梅佳代展にいく
5/5のこどもの日、夫と梅佳代展にいきました。
なんかんだオフィス街っぽいし、現代美術よりの展示だから
並ばずにいけるかな
という思惑的中。
展示は作品展が多そうだったのでその後の予定を
白紙の状態で出かけたんですが構成がすっきりしてるのと
分類がしやすかったせいか意外とあっさりみられました。
仕事帰りに立ち寄っていいものみたな♪と
思うのに最適かな。
会場内では「うふふ」などのクスリ笑いが続出。
でも解説によると本人は至って真面目に写真とってる
らしいですよ。
アタシはじっくりみられるよう狭くスペースを区切った
じいちゃんさま
のコーナーが特に好きでした。
最初のほうで女子中学生を扱った学生時代のシリーズが
あるのですが(股間に大根を挟ませたりブラを被せるなど
とてもセクシャルなシリーズ)
これをみたときに「あ、彼女は現代美術家のような
シャープで問題提起するような作風で闘いたかった時期もあるんだな」
と思いました。
でも部屋の壁に貼ってある阪神タイガースのポスターで
妙な日常感が出ちゃったりどっかがホンワカしてしまう
アラーキーの写真には被写体との間に
彼の世界で表現される喜びであるとか
世界に連れて行かれる背徳の気分とかモードがあるのだけど
梅佳代の被写体の女子中学生には
彼女の表現世界の材料になるというよりも
大好きな梅佳代に撮られるという喜びと目立ちたい気持ち
みたいなのが出てるんだよなとおもいました。
彼女が解説文で話していたように
彼女はやはり自分で世界をつくりこんで表現する写真家ではなく
彼女が広めたいとか見せたい、記録にとどめたい
という日常をきりとってのこしていく報道タイプの人なんだなと思いました。
写真は会場でてすぐ「男子」シリーズに影響された単純な夫。
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