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2013年2月10日 (日)

夢今の出演者の集め方。


最近まーくんはミッチによく殴られています。
と、いうのもすぐ彼が彼女のお尻の匂いを嗅ごうとするからです。
嫌がって逃げると本気で追いかけて部屋にはミッチの叫び声がこだま。
なんかミッチ、避妊手術してから喧嘩が増えました。

そんなミッチはその一年前からマーくんにおいかけられてる
スッちゃんに勝手な親近感があるようで
マーくんがスッちゃんとこに走っていこうとすると
待ち構えて猫パンチして止めたりしています。

女の友情?まだ一方通行ですが。
しかしよう、人間年齢4歳の幼女追い回す16歳、
マサカドよお前はほんとにもう・・・

さて、そんな仲間作りが苦手なまーくんに向ける訳ではないですが
夢今のこれまでの人集めの話を。

夢今は参加したい人は自己表明すれば誰でも参加出来る
というのが売りのイベントですが、一回目は認知度も
ないのでそうはいきません。

それでブログで告知をすることにしたのですが
よくイベントを考案するとまず飲み会でもなんでも
参加者ゼロから公表してしまうじゃないですか。
アタシは24歳くらいから異業種交流の飲み会など
人の集まる場所をどう作るか試行錯誤してきたのですが
アタシはこのいきなり全公開が集まりの失敗の元だと
気づいてやめました。

こういう応募企画をやるとですね、自分は何の苦労もしないのに
とりあえず乗っかって以降デカイ顔をしようとする
調子いい奴が出てくるんですよ!!!!!!
ちゃんと話したの三言くらいなのに「俺らマブダチ」みたいにいう人が!
何もしてないのに「ここは俺の会」みたいな。

このタイプだけは絶対にいれてはいけません。
特に一歩引きがちな女子オーガナイザーには警告します。

シリーズ物の集まりの一回目というのはもの凄く大切なんです。
参加者でそのイベントの色が出ます。
だから非情だと思ってもズルをしろとアタシはいいたい。
具体的なことをいうとアタシは第一回目は告知前に全体の六割を
決めてました。
この人だったら趣旨をわかってくれる、この人だったら会がいい空気になる
そういう絶対的精神的拠り所になる人たちに先にメールを打って
安心出来る参加者で基盤を埋めたのです。

なのでその後ブログから来てくれた人たちにも
安心して向き合う事ができました。
イベントの初期は本当に草の根告知が大事ですが
常に趣旨を分かってくれるかとか、分かってなくても
この人が入ったらいい色合いに変わるかなとか考えます。

そしていい雰囲気で会が出来れば必ずリピーターは出来ます。
で、今度はこのリピーターさんたちと繋がりが出来そうな人は?
みたいに今の空気をより発展させてくれそうな人を吟味して声をかけます。
夢今最初の1、2年くらいはこんな感じでした。
勿論観に来てくれた人で興味を持った人を受け入れたり
人の紹介も受け入れるんですが最初は紹介はなかなかないですから。

と、同時に3〜5回お誘いしても応答無い人は切る勇気も欲しいところ。
あと、やたら自分のワンマンショーみたく要求を突きつけてくる
出演者もアウトにしたほうがいいです。
こういう事を強気で出来るようになるには、携帯の中に
音楽仲間のアドレスが30-50人分くらいは必要かと思います。
アタシは一年半、滅茶苦茶ライブやりまくった結果、
この人脈が最大の財産になりました。

きっかけは自分の初ライブ企画にとあるバンドを呼んだんですが
そのバンドのファンがですね、主催のアタシのステージをみてくれずに
バーカウンターでどんちゃん騒ぎをしてたんです。
それがサイコーに悔しくて、なめられないためにアタシはとりあえず
ライブ100本という実績をつけることにしたんですよね。
あの悔しさは今じゃいいきっかけ。

ちなみにアタシがライブハウスで音楽仲間をつくるやり方ってのが
決まってましてね。
最初だけ挨拶したら後は自分のステージが終わるまで喋らない。
基本殺気立たせるか無関心を貫きます。
で、全ライブをみてから良かった人に今度は笑顔で声をかけにいきます。

最初から僕らはみんな音楽仲間〜みたいな接し方をしてくる人は
駄目な馴れ合いになる率が高いので注意です。
でも、幸いアタシはブログがいい感じに効いてくれてまして
ブログ読んで楽しみにしてた、と最初から話しかけてくれた人には
ちょっとガードが緩めでした。こっちがどういう人間か知った上でしょうから。
ポイントはお互いのパフォーマンスに多少のレスペクトを持てる人
とだけ連絡先を交換する事が大事です。
自分がそうでもないと思った人からは出来るだけ逃げる、そんでも
ブログとか読まれたり、ライブに通われたら考えてみる、そんぐらいで
いいと思います。

ちなみに、こっちは大好きだけど相手はそうでもない場合は
アタシは潔く自分のポジションをファンにしてました。
呼ぶ時は下駄を履かせて・・・ノーノルマとか。
自分からは基本ライブを観にいくだけ。
で、相手が打ち解けてくれたらそこで初めて交渉です。

イベントの初期には歌心ゲストという枠があったんですが
そういう上記の感じの人や、夢今でてよって言うだけじゃ駄目で
出てくれたら良さに気づいてくれそうな人をそうやって呼んでました。

でも三年目くらいから、出演者の質がぐんとあがったし
二つ先の夢今の募集枠まで締め切りになってた位だったので
歌心ゲスト制度は中止しました。
でも、ごく稀にレーベル所属してる人とか呼ぶのにゲスト召喚
しましたがなんかちょっと会の空気が浮いちゃうんですよね。

なんというか夢今の完成度とはすなわち、一般人をつかってつくる
映画みたいなもので。
変に商業っぽいことすると良さが崩れちゃうのですよ。

あ、どんなに良くても呼ぶのに注意しなきゃいけない人もいます。
バンドのギターボーカル
やけに身内のファンが多い人
この二つは自分の出番が終わるとお客さんが
他の人を見ないでごっそり帰ったりして
あとの出演者のモチベーションを下げまくる可能性が高いので注意。
バンドもノルマをはらうために、ヤタラメッタラ人をかき集めるのに
夢中になってその人たちをつなぎ止めるのに外にとっとと
おしゃべりにでたりして、ファンにも音楽を楽しむという姿勢が
育たず、ひたすらインディースの成長をデストロイしますから。
(ひどいと会場でそのままアーティストを無視して喋るからね!)
こういう人たちはですね、素早く敏速にメジャーに挑戦してほしいです。

そんでも、本人に音楽やイベントを楽しむ素養があって
そういうのが伝えられ、また好きな仲間をもっているひとは別ですよ。

でもそういうデストロイヤーでも出順次第では良い会にできます。
この話はまた別な時にでも。

ちなみに!

あのアタシを怒らせライブ行脚に駆り立てたバーカウンターで
騒いでいた男、カズキックっていうんですよ!!!
そう、つまり、現在のアタシの夫です。

いやほんと、運命って不思議なものですな。

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