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2011年10月18日 (火)

ゆとり世代との試行錯誤。

ゆとり世代との試行錯誤。
今日はヴィヴィアンの鉄板授業だった「一人ごっつ」がほぼ受けず、
ジェネレーションギャップに頭を抱えて帰宅であります。
ああ・・・ああ・・・なんてこと、ヒトシマツモトが通じないなんて。

でも、その兆候は、過去のアンケートを観る限り
2年前には出ておりまして、と、いうのも、写真で一言
で大喜利やったときの回答にひねりが年を追うごとに
なくなっていくのであります。今年ついに
「すでに写真が面白いのになぜさらにこれを変えねばならぬのか?」
という感想も出てきました。

なんというか、彼ら「から」そうなったのではなく
彼ら「で」顕著になったというほうが正しい。

写真で一言にひねりがほぼなくなりだした約2年前から
アンケートの学生が観ている笑いの欄に「ラーメンズ」ということばが
今年も頻発しているのを発見、そんな訳で今夜はラーメンズのコントを
勉強している夜な訳です。

まだちょっとしか観ていませんが確かに面白い。
一人ごっつと何が違うかというと、多分それは
30歳前後の松本人志のネタに対するハングリーさよりも
自然体な空気がある。

もやもやさま〜ずとか、他の笑いを求める媒体として
友人との会話をあげるゆるやかさの学生には

ギラギラしたところで自己を確立すべく格闘している
一人ごっつの感じは、今のツボに入らなくなった原因であろうと思うのです。
ただまあ、授業の冒頭でアリさんの暴言話で10分も使ったアタシも悪いけど。

そう考えると、芸人の日常のたわいない話を話芸で
笑わせるものにもっていき、若手を多用する
「すべらない話」は今の空気にスゴく合っていて
松本氏がその時代の空気を見抜いていたならばやっぱ彼は
天才だなあと思います。

アタシが学校で教えだした頃は、自分の学生時代を思い出し
思い悩みがちでメンタルを追い込みそうな学生とガチで向かいあえば
なんとかなったのですが、

2年前くらいからじわじわと増えてきて
現世代に繋がる学生たちは、ひねりが無い代わりにとても素直です。
ただ、興味があることとないことの判断はアタシたち以上。

話のわからない上の世代と格闘して限られた情報や条件の中
それに従いたいけど、はみ出してしまう自分から個性を確立した
そんな闘争心をベースに自己実現の話をすると、
けっこう温度差がでるので、なるべく学生時代の自分より
今の自分の現実をベースに話をしたりしないとなんて思います。

ひょっとしたらこれが「ゆとり世代」なのかもなと思う昨今です。
アタシもジェネレーションギャップを口にするなんて
いい歳になりましたね・・・

だから今の学生はこのままじゃ駄目なんだよ!とキレるのは楽ですが
それを認めればアタシには化石のようなつまらん教師街道が
約束されてしまうでしょう。

単純に向かい合わねばならない課題の順番や、
伝える切り口が違うだけだと思うのですよ・・・
ただそれとガチで向き合うのは結構な労力です。

笑いで学ぶ授業をやめるか、教材だけを変えるのか?
授業において試行錯誤と葛藤が楽だった年はありません。
でも、今の学生たちと向かい合う事で時代の空気を知る事は
とても大事なことに感じます。

うーん、頑張れ頑張れアタシ。
写真集を作っている学生たち同様、アタシも試行錯誤したいと思います。

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