punkspringとノーエフ
weezer狙いで行ったのに
NOFXにやられて帰ってきたよ。
何だろう、SEもなくこの芸歴30年のおじさん達は
だらだら入ってきて喋りながらいきなり演奏した。
うしろの幕は必要最低限の小ささで
遠くからみるとバックにステッカー一枚が
無造作に貼り付けられてる感じ。
しかもギターとベースの二人は自分からファットマイクと名乗ってしまうくらい
体格が良くてオフは下はトランクスで歯磨きして
マックとか食ってそうなおじさんたちでさ
でもなんか…許しのオーラを感じる訳。
たとえると落ち込んで飲み屋に入ったら
その店のカウンターに座って競馬新聞読んでるおじさんが
やたら人生悟った感じで励ましてくれて
元気出すよなそんな気分でさ。
とにかく身体が動いてしまうもんで
ズルズルと近寄ってしまうのよ
ズルズルと近づきながら突然アタシは気付いたの
パンクロックとは軌道を外れた流れ星が
それでも燃え落ちるまで見守ってくれる人がいると
信じて進むための音楽なのだと
「俺らを知らなくていいから一緒に歌おう!」
「年齢はバラバラで良いからハートで繋がろう!」
彼らに至るまでにステージから投げかけられた言葉は
ファッションではなくてそれ故に
涙腺が緩んだりしたんだけど
その理由はこれなんだなとアタシは勝手に合点した。
それだけでなくNOFXが様々な音楽を
柔軟に吸収したパンクバンドだという
素晴らしさも充分あるんだけどね。
こうして3月は幸せに終わる。
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