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2014年3月30日 (日)

久々にガチモッシュしたら10数年ぶりね淫靡なタッチ。


みなさん、昨日はお休みしてすみません。
PUNK SPRING2014に参加してました。

夫の看病中、コレだけは心の支えと券を譲る事が出来なかったパンスプ。
フラテリス以降、全部観たかったんだけど、中でも格別なマンウィズ。

アタシ、夫の緊急入院が決まった夜から何故か狂ったように、
呆然とする心の隙間をMAN WITH A MISSIONの曲で埋めてたんです。
疲労で耳が疲れたら今度は声に出して唄ってね、

なんだろう、非常事態で自分が心の支えにしたのが
ロックだったのがなんか「良し」とも思った
そんな経験だったんです

入院が短く済んでラッキーだったけど
客席から彼らにお礼を言いたかったんです。
だからその一心で飛び込んだんですが・・・・

「マンウィズ、ありがと、アタシ・・・」  バキッ 
「ごふっ」←エルボー入った

「あ、あなたたちの音楽で夫のにゅ・・」  ボフッ 
「ぐえっ」←脇腹にワンパン入った

「は、励まされたから、か、かんし・・・」  ガスッ 
「あぎゃ」←上から降って来た人の足があたった

フラーイアゲン、グエッ、ギエエッ(ドスッ!)

フラーイアゲン、アゲエッ、ギエエエエエッ、(ヅガスッ)

フラーイアゲイン・・・・

フラーイアゲイン・・・

フラーイアゲ・・・ギエッッ!死ぬッ!ででで

と、まあ、さすが全米デビューが決まった勢いあるっていうかなんつーか
どんなに避けても進行方向にモッシュピットが出現する感じで

いや、むしろモッシュピットがアタシを追跡してんじゃね?位の勢いで
潰され流され揉み揉まれ、気がついたら結構前にいまして、

ついでに10数年ぶりに痴漢されました。
しかもムカつく事に重力に耐えかねて垂れたケツ部分を触った途端に

「ハッ、実はババア」

みたいな勢いで手を引っ込められました。
タッチはムカつくけど、よかったアタシまだ女扱いね、
でも何よその手の引き具合、みたいに
35歳過ぎるとたかだか痴漢にもいろんな感情が
レイヤー化するもんですね。 

モッシュピットから薄汚れたアンジェラ・アキみたいになって
出てきたら↑

夫に
「どうしたの?落ち武者みたいになって」
って言われました。

無理をせず自分のペースを守った夫は、
4000円も屋台飯を食ってました(食い過ぎ)。

マンウィズさんにはfacebookページを見つけたんで
そこからメッセしてみました。
読んでくれるかわからんけど、ファンレターも時代が変わったなあ。

そういや、屋台が食券制になってました、なんでだろ?
色々システム上の挑戦をしてますよね、クリマン。
だんだんパンクスプリングは多彩な音楽ジャンルイベントに
なりつつあるサマソニの初期のロックフェス好きの
受け皿にしつつあるんじゃないかと思って参加しています。

と、まあ、ここまではfacebookに先に書いた話なんだけども。

THE BAWDIESのROY君のMCの
「僕たちのやってるガレージはパンクの前から存在してたけど
騒がれ出したのはパンク以降、つまりパンク魂のあるロックとして
みつけてくれたからなんです」ってコトバも良かったし
(日本のフェス参加バンドはやたら礼儀正しいと思う)

HIVESのボーカルの言ってる意味が分かんな過ぎて
この人いつみても興奮しすぎだなあなんて共感をこめて
みつめたりなんて事もあったんですが

実はこのイベントに行こうとしたのはBAD RELIGIONが
出るからだったんです。ああ、ついに生が観られるよ・・・
って思って柵そばに陣取って浴びるような音体験。

あたし、なんと35歳にして・・・・

ボーカルを注目するはずが
初めて好きなギタリスト(こうなりたいって思う人)
をみつけました。

Bad_religion_57870
Greg Hetson(一番むかって右側の人)さんです。
写真はネットから拝借しました、もし削除になったら
BAD RERIGIONのサイトのメガネで小さい人がそうです。

もちろんエディ先生は私にとって尊敬する人なのですが
hetsonさんをみて、あ、アタシは、このスタイルになりたい
と思ったんですよ、強烈に。

しかしすごいよね、なんかBad Religionのメンバーって
ウォルマートの買い物帰りに駐車場で会ったみたいな
服装で、一番芝刈り機の説明書とか観てそうな人が
ボーカルとって何ら変わらないハードな音を鳴らしてくる。

パンクスプリングはハートが自由になって勇気づけられる!

ロックは商業主義に屈したとかもうつまらないっていう人がいるけど
アタシはそれは間違いで、昔のエッジを保ったまんま
家庭のいざこざとかに代表される人生の色々を乗り越えても
変えずに生き続けるにはどうしたらいいのか
っていうのを問いかけて闘っている。

そのために派手なみてくれとか、他人に自分たちがどうみえるか
とかそういう要素を捨てて進んでるんだと思う。

それって地味かも知れないけど実はハードな闘いなんだぜ。

20代で自分が何者か不安で表現して
30代でそれをし尽くしたと思って満足して
また社会の駒に戻るなんてそんなの悲しすぎるじゃない。

なんて色々を経験して戻りました。
筋肉と打撲が痛い。

参考画像↓今日前半でネタにつかったフラーイアゲはこの曲

アタシがなりたいギタリストは0:35くらいから出てくる向かって右の人。

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