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2013年12月16日 (月)

言ってあげたい、でも言えない。

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若い人にマナーを教えるとか注意するってのが
大勢の前で話すのと同じくらい苦手なのです。
職業柄、理不尽な発言は言う前に耐える癖がある。
「君は良い子でいたいだけ」
って言われても仕方がないけれど
自分だってまだまだ完璧な人間ではなく
まあ、半年とか年に数回の付き合いじゃない?
と思っていたら
これがどういうわけかとっても懐かれてしまったりして
それに耐えきれなくなってしまい、いよいよ

「あのさあ」

などと話し出すもののこれが上手くいかない
随分と上からものを言ってしまったりしてため息をつきます。
アタシの怒っていたあのオトナも、このオトナも
皆こうやって上手くいかなかっただけなのかもと
気づき出す30代半ば。

若者にキャンプファイヤーを前に語りかけたい
君らは自分が思っているより完璧ではない自分が嫌かもしれないが
それ故にひきこもるのかもしれないが
しかし、オトナはその自分の不完全と向き合ってもいるのだよとね。

さて昨日はついに日頃の不眠を解消すべく
ベッドを買いにいきました。
いくつか見て回った店舗の一人の店員さんが超熱心だったけど
残念なくらいワキガでした。

夫に至っては途中から
「オウ・・・俺も真夏に1日動き回ったらありかもしれないが
冬にこのクオリティとは尋常ではない・・・」
などと戦闘力を計り始める始末

「すごいよ、離れたあのコーナーから彼の存在が感知出来る!!」
とかはしゃいでいる夫の横で

「誰もが好んでああなっているのではない!!」
と必死に説明に集中しようとするのですが
やっぱり人間愛を心にかかげながら
ベッドの説明をきくのはスゴい労力です。

結局その店からはベッドを買えませんでした。

言ってあげたい、でもいえない、
世の中は葛藤の連続です。

脇と歯並びは、自分が気になった時点で治療すべきですよ
これは心から提言したい(ワキには毛の処理も含まれる)
周りにはどう思われるかな?
と動作の一瞬一瞬で気にすることがどんだけハートにロスを
かけているか治した瞬間にわかります。

そんななかついに、ベースを貸してくれるなら遊びの範疇で
やるといってくれる人があらわれました。
久々に「お願いしようかな」と思いはじめています。

とりあえずは、そのベースがいるという状態が何か
先の展望をみせてくれるかもしれない。
夫が到達した楽しんで音楽をやる
という境地に自分もいけるかもしれない。

もう正直10年以上、
「あなたはきっと世に出る」とキラキラした目で宣告されたり
卒業生に「先生の事はきっと自分がフィーチャーします」
などと言われてしまうとおお、とかなって
なんだかゲームをしたりリラックスしてる自分が
努力を怠る罪人に思えたり

自分はどうして伝わらないんだとぶつけどころのない
怒りにさいなまれたりして安住しなかった精神ですが

結局その焦りや失望が何か健全なものを
生んでる訳ではないですからね。
最近はそんなことを考えます。





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