背負ってんじゃねえよ、愛してるんだよという話。
昨日は結局19時近くなってやっと胸のもやもやは解消。
でもキックなのか仕事なのかアートなのか
優先順位を全くつけられないまま鑑定の仕事してたアタシに
とある年上のお客さんからたまたま
「あああ・・・先生よかった・・・・また来ますね」
と笑顔で言われ時にバシッと
仕事>ムエタイに戻りました。
や、やっぱね食いぶ・・・いや、
こんな風に言ってくれる人のまえから
体調管理が出来ませんでした〜ぽっくり!
とか出来ないなアタシ、浅はか。
しかし夫は胸を抑えながらご飯食べるアタシに
「セバスよ・・・アタシが死んだら後は猫を頼むぜ・・・うう・・・」
などと言われていたのでこれを聞いても感動というよりは
釈然としない顔をしていました。
先日飲み屋にベーススカウトにいったときに
他にもいくつかアドバイスをもらってその中に
「その、何か背負う癖やめたら?〜のためって言葉が
あまりにも多すぎるよ」
という指摘をうけました。
アートに関しては既にS池の弁天さまに似たような事を
言われたんですが一方で
果たしてアタシは本当に背負っているんだろうかと考えたんですね。
で、分かんなくなったからジョーストラマーのDVD観たの。
したら答えが出たんですよね
自分は背負ってるんじゃない、愛してるんだって。
「ために」は「あなたに」なんです。
インディースのライブってのはやっぱり
見に来る人にとってはかなりハードルが高いものだって思うんです
目当ての人を30分だけ観るために1500円とか2000円払おうって
簡単には思えない、自分の企画やワンマンなら別、
でもブッキングライブってのは不可避なとこあるじゃないですか
対バンのレベルや雰囲気ってやつを。
その30分で満足させるために自分を高めろって言いたい人もいるっしょ?
でもそれはライブハウスって文化を考えたら正しいことと思えなかった。
だいたいアタシはライブ中に「のってるかー?」とか
言うタイプじゃない、なんというかステージ上で自分と闘いきって
シロになって終わりで、もし何かを観た人に与えられるとしたら
パンツをみせたことによる熟女好きのずりネタか
「自分も何かできるかも」という思いくらいのものですもん。
自分の経験で考えた時、ドキドキして地下の階段降りて
目当ての人みて「わあっ」てなったあと、何か新しい出会いがあったり
交流があった時にアタシはすごく楽しかったの。
アタシは自分が好きだったものや希望や勇気をもらったことを
自分なりに継承したかった。
アタシがミッシェルに今でもこだわるのはそのラストライブでの
客がそんな感じだったから。
彼らはメジャーでステージで音をならしただけなのに
アタシには今でも繋がってる友達ができた、これは何なんだと思ってる。
ジョーストラマーのDVDみてるとアタシはクラッシュのメンツの友情に
感動するの。同じくらいランシドでティムがジャンキーになったときに
マットが救った話に感動するの、ヒロトとマーシーの間にあるもの
にも感動する。
多分アタシは「どこに出してもおかしくない子」ってパッケージされて
どっか一線置いてクラスメートに接触されてるのを肌で感じた
思春期の疎外感と孤独感をいまだにひきづっているんだよね。
だから勇気を出してやってきた子に
感情移入して仲間を紹介したりしてしまう。
ここだけは楽園にしたいと全力を注いでしまう。
あたしにとっての夢今はその極北で。
と、同時にバンドメンバーの絆ってやつにとても憧れる。
夫はそんなキレイなもんじゃないよというけど
その信頼を感じるなここはーというバンドのライブを観ると
目がキラキラしてしまう。
上手いとか下手とかじゃないとこで繋がってる感じが特に。
売れたいですか?という言葉にアタシが答えられなかったのは
やっぱりそこに意識がなかったからなんだと思う。
右を観て、後ろを観て、よしっと信頼を感じて
前にいる大量の観客の顔をみる
という瞬間と売れるってことは一緒のはずなのに
アタシの中では何かが違ったんだよ、決定的に。
今の占いの常連さんには近いものを感じる。
アタシは良く喋る占い師だ、そしてそれは
大抵において良くない、客のカタルシスを奪うから。
でもアタシの欠点を承知の上でくる客がいる、
そこには愛があるんだと思っていて、アタシはそれを
分かっているというかわりに「ために」という3文字を使う。
素直じゃないけど、誰もがキヨシローのように
愛し合ってるかい?なんて言えないもんだよ。
クラッシュがクラッシュになった経緯に憧れたアタシは
同時にフロッキンモリーの結成の経緯観てやっぱ正しいと思ったから
ステージでやってる姿を見せる事に固執している
で、実際のところ共演のバンドに対して
「くだらないバンドなど、アタシがギター1本で叩き潰してくれるわっ!」
と思ってステージにあがる。
はっきり言ってただの嫉妬なんだよね、でも、変にくすぶるよりは
エネルギーに代えてぶつけるほうがアタシには性に合っている。
でも信じているんだ、
クラッシュ解散してくすぶってたジョーストラマーがメスカレロスで復活して
そのとあるライブ中にミックがステージに飛び込んでくるって
胸熱のシーンがあるんだけども、
弾くのを止めなければアタシにも
50歳くらいになった時にぴょんってステージに謎のベーシストが
飛び乗ってきて、アタシにそういう繋がりを感じる一瞬を
5分ぐらい、貰えるんじゃないかと思うんだ。
って話を夫にしたら、これもこの前言ったの?ていうから
うんにゃ、今気づいたんだもんって返したらため息つかれた。
でもまあ、人生てこんなもんか。
その奇跡を信じてこれからも、出来る事をやり
納得出来る生き方をしようと思います。
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ちょっとお知らせ
来週金曜日 15日 東中野music shed YES
ピート七福企画でライブ イベント19時からスタート
出順未定
来月12/29(日)年末恒例の異業種交流会
幡ヶ谷ジャンクション 参加費2000円+ドリンク各自
12/13(金)今年最終、夢よりも今を語れ 第32夜
http://www.yumeima.com
幡ヶ谷はぼちぼち参加者集まっておりますが
ほかも参加者お待ちしております。
あ、ついでにご指摘があったので
ディーバダッタムーン(店)のアドレス
http://www.devadattamoon.com
宜しくお願いします。
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