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2012年11月 4日 (日)

信長のシェフ

信長のシェフ
話はかわりまして、夫が最近ネットで紹介された一コマをみて
一目惚れして一気買いしたマンガがありました。
「信長のシェフ」です。
四巻まで夫が買ったのにアタシが一巻足して
今のところ全巻コンプリート。

ストーリーは単純に現代からタイムスリップしてきた
西洋料理の料理人、ケンが、信長に召し抱えられて料理する
というシンプルな話です。

この本のどっかの巻末に
その時にある食材で最高の料理を作れるのが料理人
という言葉が書いてあったのですが
なるほど、いつもレシピ本と冷蔵庫を見比べて
「あ、この野菜足りないや
でも買いにいくの面倒くさ、やめよ」
と言っていたアタシに料理の才能がないのは分かりました。

結局、得意なジャンルとは
極限の状態でも勝負出来るポジティブさが発揮出来るジャンル
ってことなんでしょうね。

しかしこのケンは、時代に掟破りの料理をつくるから
気に入られているだけではなく、信長は彼の機転に
惚れているように感じます。

戦を終わらせる料理
暗に裏切りを承認させる料理
生き残れと諭す料理
絆を深める料理・・・

食べる人間の状況や関係や感情を見極めながら
作る彼の料理は「声」であり「武器」。
つくって終わり、ではなく
つくった先をみせる。
そういう側面を極限でみせ考えさせる点で
このマンガなかなかに傑作です。

あと面白かったのは
昔タイムスリップものというと
主人公はその時代の人と協力しながらも
自分のいた現代に帰ろうともがくものだったのですが
このマンガの主人公ケンは
「戻れる宛もないしこの時代の人と楽しくいきよっかな」
という、ドラえもんっぽい「置かれた状況至上主義」
な考え方をするところですかね。
「時代かなあ・・・」と思いました。

それは不況や震災後の今だからよぎる
昔はよかった感なのか
情報が飽和した中に生きるアタシたちなりの
自分が精神的に生きるのに好きな時代を選びたいという
気持ちなのか。

うーん早く6巻が読みたいです。

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