求めるもの。
あrう
頭の中でデス・ディスコがループしている
白鳥の湖のリフを何度も確かめている
それと同じように年に一度は聞かれる質問を考える
「あなたは売れたいのですか?」もしくは
「売れたくないのですか?」
売れたいと答える、常識的に。
買えるもんならバーキンがほしい。
それを持つと今まで関わって来たお客さんを思い出すような。
この仕事をしている日々をカタチに残したい。
ステイタスというよりもモニュメントとしての役割で。
ぼろぼろになるまで使って
何度も直して
でもある日捨ててしまうかもしれない
新しい何かをはじめるために
でもそのエルメスよりも
ゴパン買ったら夫は喜んでくれるかな?
とか
炭酸水自動作成器の方がいいんちゃう?
という思いが先にたってしまうのだが。
目下、正しいはずなのに何かチリチリする違和感に
ついて考えていた
しかし、答えがわかった。
アタシはアタシでありたい。
アタシであるためにこれを仕事とし
その力をつかって
そして表現活動をする
お客さんがたくさんくるのと
店のお客さんがイベントに来てくれるのとどっちが嬉しい?
といえばごめんなさい後者だ。
アタシがアタシであるためにやってることに
興味をもってくれることは奇跡である。
同じ時代に同じ人間として生きているという喜びをくれる
ここまで
アタシにとって嘘が無いものを作って来た
リアリティを大事にしてきた
人気が出たら嬉しいけれど
周りの理解があるかないかは時代と運によるものだから
そっからズレたり追いつかないなら仕方ないと思ってきた
たぶんそこはあらゆる分野において変わっていない
版画家時代からの癖だ
いつも目を覚まさせるのはパンクの人だ
いや、もっと言うと自分であるために何かをしている人だ。
ありがとう、その背中にいいたい。
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