


湘南に行くとミッシェルの
ロデオタンデムビートスペクターが
聴きたくなるのは何故でしょう?
単純にトビのせいだと思います。
何処を歩いてもピーヨロロ、
別な島に来た気分。
さて
実は江ノ島ではやりたいことがございまして
それが岩屋の探検でした。
店長曰わく
「あそこは行くと激しい頭痛がするから危険だ」
というデッドゾーンであり、
どんだけ危険な目に遭うか体験したかったのです。
島についてすぐ、
安全のために持ち込む予定だったバファリンを
忘れた事に気づくアタシ。
あひー
でもまあいいか。
ずんずんと社をあとに進むと、
波音激しい岩屋に到着。
すると蛍光塗料を塗ったスーパーボール的な石が転がる
与謝野晶子の句碑ゾーンに。
なんでもこの蛍光石は昔
ここにたまってた夜光虫の輝きを再現してるとか。
…って解説つけなきゃ理解されるのが不安な演出するな莫迦!
左に進むと第一岩屋、
迫力満点の石仏放置です。
入り口付近で係員のおじさんが蝋燭を貸してくれるのですが、
精神の限界に挑むアタシへ
「たまに帰ってこない人がいる」
とさらに追い打ちをかけてくれます。
時々生暖かいし、天井低いしのマックスの中行き止まりへ。
するとそこに石で出来たお堂と狛犬のミニセットが!
お母さん!
なんかここ、
写真にとっちゃヤバい感じがするよ!
お母さん!
みたいな気分でそそくさ帰ると、
さっきのおじさんから
「お堂の上の植物みた?」
と質問が。
いやー…
と言葉を濁すと
「はい、じゃもう一回♪」
とリターン命令。
なんでだよ…
と呟きながらお堂に戻ると
「あんた、龍神さまに気に入られたね」
とテトラ先生。
現場について膝を折り
目を閉じて祈ると
「あっ!!」
龍と上にのる天女のお姿が!
「呼び出したのはアンタかよ」
と呟いてから蝋燭を返すとおじさん曰わく
あの祠こそが元々の江ノ島神社で
霊能者がいくと何か啓示を受けたりするらしい。
ちなみに
「あーだから時々もあっとした風が!」
と言ったら
「それは湿気だ。」
とバッサリ返すおじさん。
まあ、稼業の事はバラさなかったけどね。
ちなみに第二岩屋に行くと
怒りのあまりテトラ先生が
「はした金置けばいいよ!」
と叫んだ手づくり感に溢れた龍がいます。
というわけで、
個人の体質の違いはやはりあるらしく
アタシは特に何もなく終了。
アタシどうも鈍感みたい。
でもまたいきたい。
まあ、アタシが何をアソコでみたかは
遠い未来のどっかで
ライブ終わりの打ち上げの居酒屋で
安い刺身をつまむアタシの隣に座り
「で、その日アナタは本当は何を観たんですか?」
と聞いてきた唯一人に
打ち明けるのが相応な気がします。