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2010年11月 2日 (火)

6と30とアタシのオーガナイズポリシー。

6と30とアタシのオーガナイズポリシー。
アタシにとって人生最初に特別になった数字はおばあちゃんが占いの本を開いて教えてくれた5だった。そもそもアタシは5日のPM5:55生まれ。説得力があった。

 それから大切になったのは6だ。アタシは6人家族で育った、そして最初に開いたオープニングパーティーに集まってくれた人たちの数も6人で、そっからアタシが企画をしくじっても何故か最低人数は6人だ。だから何か意味があるんじゃないかと思っている。

 そして今、アタシが大切にしている数は30である。これはアタシがパーティーを企画しまくった結果、アタシが経験で知った集められる人数の最高値である。皆さんご存知の通り、アタシの告知活動はほぼこのブログのみ、余裕あれば個別にメールやミクシイでお知らせするという状況で、赤字を解消したい割にはガツガツしていない。赤字は嫌だがガツガツして定期開催が嫌になるのはもっとイタイ。それ相当の売り上げを出してから開催間隔を短くするという手法が手堅いのは分かっている。

 しかし「事情」シリーズでは売り上げを上げる事以上に、身を切るほどの無理をしなくても自分とその周りに集まってくれる人達をいかに満足させるかという方法を確立し、広めていく事を大切にしている。だから緩く、でも中身はタイトにということを考えている。限られた前情報で来てくれたお客に「自分の勘はあたりだった!」といってもらうことが全てだ。

スモーキンブギの店長のアキラさんとこの前のイベントの後で話をして嬉しかったのは、彼がスモーキンのステージに段を作らないことについて「パブロックのような雰囲気を出したいから」と言ったこと。アタシの場合はNYのパーティーだったけど、外国のパーティーの雰囲気を日本に持ってきて移植するって考えが共通していると感じたのだ。

 「事情シリーズ」では以下の事を大事にしている...まず客に対しては地下のバンドを知り、ライブハウスに足を運びやすくする有能なインデクスであること、そしてイベントの前後で空腹を満たす心配をしないでよくすること、そして立ち見・坐り見に対応できるフレキシブルな椅子を置くこと。前回は事情により五組だったけど、本当は見疲れを防ぐために4または3バンド位にしたい。そうすれば、フード食べて、終電の心配より前に気にいったバンドに話しかける時間も出来ると思うのだ。

 出演者に対しては、とにかく日ごろのノルマのストレスを楽にしてパフォーマンスに専念してもらうのを第一にしている。それとギャラっぽい気分を味わってもらうために、出演者にはメンバー全員にドリンク1杯を出している。ライブハウスのブッキングライブの前提をひっくり返すだけでも感覚は違うはずだと思う。今はそれでも集客の半分くらいは他のバンドさんの客に助けられているがいずれアタシ一人で30人を賄えるようにするのが理想だ。

 それと、アタシは自分の客層の確かさを信じているのも大きい。人懐っこくて音楽好きで良いものに素直に反応する感性のある人たちだから、演者はやりやすいはずなの(笑)。でも彼らと繋がるためには情や慣れ合いではなく背中を見せるコミュニケーションが必要で、すげえ時間がかかったし、何度も途中キレた。でもやっと自信になってきた。

 お店に対しては、アキラさんが自信を持って出している料理がもっと広まるといいなと思い、やっぱスタッフさんが見ていても楽しいイベントであってほしいとも思う。幡ヶ谷junctionでもそうだけど、お店の人の顔が御客まで見えるようになるとイベントはさらに一体感がますような気がするのだ。それと、良いと感じてもらえると今後の交渉もしやすい。店が赤字で苦しむのでも、こっちが赤字で苦しむのでもない中間地点を目指すのがオーガナイズでモチベーションが一番保てる。まあ、ここは店のためというより、アタシのエゴの部分ですね。

 そして「食」というキーワードはその三者をタイトに結び付けてくれると思う。もちろん良い音楽は人を引き付ける。でも、シャイな日本人にはどうしてもあと1回路が必要なのだ。そして、前回やったポストカード、アーティストを巻き込む形としてけっこうしっくりきたので継続したい。一つだけ、ライブの告知よりも展示や芝居のDMが入るイベントがあってもいい。

 とにかくアタシは、アタシのまわりに必然で集まってくる30人を満足させることを目的にしばらくはパーティーをやり続けようと思う。本物の充実度を提供できれば必ず浮上するはずだ。アタシはそう信じている。

 そのために今真剣に考えているのが「事情」シリーズの定期開催化である。現状の告知スタイルを維持するとしたら、次の開催日がわかっていないと口コミでもリピーターを作るのも難しくなる。逆にその恩恵がどんだけであるかはユメイマから知った。そして定期にしたら、なるべく新しいバンドだけでそろえようとしていたラインナップを少し変えて、過去に呼んだバンドで趣旨をわかって協力してくれるところを柔軟に呼んで安定したイベントの空気を作り出したいと思っている。

 アタシね、御上は壊滅的な絶望を破壊するために人間に想像力をくれたと思ってるんです。でもアタシはそれでは足りないの。何か小さくていいから創造したいのです。そしてそこにはアタシの考える愛であり希望というものが感じられるようベストを尽くしたい、これがアタシが30という数字を軸に今やりたいこと。

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コメント

今の自分の数字を知っているのは強いことですね。
そして最後の4行にはとてもハートあったまりました。
「共感」というありきたりな言葉を使うのも
なんだかなーと思いながらコメント書くのが遅れました。

投稿: 及原 | 2010年11月 7日 (日) 11時06分

及原さま>コメントありがとうございます、素直に嬉しいです。

投稿: ヴィヴィアン | 2010年11月 8日 (月) 01時25分

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