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2010年4月22日 (木)

運命共同体はまだか?

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バンドになったらアタルと思う。まじめにそう思う。でも、数回ブログに意思表示したぐらいで終わってる。でも、多分今、これあげるって記事で出したら誰か必要な人のところにちゃんとそれは行くんだぜ?って電話で友人に話す。なんでバンドだけができない?「考えてごらんよ、」と彼女は言う。「あんたの日記読んでたら、あんたとバンド組むってことはそのまんま運命共同体になれって意味に感じるんだよ。そんな重いこと、簡単に挙手できないよ。」なるほどな、と思う。だが一方で、あたしの心にも嘘があるのだとも思う。思い返した、嘘はあった。

きっかけは高円寺のビル火災だったと思う。アタシの好きなライブハウスがなくなった。その後、すぐ署名がはじまった。たしかそん時の文言は「閉店と言う措置をとった経営者の横暴ゆるさじ、たちあがらん」という感じだった。経営者の視点からいえば、他にも有名バンドを輩出した箱を持っているのに、火災の危険があるビルで運営を再開するなんて安全面でリスクが高すぎるし、ライブハウスの収入は出演者のノルマ収入のみでほぼもっているというインディースの現状で経費をかけて箱を再建するなんて冒険は出来なくて当然だと感じた。そんな中、この判断に対して正義の使者のように反対や署名集められたらやっぱアタシが社長でもブチ切れて絶対再建してやるかって思うだろう。

状況は、別に例えるなら、スタッフとして働いていた料理屋のオーナーの奥さんに惚れていたが、ある日旦那であるオーナーが彼女に暴力振るって大けがさせてしまったのを見るにみかね、彼女をどーか僕にくださいとお願いする状況に似ている。この場合、有効打は泣きの土下座だろう。決して「オーナー、あなたが奥さんにやったことはひどいって皆思ってます、こんだけ署名が集まりました」っていう男にじゃあ別れてやるから嫁よろしくって言えないだろう。大事なのは忠臣蔵の思想なのだ。そして日本人は特に一気に盛り上がってブームをつくりそれを一気に忘れる。チベット運動がいい例だ。mixiのIDで一時つきまくってた@freetibetは今何人がつけている?今ほとんどCRーZじゃないか。

大好きな箱が無くなる悲しさは、スタッフにとっちゃ他の誰にもわからんくらい辛いことだろうと思う。でも、感情的にブームのように暴発させてしまうとどんなに大切な問題だとしても、やり場のないうさはらしで終わってしまう。本当に誰かが資金や人脈を集めた最終手段としてあのライブハウスを復活させるための署名を集めるときに、彼らが否応なしに二番煎じ扱いになってしまう。結果的に、正論で戦ったつもりで、復活のチャンスを自分たちで潰すことになる大きな危険をはらんだ署名だとアタシは思った。だからアタシは署名できなかったしブログの記事にもほぼ載せなかった。元スタッフの誰かが本当に必要なタイミングで何らかの人数が必要な時にアタシの人脈だけはフレッシュに届けたい、だから今は沈黙しようと思った。

でもあの冬、mixiには署名したとかしてくれって記事がめちゃくちゃ出ていて、安易なブームで忘れ去られる危機感を共有してるって思える人がほぼいなくて、盛り上がれば盛り上がるほどなんか一過性のブームで終わってく気がして、アタシはそれが観ていてなんだか苛立って悲しくてmixiをそっからほとんど見なくなった。バンドやってる奴らは、ピュアでいい奴だと思う。でも、特攻して突っ込んでも何もうまれない。刹那的なものはかっこよくて美しい、だけど、

本当に守りたくて大切なものがあるならば、それを安易な玉砕の美学にすり替えてはならないんだ。それを守って貫くと決めたならば、周りの失望を買おうがその時が来るまでは耐えなければならないとアタシは思う。

でも、アタシはこの署名が盛り上がってた頃、アタシと近い感じ方でシーンと関わってる人間が本当にいないんじゃないかって思って、その失望感を見ないふりしたまま、メンバー欲しいですっていってたってそりゃ来るわけないよなとアタシは気づいてしまった、という訳で。

スタジオに入ったら「気持ちがいい」としか言葉に出来ないだろうけど、やっぱ共有するものは一緒でありたい。だから、もうしばらく一人でいて、イベンターとして思いを伝えて、信頼してるバンドが貰ってくれるなら、アタシの曲を託して希望を残したい、したら誰かにいつか届くんじゃないかな。この女と合わせて夢をみてみたいなと言ってくれるんじゃないかな。アタシの声と思いがある限りアタシのやりかたでそれを成せると信じてみよう、今はそう思う。

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コメント

バンドは運命共同体ですよ!
似て非なるものではあるけど、政党、夫婦、家族…、浅い関係でも恋人位の関係だと思います。
複数の人が集まったら、考えだって複数です。
家族だって意見が合わないんですから(笑)

署名運動には協力しました。
どうにもならないだろう、と、覚めた考えでの協力でした。
スタッフが友人だったので、そいつの為だけに名前を書きました。

まぁグダグダ書いてますが、バンドやってみては?って事です!!
恋で終わるか家族になるかは、巡り合わせです!!
衝動からくるパワーは、その瞬間にしか出せません!きっと。

投稿: 某バンドマン | 2010年4月22日 (木) 07時05分

某バンドマンさま>コメントありがとうございます。言葉にパワーがありますね。

投稿: ヴィヴィアン | 2010年4月22日 (木) 09時07分

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