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2014年5月30日 (金)

料理人たちとの夜

料理人たちの宴
楽しい酔っぱらい写真、あれ、でもコーメイ君が私服です。
そう、ここはダイニングバー海なんです。

海でアタシとKeiさんとコーメイ君がご飯してました。
話は数週間前にさかのぼるんですが
うちの夫が働いているお店でやたら説教されて凹んで帰る
という事態が発生しました。

「俺、やっぱ向いてないのかねえ・・・」

と三年目にして真面目に呟く夫に驚いたアタシ。
話をきくと技術の習得が遅いしセンスがねえと言われているらしい夫。

まあ、結婚式でバズーカーかます演出をせっかく気合い入れて考えたのに
力みすぎてバズーカーを破壊してしまった人なので
正直どんな事になってるか想像はつきます。

占い師の妻のいうことは大体
辞めるか辞めないか、時期が来てるかどーか
に終始するんですが
なんか彼のハートに入りません。

アタシ考えたんですよね。
これは料理人に聞かなきゃらちがあかん。
それでアタシがいってるお店に数日かけてコツを聞こうと思ったんですが
思いがけなくKeiの二人が、今日せっかくなんで海さんとこいって
話しましょうと言ってくれたのです。

この二人プラス、途中から海さんも入って料理人談義
どんな風にしごかれ、どんな事に気をつけそして
どんぐらいの頻度で店を変えてきたのかなどなど
これまでの三者三様の料理人ライフが見えてきました。

なんとなく思ったのは自分がどの技法や料理を身につけたいか
そこを考えながら動いているみたいなんですよね
あとはそこに人間関係も絡む感じで。



でも印象的だったのはケイさんの言葉でした。
「イッキさんのチャーハンはね・・・あんなに真面目に
段階をおろそかにせず丁寧にやる人なんですよ、
それを育てらんないのはねえ・・・おかしいす、ほんと、ほんとーに」
彼を思って怒っている、というのは明白で。

そうこうしているうちに夫が帰宅。
混ざりにこいといったものの何故か来ない夫。
翌朝聞くと夫は済まなそうに
「実は・・・職場の人が色々教えてくれてね・・・褒められたりしたから」
と、つまり自分は雨後の晴天のような気持ちで帰ってきたのに
勝手に盛り上がってる嫁たちにおそれて介入出来なかった
らしいのでした。

そしてアタシは帰宅後、午前4時まで皆の意見を
まとめて書き上げた紙を渡したのでした。

今回の事でああ、大塚民あったけーなと思ったのと同時に
占い師の励ましには限界があるんだなと感じました。
その道で創意工夫して乗り越えた話ってのを
本人のハートに入る形でつたえるのは別な技術。

アタシの見てるものはナビとすると
AとBとCという道がある時、Aにいくと三年後にチェーン店で店長になれ
Bにいくと小さいけれど店が持て
Cにいくとこき使われて大変だけど一流店で働ける
という話では迷う人も

Aいったらパイオツ美人と付き合えるという
たった一言で決断出来ちゃうもんです。

いや、喩えが変だ、
メリットとデメリットを含めた具体的な話はやっぱ実際の経験談
からしか選べないものだ、と言うほうが正しいかな。

というわけで占い師で答えが出せなかったあなたは
ジプシーするよりも経験談とか別な切り口も併用したほうが
いいですよ、というお話でした。


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