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2014年2月16日 (日)

音楽の置き場所。


14日の夢今の絵心ゲストのフナムシさんからチョコをいただきました。
いいよねえ、箱をあけたらGOOD LUCKってさ、
ヨーコの展示でYESをみたジョンの気分になる。

ここずっと自分の中の音楽の置き場所について考えてたんですよね
立ち位置といってもいいのかもしれない
原点に返ればいいのか、もはや何を原点と呼ぶのか
なんだかもやけていて見えなかった
見えなかったからギターも触らなかった

でも、土曜のイベントを思い返して思ったんですよ
あそこにはそれでも歌いたいとか読みたい人たちが揃っていて
ああ、って思ったの。

アタシね、結婚後に客層が変わったのを感じてたんです。
なんつーか温かいんだが、ぬるい
彼らはアタシの知り合いであり
音楽をやってるアタシを観る人で
アタシの音楽を愛している人はもう離れたと感じてた。

何がこうなったのか説明が出来なかったんだが
はっきりわかった。
アタシはあの日、会場を共にしたけどたぶん参加者だったら行ってなかった。
何故なら仕事があったから
お客さんにいい加減な鑑定をするようなことは避けなきゃいけなかったから。
でもね、断言するけど

仕事であろうがなんであろうが
音楽の前に何かをたてちゃったらもう駄目なのよ。

あの雪の中にいた人たちにとっての音楽はpassionで
今のアタシには着たい時に着るfashionなのだよ
優先順位をつけられるってことは、それがハートの一部ではなくて
着脱可能な何かに成り下がってるって事。

結婚して鈍くなったのはアタシがまず音楽との間に
「家庭」をいれたからだと思う。

その事実を曖昧にしてロックだの理想がだの語ってはいけないのだよ。
いや、語ってもいいけどまあ伝わらないよね。

厳しくいえば自分が音楽をやっているということにこだわるのは
そういう音楽と自分との間に何も挟まってない人たちと
少しでも共有出来る話がしたいからだと思う。
パンクの客が鋲付きの革ジャンでライブに行くようなものだよ。

でも、アタシはそれを自覚して尚更、夢今を愛してきた自分に
確信をもった。
そういう音楽と(朗読と)ハートの間に何もない人たちが
少しでも音楽に触れ続ける場所を守る事が
アタシの考えるファンとしての尽くし方だったんだと思う。

不器用なアナタを守るのに2000円だけ助けてもらって15分だけなら
アタシだって力になれるかもしれないんですがどうでしょうか?
というのがアタシの答えだったんだと思う。

と、この前の2月みたいに突発的なアクシデントで無作為抽出しても
まあ過半数はそういう人が残りますよ
というところが夢今の美しさなんだと思う。

出来れば政治にも個人の生活でも議論をさけるアタシが
このイベントの存続にだけはガチで喧嘩するのは
こういう事だからなんだと思う。

アタシはその世間一般のオープンマイクは好きではない
なんつーかこの辺の区切りが緩いし、
fashionの人に会うほうが多いから。
不器用で純粋な魂ってのはやっぱり関わってて面白いよ。

でもアタシも疲れてもっと緩くて儲ける事を考え出すかもしれん
そうなったときはモチベーションが変わった時で
このイベントが死ぬ時だろうね。

そうそう、でもfashionがそんなに悪かといえばそうでもない。
アタシは去年夫とバンドでライブする時に
「あんたはぬるい、もう音楽が一番じゃない人間だよ」
と言ったことがあった。

夫が目をうるませながら、なんか子鹿みたいに震えて
「そうだね・・・僕は正直・・・もう料理のほうが楽しい・・・」
と言ったんで良く覚えてる。
ま、人の事は言えなかったんだけど、でも何故か夫は
その後から自由に音楽をやり、朗読を始めたんだよね。
今では週一でスタジオに入ってパーカッションもためしてる。

アタシはなんかそれが羨ましかったんだ。

でも今回冒頭のように自分を直視して思った。
アタシは楽器をさわる音楽のファンに過ぎないかもしれないが
やっぱり自分が選んでくるキワキワの言葉遣いや
メロディラインが好きなんだよね
そこはずっと追究し続けたいんだよね。

なんかそこにいたってアートと同じ純粋さに至れる気がするんだよね。
さて、どうなるであろうか、アタシは。

そんな近況ですが来週1/23(日)、
いよいよディーバダッタムーンの女子会(烈女会)です。
夢今と同じくダイニングバー海で開催
飲み放題料金2000円+一品持ちより。18時から予定。

まー困った事にアタシの人気がないのでまだ
8人は入れちゃうんですよねコレが。
占いをうけたことがある人対象なので
こういう話ができるかわかりませんが
少なくとも人生の波乱具合は金曜日のスマたちへ
レベルになってまいりました。

まだまだ参加者お待ちしております。




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