昨日は授業♪
昨日は年明け一発目の桑沢授業でした。
ゲスト講師はイラストレーター&コメディアンのリタ・ジェイさん。
講評は笑いも織り交ぜつつ真面目な作画トークなど
大いに盛り上がりました。
(むしろ彼が主導権を握ったと言っても過言ではない)
授業後のお茶の一幕。
リタさんと喋っていた学生を一緒に来ちゃいなよ
といって混ぜちゃった(顔隠してます)
そのお茶の席で授業の話とか色々していて
売れるってなんだろうか?という事になったんだけど
リタさんが話していた
「売れる人ってのは時代のニーズにあうとか
ある程度、道具になり得る側面があるよね
いいのに売れてないって人はそこが甘いんだと思う
自分もワンピースをネタにすりゃいいのに
あえてそれを嫌がっちゃうとこあるもん」
という言葉が印象的だった。
そういうのってある、アタシも前の店で採用が決まった理由を
「俺は霊能者じゃないから、見える見えないはわからん
でも、美彪先生はキャラがたってた」
といわれたもんな、ある意味でニーズだったかもしれない。
こだわりとニーズは実は似て非なるもので
本当に4年以上前に一度だけモデルさんを観た事があった
名前を忘れたけど(そうじゃないと話せないよね)
今度音楽デビューしようと思うんだが
メンバーはクラブとかで知り合い集めた
プロデューサーはこの人にしようと思うがどうか
という相談で、アタシはその軽やかさに
これがショービズの人かと思ったのを忘れられない。
自分の曲をバンドにするのにその神髄をわかってくれる
人じゃないと、とかお客さんが観て3人がヒーローになれる
奴じゃないととかダダこねて結局バンドにならない
アタシとは違う、こんな事で悩んだりしない。
多分、彼女がバンドに求めてるのは「いい感じの人」であり
最終目的は「人気が出る事」なんだと感じたのを覚えてる。
アタシのそれはアタシに好意的な人が見えれば
ひたむきな思いかもしれないが
鳥の俯瞰をすればつまらんこだわりである。
売れて人気が出る、という最終地点にいけるためなら
中間の色々はあった形に妥協出来る、
それがニーズにあわせるってこと多分。
もしくは、愛にあふれているかだろう
楽しい瞬間を共有するのに、自分がどうという前に
相手を優先しても別に自分はどうって事無いとか
この人が喜ぶ事をしてあげようという「この人」の範疇が広範囲
って奴だ、アタシはそのどっちでもない。
だもんで女子会も定数の半分も集まってないわけよ!
(人気ねーなオレ!Σ( ̄ロ ̄lll))
ただ後者にはすごーく年とったら
もしくはすごーく辛い事を乗り越えたらなれるかもしれない。
実はリタさんと会ったのはあるテレビプロデューサーの
結婚式のネルトンゲームだった。
くじ引きで選ばれた女子がペアのグッツの片方を
これまた自分でクジ引いて選んだ四人から一人を選んで
渡すって奴だったんだ。
アタシの動作がとろかったのか、時間がなかったのか
司会のアナウンサーがアタシが選ぶはずのクジを
後ろからじゃんじゃん手渡ししてきたんで、
これが番組的な操作ってやつかと思ったのを覚えてる
で、その中でいかしたTシャツを着てたって理由で
選んだのがリタさんだった。
それはカネコアツシさんの絵だったらしいのだが。
二人とも当時既に恋人がいたので
とんだ浮気斡旋ゲームだったのだが
でも結果的にこうして縁が繋がったのは不思議だ。
この話を確か当時やってたメルマガに書いたら
アタシの版画に入れあげてくれていた年上のお客さんが
君は下らないショービスにいくのかと失望されて冷たくなったんだ
ま、アタシはそこに行けなかったんだが
んーでも売れるってきっといい事だよ
まだテレビしかみてないお年寄りとかはたくさんいるし
そういう人は芸能人観たってだけで元気になれるんだから
希望を与える仕事ってのは間違いない。
それに合わなかったら
やってから引退してもいいわけじゃない?
そう思うなあ、アタシは。
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