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2012年2月 6日 (月)

ファッション雑誌で今更のショック。


今日は結婚式あげたての佐藤秀政くんの展示初日へ。

髪の重さに全ての感情を語らせたような作品は
徐々に新たなる展開にシフト、
パソコンのシリーズも意欲的でした。
なんでそのシリーズのポストカードを購入し
新ステージへの移行完了まで
タブローの購入は控え見守る事にしました。

でも過渡期のある作家は追っていて面白いです。
展示は銀座奥野ビル205のLa Marにて土曜日まで。

昨日は夫と月一のスパにいき
夫のマッサージ中アタシはオサレ雑誌を
久しぶりに読んだのですが
内容の洗練具合にショックを受けました。

ELLEだのフィガロだの元々こっちを読んでたのに
いつのまにか普及してきたフリー雑誌に
「あ、これ無料だけど面白いやん」
などと移行しているうちに随分と自分のアンテナ感度が
落ちていることを自覚しました。

世界を股にかける一流のエディターのセレクション
はやっぱスゴい。
でね、それで考えたんですよ。

アタシの学生時代は、美術とかの情報は
美手帖とか先ほどあげたような雑誌を読むしかなく
あとはナディッフなどに行き、そこにいた
ギャラリーの関係者に冷たくされたりして
くおー!!腕をあげてやる〜!!
などとネクラに燃えるしか無かった。

しかし今は美手帖読まずとも雑誌買わずとも
面白いトモダチのFACEBOOKページを読んでれば
時間は経ってしまう訳です。

バリバリのセンスある媒体に到着するまえに
今の学生は24時間を使い果たしてしまう、
なんというか、徹夜の制作の合間に前はそういう
オサレ雑誌を観てた層が、トモダチのmixiページにレス
つけて時間を消費してしまう訳です。
これは言い過ぎかもしれませんが。

でも少なくとも、そういう合間時間にぴあを
観ていた頃の方が、いい展示やイベントをたくさん知っていた
気がするのですよアタシは。

故に作品は尖らず、その辺の仲間に支持される緩さを
残したあたりで止まってしまっているのではないだろうか。
というかアタシも。

でも、そういうソーシャルネットワークに時間を費やさねば
お客を呼べないし広がりをつくれないというジレンマだって
存在してる。

それと、以前なら自分の好きなアーティストは作品で
追うしかなく、それ故に発生していたカリスマ性とか渇望が
好きになった時点でツイッターとかで日常を追うようになり
作品のスゴさよりも彼らの親しみやすさとかスケジュールばかりが
頭に残ってしまうようなことになってないと言い切れるだろうか。

アートもお高くとまっていると、どんな素晴らしい作家も
作品を観てもらえない時代が来てるのかも。
作品に広く語りかける力量を持ちながら、
マイナーなコミュニティで終わってしまうような。

としたらやはり、第一線のアーティストは
一般の層におりてきながら、同時に彼らの中から
才能ある層を引っ張りだすようなそういうコトが出来ないと
自分たち以降の日本の美術なりデザインなり音楽なりの
クオリティを引き上げることができなくなるのかも・・・

なんて考えちゃいました。
てかこんなこと、とっくに皆気づいてんだろうな・・・
ではそれを踏まえてどう動いたらいいんだろ、
そんなことを考える今日この頃です。

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