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2013年1月30日 (水)

すみれのはななんとやら

すみれのはななんとやら
先日母が地元のワイズマートで当選し二ヶ月前から楽しみにしていた
東京宝塚の公演にいってきました。風邪ッピキでお客も
少ないところに丁度入り込むこのタイミングの良さに感謝。

宝塚といえばベルサイユのばらと思っていたアタクシですが
最近の公演はびっくりでございますよ、じゃん!
すみれのはななんとやら
ついに男役はジョージ・クルーニーも十八番に
「オーシャンズ11 」

すみれのはななんとやら
ついに手塚治虫も掌中に、ブラックジャック!!
とまあ飽くなきチャレンジが続いております。

ひととおり観劇して思ったのですが
つくづく宝塚の芝居というのは女性による女性を元気にする
演目という言葉につきると思います。

この日の三本立ての真ん中の芝居では、貴族のカップルが
婚礼前に大げんかして別れそうになるけど結局和解という
ストーリーだったのですが主人公の貴族曰く
「僕は誰かのいいなりになる女性よりも自分の意見を
もつ素敵なアナタが好きだ、ともにあの星を目指し、星が見えぬときは
互いの心の光をたよりに生きよう」
というのですが、(すごい台詞)

実際問題男のお客さんと
「先生、俺マジで妻と別れたいです、何言っても反抗してきて疲れます」
「まーまー落ち着いて、まずは愚痴からききますか?タバコいっときます?」
なんて会話をしている自分としてはマジこの価値観あり得ねえ
こんな男いたら絶滅危惧種だ、と思うばかりか
男が皆こういうものだと思ってしまったらむしろ少子化に
拍車がかかるんじゃねえかともの凄く心配になるのですが、

いいのです、だって宝塚はそういう理想の男をこの時間だけ夢見て
夢想してきゅんきゅんする場なのです。
だから宝塚は愛にやさぐれた女か、愛を忘れた女か
女心がよくわからん男が女性心理を研究するために
紛れ込むのがベストと思います。

この文字に起こすともの凄い破壊力があるこの台詞も
不思議と聞けるのはバンドの生演奏と劇場の魔力、そしてトップスターの
演技力なのであります。

宝塚公演も正規料金で入ればかなり高いはずですが
この価格を支えているのは音楽学校での下積み、演技力、伝統
そういう絶対に外れはありませんという安心感でおしだせる価格ですよね
ステージと料金の関係を考える良いきっかけになりました。

あと、最近の宝塚は公演で気に入った曲をその場でダウンロードして
CD−Rに焼いて購入出来るシステムがあるんですよ!!
これ本当に面白い!ライブハウスでやればいいのに!!

でも宝塚観るのも三度目となるとやっぱり醍醐味はラストのレビューだな
と思ったりするのです。早速男役トップスターが大階段の真ん中に出てくると

キタキタキタキター!!!

と思ってしまいます。日常では紅白でサブちゃんか山本譲二のときしか
体験出来ない高揚感ですよこれは。
キラキラのミラーボールもド派手なスーツもラメの衣装、
一歩間違うと場末のキャバレーになるのが素敵に見えるのは何故でしょうか。
いや、場末のキャバレーが中途半端に宝塚を取り入れてしくじっているのか。
少なくとも、スク水に網タイツに鳥の羽つけて一列になって
足をあげるなんてのがショーとして成立しているのが素晴らしい。
これ、どっかの小劇場でやったら
「おかあさんはアナタをダチョウにするために育てた訳ではありません」
と泣かれてしまうかもしれないです。

ちなみに宝塚ではおいしいとこを
全部持っていくのが男役トップスターでその相手をぜんぶやる女役が
娘役トップスターです。
ちなみに男役スターは中性性を極めた証にレビューの最後にはクジャクに
なります。これは観れば意味がわかります。

でも宝塚の男役ってのは、認識的には男役という性ですよね。
別なたとえでいけば
女子プロレスで神取忍に期待するものに近いと思うんですが。
(神取のすごさはここに女だけでなく男も憧れる何かが上乗せされてるとこ)
男が取り落とす、こうあってほしい何かを埋める夢の影というか。
レビューの途中でウッ!とかハッ!といいながら腰を振ったりされると
プレスリーみたいな感じに見えるし、きれいだなと思うんですが
でも抱かれたいとこまではいかない、でも満足しちゃうしクセになる
いや、抱かれたいと思わないのはアタシが公演の合間に
「なんだかんだこの人たち全員月に一回は生理くるんだよなあ・・・」
とか考えてしまう人間だからかもしれませんが。

彼氏がさー、ここでフォローしてくんない訳よ
そういうときはこう返されたいよね
そうそうそうそう!
という会話の補完を舞台というカタチで昇華しているというか。
そういう意味ではやっぱ宝塚という存在は面白いと思います。

今この補完を別ジャンルで一手に引き受けているのが
ストロベリーナイトというドラマで姫川を慕う菊田という役どころだと
思うのですが、映画でその幻想がぶっ壊されるみたいですが
あのシリーズ超恋愛の書き方が現実路線みたいですね。
ウェブであらすじロムるだけじゃなく小説読んでみようかな。
すみれのはななんとやら

ちなみに外では出待ちのファンとタカラジェンヌが交流する光景も。
ファンの役者さんのイメージカラーを身につけて一時間近く
寒空の下で待つファンは本当にすごかったです。
(アタシは風邪が悪化するので、近くの無印カフェから観察していた)

しかし残念ながら帰宅して早速男役トップスターの真似を夫にしたら
「はいはいはいはいはい」
と止められてしまいました。
そろそろこの文化を夫に見せて感想を聞きたいなあ
と思う今日この頃です。

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