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2010年9月10日 (金)

桑沢卒業生と講師のアタシのとある関係性の話。

桑沢卒業生と講師のアタシのとある関係性の話。

たしか桑沢で授業もって二年目だったと思う。
写真集をつくろうって授業だったんだけど
そのクラスはろくすっぽ真面目に授業でないばかりか
作品も表面ばっかきれいにしたのが多いのにイラっとしてさ

「大した作品もつくれないくせに偉そうに授業ボイコットすんなら
その学校から戴いた桑沢ってブランド名だけ戴いて嫁にいけ
PTAのプリントでもデザインしてそこそこ幸せ気分に浸れよ」

ってキレたクラスがあったんだ。
あ、今でも桑沢の学生にはアーティストぶってウダウダするなら
コンカツでもしてろってよく思ってるよ。

で、そのクラスの写真集の中にひどいのがあってだね
講師のいいたいテーマは満たしたいけど
アタシはアタシでありたい狭間で格闘しすぎて激しくこけていた
感じの作品があったのだよ。

で、アタシはその辺のことをダメ出ししたわけよ
そうしたらその子はやたらまっすぐな目でアタシの話をきいていて
そこから何度もアタシに作品を見せに来るようになったんだ。

卒制のころ、彼女は自分のアングラ志向を臆せずに表に出すようになって
作品がぐっと良くなってさ、いいねって褒めたらうれしそうな顔をしていた。
そして彼女は物語を発表し始めた。
丁寧に自分のセンスを伸ばして育てた彼女は展示のたびに
支持者と仲間を増やしていった。

卒業してからも彼女はアタシのブログ見てライブを観にきた
桑沢生で一番ライブを観に来た子ではないだろうか。

カウントダウンライブで、カウントダウンの直後に年賀状をくれたり
母親をつれて来てくれたこともあった。
展示のたびにかかさずコメントつきで案内状をくれて
アタシは日々に忙殺されながら彼女の物語がすすむのを知った。

そして一通のメールがお願いとしてとどいたのさ。
先生の歌を中心に朗読歌劇をやりたいので出てくれませんか?
とね。

そう、その学生こそが小鹿夏だったのよ。

教えて交流して、もしくは嫌われて?
記憶を残して終わる毎年の交流も悪くは無い。

アタシはいまやキャラ設定やかぶっている範囲もサブカルみたいなもんだし
表現者として尊敬を集める先生というよりもネタに近いから
こんなアタシが教壇に立っていいのかと考えるときもある。
でも教師として彼らの可能性をみつけて信じることは素晴らしい宝探しであって
それが出来なくなるのがもったいなくて
アタシはこうして結論を先延ばしにしてしまう。

でも、追い抜かれるとかそういうレヴェルの話じゃなくて
学生が表現者として頑張った後に壱表現者としてのアタシを迎えに来て
その作品の一部にしてくれるなんていうのは
表現者であり教壇に立つものとして最上だと思う。

講師として教壇に立つことがメインになりすぎて
いち表現者としてカッコいいと学生に思われなくなったらいけないですよね
とある先生が話してくれたこともあったっけ。

だからこんな交流がこれからもできるように
どのジャンルでもいいから古くならないセンスを保ちたいわ。

とりあえず、男子学生が夜のおかずとして妄想コラボしてくれるように
プラセンタでも注射しようかしらね。

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コメント

良いなあ。
講師冥利につきますね。
俺なんか、講師やって良かったと思うことなんか、卒業コンパに呼んでもらえたこととか
当時のダメ生徒同士が結婚したって聞いたことぐらいですよ。
そもそも、講師になったのは前の講師が生徒にセクハラして問題になって数年間休職になったからツナギで入ったんだし(笑)

プラセンタは、やめときましょうね。

投稿: kats | 2010年9月10日 (金) 10時50分

カツさん>プラセンタは知り合いがサプリ作っているらしく落としネタに。コンパ誘われるっていいですね(笑)

投稿: ヴィヴィアン | 2010年9月12日 (日) 00時28分

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