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2013年1月23日 (水)

月曜日のこととそのまわりで思った事。

月曜日のこと。
月曜日は久しぶりの桑沢授業。
冒頭に今回は私が作品をコレクションさせていただいている
佐藤秀政氏にレクチャーをしてもらいました。

もうすぐ個展と、あと奥様の出産が控えている中で
二つ返事で来てくれて本当に嬉しかったです。
何故彼にお願いしたかというと、彼は会社員としてイラスト会社に
つとめ、管理職をしながらアート活動をしている強者なのです。

アート活動の継続=アルバイト暮らし
という考えを壊してくれる人の方が未来を描きやすいかな
と考えての事だったんですが自分の作品の話にとどまらず
就職課くらい話してくれました。

アートのマーケティングで生きていくためにそのルールに
乗っ取って作品を作る事が自分のやりたい事ではなかったし
将来像を考えた時に30歳過ぎたらやっぱり後輩に
奢れるような大人になっていたかったので
当時油画科では珍しかったけれど半年を費やして就職活動をした
という彼の言葉はシンプルですが強かった。
もっと言ってやってくれと思ったアタシ。

学生に、「自分の心の要求に従ってやりたい事をやる」ということ
を今就職活動をしている姿を肯定しつつ背中を押したかった
というアタシの気持ちは届いてくれただろうか・・・

月曜日のこと。
レクチャーの後は冬休み中取り組んでもらった
消しゴム判でのご利益スタンプの講評。
30人を5人ずつ3組にわけ、説明無しの状態で
あてがわれた5つの作品のクオリティーを評価させるという
趣向でして、ヒデマくんも一緒に講評に加わってもらいました。

授業後に彼とお茶に付き合ってもらったんだけど
気になる点を聞いたら「うーん技術力?」と言ってました。
あとは採用担当としての経験から話も聞いたら
やっぱり「最近は絵が好きだからここ受けたいと思って」という
動機を述べる子が多いようです。

絵が好きでそれで食べていきたくて学校に入って卒業する子は
毎年腐るほどいる、という現実を頭に入れてプレゼンする事が
出来ないというのはやっぱ競争意識に晒されることが
少ないからなんだろうなあ・・・・

別に受験相手を蹴落とす意識をもてとは言わん
その代わりに、「私はこういう事がやりたい人間なんで、こういう
意識をもった人と働きたくて」とせめて屈託なくいえる
ようになればいいと思うのです。

ヒデマくんも言ってたけど、結局人の採用なんて
「誰と一緒に働きたいか」なのですよ。
一緒に働いたら楽しそうだなというイメージを持ってもらいやすい
平均値がリクルートスーツなのだ、という認識になったら
だいぶ楽になると思うんだけど。

技術力についてはゲストで呼んだ人たちに
毎年一回は言われるのですよ、どうしたらいいんですかね
アタシも技術力がないアーティストなんでそこは
強く言えないけど、完成度を出そうとする自分の作品に対する
こだわりや愛情が年々欠けてますよね。
「ここもっとこうしたらいいじゃない」というと
「ですよね〜わかってたんすけど」って返事が年々増えていくのだけは
駄目だろ君たちおい、とは思う。

でも、競争意識が少ない事はのびのびさせられる可能性も
あるわけで、そうなってくると、遅咲きのアーティストが
生まれやすいように適当画塾とかどんどんやってみたく
なってくるのです。

ちなみにアタシはヒデマくんと話していて
彼ほどかけないけど、血の通った線をひいてみたいな
と思ったりしました。これはアタシ個人にとってよかった事。
月曜日のこと。
帰宅後は夫の職場のソムリエさんがおすすめの店
バロッサで食事。
ここのソムリエさんのオーストラリアワインのセレクトは確か。
土用の魔法がいい感じに炸裂した日でした。

最近は大島渚監督の死であったり
アルジェの人質事件だったりに心をだいぶ揺さぶられてしまいました。

自分の大学の卒制で愛のコリーダを扱った時に
ご許可申請の手紙を出したら小山明子さんが(代筆?)
ハガキをくださって励まされたこととか思い出し
監督と奥様にどんな言葉で向かい合えばと考えたのですが
やはり、「ありがとうございました」なんだろうなと思いました。

アルジェリアの人質事件は犠牲者の方が
自分の親の世代のお客様とかぶったりして
「ゆくゆくは世界に貢献出来る仕事をしたいんです。」
と目を輝かせて語ってくださるお客様の事とか思い出してしまい
なんだか他人事に思えず。

匿名報道の是非などをツイートなどで追っているのですが
私は会社からは言わず、遺族で話したい方が話す
というスタンスを1度定着させてみてはと思います。

年を追う毎に民間の人があらゆるカタチで発信者になりつつある
昨今、心の整理がついてからご遺族の方が
その件に触れても時間は待ってくれるであろうと思います。

占い師という立場でいえば、死んだ人の名前が直後に分かる事が
世の中に対する宿命でも意味がある訳でもないのだから。

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