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2014年2月15日 (土)

狂乱のハッピーのあと。

狂乱のハッピーのあと。
昨日は夢今33夜、集ってくださった皆さん、ありがとうございました。
無事に帰れたでしょうか?
帰り道に遊んでいる35歳、既婚者です。

結局夢今やっちゃいました。
実は昨日朝からずっと天祖さまからお告げを受けていたのです。
「中止にしなさい、雪を舐めるな、私の言葉が聞こえるならばやめなさい」
この言葉を朝9時くらいから何度聞いただろう。

そのアタシの脳裏に響く言葉でアタシは生計をたて
救われたとヒトは言う、だからこそ、逆走はためらわれるのだ
年数を重ねれば重ねるほど。

アタシはそれで参加者に聞いたのね、どうしましょうか?と。
彼らにとってこのエントリーマイクの位置づけがどのようなものか
歌うという事がどのようなことかはかりかねたからさ。

結局中止希望2、棄権は1、歌いたいけど周りにあわせる4、
どうしても歌いたいは2みたいな感じだった。
どうしてもの2の人の一人はどのみち店が開いてるなら
歌いたいといい近くまで来てしまった。

アタシの気持ちは、かたむいた。
どうしてもという人たちのためにやるか。
写真家のめえさんもフナムシも巻き込まれる。
でも二人ともやるならくると言ってくれたので後押しされた。

とかいって本当になにかおきたらという不安もあったんだけど。

だから、少しでも来る事にためらいがある人は
棄権しやすいように文面を考えて、参加者に一斉にメールした。

その後もキャンセルは相次いだが、なんと半数が来た。
「ま、心配なんだけどさ」と遠い目をしながら楽器を準備する。
そして夜ははじまった。

出演者は次々と今日のための何かをした。
今日のこのシチュエーションでないとはまらない人たちが
ふるいにかけられたように残った。
狂乱のハッピーのあと。
トリは岸田伸太郎+浪花松之助だった。
二人が到着とともに出番、24時間テレビみたいだった。
本当は遅らせれば何組か二人にみてもらえただろう。
でも、少しでも来た人たちの帰れるといいなという希望を
支えたくて順番変えて早くしたのだ、すまんと思いつつ熱演をみた。
終わった時点で21時、史上最速の夢今だった。

狂乱のハッピーのあと。
ライブ後、うわさの春待ちキッシュンロール!
マスターは二度の試作でコレ完成、すごく美味しかった。
やっぱりマスターは一流。
狂乱のハッピーのあと。
帰宅はフナムシと友人と、しんたろうさん、まつのすけさんと店を出た。
おかみさんにいつもこうやって見送ってもらうのだ。

やってよかったんじゃない?とマスターは言った。
アタシも心からそう思った。
神に勝った!と思った。
この日に集った者たちは、この夜を共有したという連帯感をもっただろう。
「ああ、あの夜」といえば伝わる思い出、逆に言えば
いなければどんなに言葉を尽くしても伝わらないパーツ。
その興奮から普段はしないスピリチュアルトークをした。

数年前、小網神社にいったとき、アタシは忘れられない声をきいた。
それはアタシの心の声だったかもしれないが御上はこういった。
「お前だけは最後まで人間の側にいなさい」
人間の側とはなんだろうとアタシはそこから1日一度は考えている。

それは「やるせない」と生きることかもしれない。

人間は、良い流れにのるだけでは自分ではありえない。
プルシェンコはあらゆる故障に耐えて棄権する最近まで
スケートリンクにたった。
そこには意思がある。

昨日、岸田伸太郎は自分たちを良いと言ってくれた
フナムシたちの会話を楽しんだ後、こっちにもテーブルを
移って話しにきた。
彼は本当にメンバーや人との出会いを大事にして面白がる。
「毎日曲作ってん、3歳の時から9000曲くらいあんねんな」
つまり夢今で彼が歌うのは1/1000のこの日の名曲。

それを好きなメンバーとやる。

高木君は家が潰れそうなほどの量の書物からこの日のための
言葉を選んで朗読し
seitouさんは津田さんに触発されて初めてのピアノを弾いた。
夫と一緒にやったセイジ君は楽器練習の鬼である。

彼らは何かあった時に心が「音」と生きることを優先する人たちであり
それを奏でる場所を一つでも味わう事が優先されるのであり
アタシは一緒にいきたいのはこういう人たちなのだと学んだ。

もちろん、休んだ人には人なりの理由があるのだろう、アタシは
この日にそれを知れなかっただけ。
狂乱のハッピーのあと。
帰宅の足をとめ、天祖神社にお詣りした、
なんだろう、きっかけになっていただいたことに対する感謝の気持ち?
声はきかなかった。アタシだってたまには説教から逃げる。

外に出たら一面の銀世界で空が雪の粒で光っていた。
パウダースノウに興奮したのに羽生君が金メダル取るころには
雨になっていた。

神様は気まぐれだ、落書きのように美しかった景色を壊す。
まるで砂の上に描いた名画をぐしゃぐしゃするのに似ていた。

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