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2013年12月 3日 (火)

平成生まれと酒をたしなむ

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昨日は人生初の試みで新宿末廣亭で校外学習として
学生たちと寄席をみてきました。

遅刻者はいたものの大きな混乱もなく終了。

12時半くらいからみていたんですが
なんか後半に入るにつれ
演目が分かりやすいものになっていったんですよね。

「今日は平日なのに超満員じゃないすか!」
なんて話を振りながらチロチロ噺家さんがこっちを
みてくるんで楽屋裏で

「師匠、今日は若い子が多いっす」
「マジか!?」
なんて引き上げた前座さんが真打ちに話して
ネタが変わっていたんじゃないかと邪推するくらいでした。

今後もありか無しかは彼らの提出するアンケート次第ですね。

さて、その後は時間のある学生と飲み会です。
二手に分かれて座ったんですが
いや、あれです、会話の最初から(講師の)
自分がここまで空気になるって場を久々に体験しました。

面食らったということは
ちょっと日常的に持ち上げられすぎてるのかもしれないっすね
そんな自分の嫌らしい一面と向き合いつつ

でも、これは平成生まれ八割の現場の本音を聞くチャンスだね!
と会話に耳を傾けて学ぶ事にしました。

いや、得るものはすごくあった!

年齢差のある恋愛、セクシャルマイノリティなんて日常、
お隣の国への嫌悪感ってのも実に薄いかもしれない。
そして噺家がぞっとするほど冷徹で的を得た今日の寄席への感想。

「ねえ、あの人本当に面白かった?
リアクションばっかりで中身を感じなかったけど?」
とかさらっと出てきちゃう。

アタシに万が一子供が出来て産休を取った場合に
1年空くブランクから復帰できるのかとか現実的に心配してくれたし。

桑沢が生き残るのにもっと○○が必要では?
なんてシビアな話もでる。

もの凄くオトナな意見や分析ができるのに
自分が思ったより未成熟なことが今の彼らの苛立ちなんじゃないかって思った。
松崎くん、若者なんていつもそうだよと言われちゃうかもしれないけど
その度合いとニュアンスがなんか違うんだよなあ。

なんつーか、プロ野球チームみたいなノリなんだ。
高校生の主張、とか大学生の主張、とかじゃなくて
同じ時代のユニフォームをきている一団の感じなの。

個人の生活スタイルがバラバラなのを前提で話をしてる空気が
一方でとてもリベラルだった。
いいよ、平成生まれの本音の世界!

自分が話の中心になるなんて
ちょっと認められてる自分?みたいな満足感があるだけで
得るものは対してないなと勉強になりました。

そのあとも10人くらいと二軒目に行き飲みすぎて帰宅。

二軒目でテンションあげすぎて
「おっしゃっ!鑑定はできないけどよー
東京大神宮さまにお告げ聞いてみたい奴ら手をあげい!」
とか調子ぶっこいた馬鹿はアタシです(夫に失格巫女といわれた)

楽しかったなあ。
楽し過ぎて若者の中に一人だけ常に混ざってる
若者ぶったイタいオトナになりそうです。

あ、ちなみに噺家さんとお笑いさんにお伝えしたいのですが
「あの人師匠の話っていいながら、BUZZツイートのお笑いネタ
使ったよねー引くわー」
という真剣な意見を聞きました。
たまたま被った説も否定出来ませんが

ネット上のお笑いネタをパクる(出所を言わずアレンジする)のは
100%バレるみたいなんで絶対にやめたほうがいいと思います。
ちなみに古典落語の支持率は高かったですよ。

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