未来への世迷い言。
窓際のスッちゃんであります。
こうすると目つきの悪さも可愛く見えるよな見えないような。
今日明日は土用の中でも気持ちが落ちやすい日だと
つたえておきながら、うかつなネット検索で気分がガタ落ちのアタクシです。
そうですよ、まさか自分が今日という日に
フォアグラの育成法はアヒルの虐待みたいな記事をわざわざぶちあたって
読むなんて思いもせずですわ!
(アタシ並みに繊細かそれ以上の人が調べるのには危険な案件よ!!)
そんな本当に大丈夫?みたいなアタクシですが
昨日、アタシの昨年8月のトンデモ記事を読んで以来
気になってたというお客さんがご来店になりました。
日本の未来について語る事、小1時間。
たのしかったなあ〜〜〜
でもここで秘密結社みたいなカタルシスに自分もお客さんも
ハマっちゃいけないのよね。
オカルトにハマる魅力ってのは、自分だけが世界の秘密を
先取りしているという優越感とか選民意識だと思うんだけど
これほど世界に害を及ぼす感情ってのはないよ。
その方を見送った後でまた
ぼんやりとコレからの20年の日本の政治を担うのは
というか年金制度を変えていくのは今の50歳前後の人たち
なんだろうなあと感じたんだよね。
は?と思うかもしれないけど、正直今選挙行ってるのは50歳以上
の人たちだし、官僚だってそれ以上の年代の人なわけだから
あながち間違いじゃないと思うのよね。
アタシは大半の若者は何度言っても選挙にいかんと思ってる
少なくとも10年はそうだろうと。
アタシはうっすらと年金制度は若い人が支える縦割りの制度じゃなくて
とある中央組織からそれぞれに分配されるその軌道でドームを描くような
保険のような互助金のような横に分け合うものに変わる気がするの。
10%以上の消費税を大人しく受け入れるような国民じゃないと思うんだよね
日本人てのは。
日経読む限り、今の経済のターゲットもシニア世代に移っているし
今後もこの傾向はきっと続く。
今の50代より下の世代ってのはそもそも親の介護は考えるけど
自分たちの子ども世代に背負ってもらうとか担ってもらうという
意識は薄い気がするし、もっとどんどん薄くなると思うんだよね。
それは、自分たちの頃には年金が破綻するという不安というより
子どもの人生を自分たちを支えるのに使わせる嫌悪感に近い。
なんらかの制度で守ってほしいけど、それを下の世代に期待しない
って感じ。でなきゃ子どもを甘やかして育てたりしないでしょう。
未婚率も上がっているし、同性婚で養子縁組した子どもを育てている
人たちも別に子どもを育てたいから育ててる訳であって
自分を支えてほしいからではないのではと思う。
それは制度以前に、ギリギリまで補助付きで働けるシステムの
構築なのかもしれない、まだハッキリはわかんない。でも
そういう制度が完成してしまったら、少なくとも
子どもは自分の老後を支えてもらうためというより
産みたい人が好きで産むものになって、若年人口は
更に減少するだろう事は予測がつく。
それに若者が日本だけで仕事してるという保証もない。
でも、今現在は過去の因習の絡みもあって、産む産まないで
アラサー以上は悩む訳だけど
潜在意識的には既に、産みたい人が産むものになってる気がする。
でなきゃ逆に今苦しまないんじゃないかな。
でも減少した出生率はそのまま下降するんじゃなくて
一定の時期を過ぎたらある程度盛り返すと思う。
人間は如何にアンドロイドが人間そっくりになるとしても
やっぱり人間相手に何かを伝承したいし伝えたい生き物だと
思う訳よ、流石に不老不死もその渇望が起きるより前に
達成されるとは思えないしね。
という過程を経て出産までもが慣習やら過去に縛られない
自由意志になったあと、人類はアタシたちが夢見る所の
SF的な領域に急激に進んでいくんじゃないかと思う。
こういう形はのこるけど内側がマルッキシ変わる感じってのは
今の大相撲の変化なんかが感覚的に分かりやすいんじゃないかな。
じゃ、アタシたちが50歳過ぎた後で
何を考えるかというとこの日本をよりひらけたものにするか
とじた物にあらためるかを決めることになるんでないかと思う。
EUとかのさらに行き来自由なフリーな物か
日本というポジションを守って鎖国的にするか
でもアタシはいろんな紆余曲折をへて前者になっていくような気がする
国境を越えるという事が緊張を伴うものから
テーマパークのパスポートくらいに軽やかな物になるってことは
同時に強烈な個性とか味ってものが薄れていく物なのかもしれない。
この前、中村センセイと赤ワインでべろべろになりながら
「これから30年は世界の過渡期よ、今この時代にうまれている
人たちってのはあえてそれを経験するためにやってきたのよ
楽しまなくちゃ〜」「あはは〜壮大っすね〜」なんて
やってきたけど、本当にそうなのかもね。
争いも多いし、心の痛い話も多いが、古い価値観も
新しい未来も感じる物も一緒くたに存在出来ているって現代の
この状況は二度と経験出来ない奇跡かもしれない。
じゃこれから生きるためにアタシたちがやることてのは
何かというと、
その信じている価値観は本当に正しいのか常に自問自答することと
自分なりの尺度でバランスをとった生活をすることと
あと、対話できる力を身につける事だよね。
できたら対話の結果を先を見据えた結論で折り合う事。
アタシこういうとき音楽で考えるんだけど、
音楽のデータ化なんてわかりやすいじゃない。
アタシはノスタルジックな人間だから、まだCDショップで
お宝探しにこだわりたいし、その美学を語りたいけど
もう高音質データなんてのも販売され出しているわけでさ
もうデータが主流になるってのは明らかなわけよ
そうなるとituneカード買って時代に追いつくか
やっぱ駄目ならCDにこだわろうかとかウジウジするんだけど
そういう自問自答があらゆる物に必要な時代ってことなのよ要は。
あと、これからの日本の政治を変えようとする50代以降の
オトナたちによくも悪くも自分たちの正直な実態を伝える事だろうか。
聞く耳を持つ人には尚更。
あと、自分がそういうリーダーシップがなくても落ち込む必要はない
未来を感じる人を支持するだけでいいの。
何千万部と売れる漫画家も一人一人の出した数百円の売上と
口コミとかで広がっていくんだから。
こうやって、未来を話すと、人類滅亡論ってのも出るけど
アタシが思うにそれは、過剰な防衛本能だと思うし、極論過ぎる。
確かに何が起きるか分からない世界だし
東北の津波の被害写真みたら皆死んじゃったんだって感じてしまうくらい
ショッキングだったけど今も住んで生きている人がいるし
放射能で福島は危険だと言ってる裏で
その放射能の影響を食い止めようと研究を続けている科学者がいる
そういう人たちの話を聞かず、一方的に何かを遮断しては
いけないと思う今日この頃。
皆さんはこの先の20年、どんな未来を描くのでしょうね。
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