い細胞の死滅はとめられないため、
身体は意識を持った状態でその過程を命ある限り耐えねばならなかった、
何故なら神経細胞と心臓は生き続けるからであります。
詳しく知りたい方は関連サイトを検索すれば
詳細に記事にしたりまとめている方がいるので
ご参照戴きたいのですが、かなりショッキングです。
こんな事故、最後になってほしいと切に一個人としての
感情では私は思うのですが
しかし、冷静に考えるとこれはたぶん最後にならない。
だから放射能事故の被害にあった人間を救う医療技術はこれからも
進歩させなければならないんでしょう。
そしてその過程にはトライアンドエラーが含まれるんでしょう。
最後にならないと思うのは霊視ではなく
個人的な読みに過ぎません
だって今日本の原子力発電所は稼働していないとしても
途上国などで今も原発は作られ続けているのですもの。
なんて記事が出ますもの。
その原発が絶対に100%事故を起こさない保証はない。
日本で起きなくなっても近隣諸国で起きる可能性は充分にある。
もっといっちゃうと万物、あらゆる事象はどれもエラーを起こす
可能性をもった状態でこの世にあるわけですから
これをミスというか、発明の母というかはその対応の仕方にかかっている。
本当の脱原発は原子力発電所を使うよりも環境への負荷がなく
効率的で大量の電力を作り出せる技術が確立出来た時に
できるんだと思うんですよね。
その過程には勿論、現状の核燃料を安全に廃棄、処理するという
課題のクリアも必要で。
でも今こうして混沌としているのは
その卒原発の可能性と同時に
原子力発電所のトラブルを限りなく0にするための技術開発と
事故が起きてしまったときの被害を最小限度にする
研究も成果が出る可能性があるからだと思うんですよね。
そして今はそのどっちも研究してすすめないと
現実味のある判断が下せないのではないでしょうか。
ただアタシの本音としては日本に関しては
原発の再稼働が遅れ、その間に個人個人が節電やら
自家発電ができるようになり、原子力を使わなくても充分に
安全でクリーンな発電が出来るようになり
「もう原発を稼働させて電力を供給しなくても充分に
電力をまかなう事が出来ます」といえるような国家になってくれたら
いいのになーと勝手に妄想しています。
そういうデータがとれてやっと政治家の先生たちを
動かせる、もしくは黙らせられるのではないでしょうか。
しかし、本当にデータが正しく読めないと
日本の未来を考える事ができない、もしくはそれに
携わることができない時代になったんだなと痛切に感じます。
私のような完全文系な人間は今後どういう風に
世間様のお役にたったらいいんだろうか?
そんなことを考えずにはいられない日々です。
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