先走るのは汁だけの所業ではない。
撮影:あいこ@まぐだらのこざる 渋谷APIA2009/1/28
明日、2/8の夢よりも今を語れのスケジュール発表など行います。
お待ちあれ!
一月最後のライブはとても張り切った状態で迎えました。いつもバタバタと準備していたあれやこれやは前日までにすべて終わらせ、前の日の夜からおうちリハ。おかげで騒音出しても大丈夫と思ったのか、抗議なのか、隣人に大音量のヘビメタで応戦されましたが、まあ自分的にはこれ以上もないほどの何か。当日も朝から型なんかをヘビーに練習してて、APIAに行く前にやりすぎて眠くなってました。
自分が観ててほしいというお客たちに囲まれたライブは気合の色が違うわけで上機嫌で終わったのです。が、しかし、レイク店長炎のダメだし。「ヴィヴィアンは衝動で動く以前にもっと歌を大事にしないと。」うーん、アタシとしては、見せるライブを極めることで弾き語りとバンドのアプローチの中間を行きたいのだが…という悶々を抱えたままライブ映像を観たんですが、問題はそれ以前だとおもいました。
肩に力が入ってる。てか気合いが入りすぎてから回っててすべてが早い!足を蹴り飛ばして転ばしてやろーかと画面の中のアタシに何度もいいかけました。人からお金をとって自己満のオナニーライヴをぶっこいてしまったとかなり落ち込みました。基本前半部がそんな感じでした。ヴィヴィアンはてんぱってるほうがいい、といわれる訳です。女のオナニーがAVとして価値を持つのはアタシ思うに、演技であれ何であれ、画面いっぱいに溢れる羞恥だったり秘め事感だと思うのです。人が引いてしまうかも知れない行為に自分は悦しているという感じ。これが画面いっぱいに見せつけるようなエグサをもったら観るほうは嫌になるのではないかと思うのです。「お前の行為ですべての男が欲情すると思うな馬鹿!!」という怒りを呼ぶのではないかと。つまり「練習できなかったやべえ、間違いまくったらライブになんねーぞ」という焦燥感はAVにおける羞恥心に似ていて、と同時に客席を意識しているという点において謙虚さと背中合わせなのだと思うのです。そしてアタシは守られてるし、余裕がある安心感からそれを完璧に忘れて暴走し先走ってしまったわけです。
アタシはてんぱった環境に身を置き続けるべきなのか、それともせっかく得た余裕を身体に馴らしてリラックスできる方向を探るべきなのか。苦悶は続きます。まあ、でもライブ前のあのだらだらしたリラックス感は最高によかったんだけどな。とわいえ身体にあり余るほどのパワーを宿すということは因果よのう笑。
2009/1/28セトリ
2/16(月)東高円寺カットウ
六九狂ヴィヴィアン単独ライブ
「素材冥利の夜-第一夜-」
OPEN 18:30 START 19:00 1500円+1D
OPENING ACT:笹田美紀(詩人)
アタシの持ち歌を一気に聴いてください、の夜。
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