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2008年11月 5日 (水)

動画で見るヴィヴィアンの曲解説「逃げ水」

2008/10/8 東高円寺カットウ 撮影:あいこ@まぐだらのこざる


逃げ水

Vivienne★

 

僕らは遠くへ唄をうたっている

かすかな希望を風の中に託して

 

僕らは遠くへ唄をうたっている

太陽に照らされ汗落ちる枕木

太陽の光は枕木照らして

列車の音知る前にしずくが召される

 

遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ

遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ

 

生き抜く理想も意味さえ求めず

誰かを揺らすと信じて奏でていた

与えたことより奪われる意識で

欲しかったものさえわかりもしないまま

 

感謝と希望を与えたと言われて

求められるままに己を浸した

使命という名の偽りの満足

変わりに得たのはひざを抱え込んだ孤独

 

ラライラリラララ ラライヤ OH YEAH

ラライラリラララ ラライヤ OH YEAH

 

悲しみが通り抜ける場所へ

誰にも邪魔されない明日へ

僕だけがたどり着ける場所へ

誰にも邪魔されない希望へ

 

流れよこの唄 ただ日々を救いたまえ

流れよこの唄 我と日々を救いたまえ

流れよこの唄 ただ日々を救いたまえ

流れよこの唄 我と日々を救いたまえ

 

ラライラリラララ ラライヤ OH YEAH

ラライラリラララ ラライヤ OH YEAH


自分がしたことと与えられることのギャップが今よりも大きいテーマだった頃に作った曲です。この頃のアタシは、まだ自分が生きていく孤独をまだ飼いならせておりませんでした。王子様も信じてたし、ミクオさんもいなかったし。


アタシはよく「かけがいのない人」だ、とか「外せない人」と紹介をされたりするんだけど、そういう時にアタシ、悲しいくらい冷徹になっちまうんです。人は自分が困った時に何かをくれた人は大切な人だけど、そこにはその相手が窮地に陥った時に自分も力になりたいという絆はないと知ってるから。ないというか別な問題なんだな。


もちろん学生と講師として接するときはそんな見返りなど求めません。ブログでしかアタシを知らない人も同様ね。ただアタシは学校という環境を離れた日常レベルの場所でも「あいつが頑張ってるからアタシもがんばる」みたいな対象にされやすいので、結果的にもがいて文章が血を吐いたり鬱になったりしてる最中も「頑張れ!見てるから」みたいな事態になりやすいわけです。で、アタシはそういう風にアタシを観てる人を友人の距離というかテリトリーに入れすぎたんだよね。で、その結果「なんか最近様子がおかしいが大丈夫か?お茶でもするか?」と言いあえる人を把握することができなかったのですな。


皆、仕事もあるし忙しい、だから一人で耐えようという世情に合わせたニーズを捨てたら、そういうの抜きにしてやってくる人間がいるってことがやっとわかってきた。それはタイミングの問題かもしれないけど、最近のアタシ、世界にちょっと前より安心してる。


この歌を作ってるときは前述のアンバランスな孤独感と闘っていて、その虚しさを吐きだすのに愚痴という形じゃなくて、多くの人に共感できる余地を残した詩の世界を構築し、同時にそれをこの歌を歌うことでその気持ちにより添えるようなものになるといい、ということを考えてました。と、いうのもこのころ、アタシは同じような気分を歌っているミュージシャンの曲に触れるたびに、互いがある地点で立ってるアンテナのように励まし合えてる気分になっててそれを救いにしていたから。ラーイライラのくだりにはBUSHの影響を感じます。アタシ的にこの曲はオルタナなんです。列車の枕木と夏の日の汗の情景を使えたことには満足してます、なんかSTAND BY MEみたいで。


結論からいえばアタシに人は救えません。アタシにできるのは寄り添いたいと願った人に寄り添いたいと願うことと、その人がもがいた自分を冷静に自分を映す鏡になることだと思っています。鑑定も学生の指導も一緒、お客の反応も一緒。彼らの中の求めている自分を一緒に見つけてあげる対象として存在し続けること。で、アタシはそれをアタシが表現したい言葉をつかって結果的にそうなるってポイントにボールを投げることで叶えたい。それを一生かけてやっていくためにはまずは自分が楽しくなきゃいけないからね。まあ音楽はアタシの一生の真剣な遊びなのですから。

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