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2008年10月23日 (木)

桜の花、満開の下という衝動

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なんかすっごいキュンとなったのを憶えてる。ドラムセットのむこうから翼殿が吠えたから。「三年前のその時に僕たちが会えていたのであれば!」動き回るバンドに対してアタシは逐一「え、こんなに動くバンドだったっけ?」「え、こんなに熱くしゃべったっけ?!」とにかく「いいバンドだな~」とだけ認識して声もかけられなかった3年前の記憶を塗り直していた。桜さんはアタシにとっては正しいバンドなのだ。野良猫とかごろつきとか、そういう言葉をかっこつけで使いたがるバンドと違ったやさぐれ感がある。「ぜんぜんいいです」、みたいな壊れた日本語的にいうならば確信的に素行が悪い感じ。それがバンドを貫く作務衣のせいなのか、まるで血で書いたようなフラッグのせいなのかアタシはまだ言葉にできない。


和を過剰に意識してるわけじゃないのに、本能をおしゃれに隠さない確信的な演出感。そして、ライブハウスで成り上がる、ということを本能的に突き進む野武士のような強さ。どこのライブハウスに行っても桜さんのステッカーにあたる。名前を、とにかく知れと言わんばかりに衝動的な情熱を「とにかくライブハウスに貼りまくる」というシンプルなスタイルでやり通す。彼らの行動にはLAのギャングスタに通じる強さがある。シールはったらええやん、壁に絵描いたらええやん、いい絵だったら消されないで残るしダメなら上書きされるだけだろ?みたいな。とにかく潔くてその潔さがライブにストレートに出てるから気持ちがいい。


ステージから即降りたりバンドセットの向こうから身を乗り出して叫ぶ抑えないパフォーマンスと対比して、じつは桜さんの曲はものすごくキャッチーである。一回聴いたら絶対忘れない歌詞とメロ。「やめてよ、そんあむちゃぶり」とか「しんじゃったーしんじゃったー」とか「なにはなくてもー」とか思い返しても即三つは浮かぶ。ロザンナさんのもつキャッチーさとはまた違う、初めて聴く客を確実に楽しませて場をあげる、誰にもできない情熱の発散の仕方と誰でも歌えるキャッチーなギャップの強さが最大の魅力だ。だからこそ、スタイルが鼻につくバンドに飽きた人や、本能で音楽と触れたい人に見てほしい。


20000Vのブッキングマネのイカ子ちゃんは言った「自分の企画でどうしてトリをやんないんですか?」イカ子ちゃん、やってくれる、このバンドはアタシがやるより確実にイベントを盛り上げてくれるんだよ。アタシは自分が目立つよりは自分の企画ではコンセプトで筋を通したいのさ。「サムライ」たちの夜だったと最後まで見終わったお客さんが思えるようにそして一人でも多く桜さんの情熱を分かってくれるように、アタシは願って四番目。

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