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2008年9月 7日 (日)

アタシがアタシである日々よ!

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売るつもりがタイミングを逃してうちの本棚に放置されていたナイン・インチ・ネイルズのDVDをみて名曲Hurtにはまり、ずっと聴いているわけです。そっからジョニー・キャッシュのカヴァーのPVを見ては朝からだらだらと涙を流し、そんな日課を過ごしています。NINのライブ中にお前の頭に汚辱の冠をかぶせてやるという歌詞を皆が一斉に口づさんでいる光景は感情移入できなければ大層不思議な光景なのですが、アタシは誕生日のちょっと前からアタシもまたPretty Hate Mashineであるという己の人生をついに受け入れたのでした。まるでトレントが一時、ビートルズのホワイトアルバムにはまったと喜々として話していたのに結局そのPHM的世界観に戻ったエピソードをリフレインさせながら、アタシもまた心から人の愛とか感じてアタシは一人じゃないとかそういう平和じみた奇跡がおこる期待をすっぱり捨てたのです。そして楽になったのが30歳のお誕生日。救済への希望が業のように重たかったなんてつくづく笑える人生だと思いました。


風邪をひいて心配されようが、おめでとうメールをもらおうがどっか素直に受け取れないというかそういう一個一個の彼らの言うところの愛情が感情に入り込んでこない自分を欠陥品だと思うことにアタシは焦っていたのだと思います。それはいい子でいたいとか優等生でいたいという感覚にも似ていて、人として丸くなれないのはおかしいというような固定観念でもあった。でもアタシはもうこれでいいことにしたの。アタシにはわかりません。人の前世や業が見えても、アタシはアタシを愛していると主張する人たちの気持ちが見えません。でもこれがたぶんアタシ。追い詰められて電話して、聞いてもらえたりして楽になって、ああ、アタシも守ってもらえると思ってみたり、親友がいうところの「たとえバナナがほしいのに勘違いしてオレンジを渡されたとしても、自分のこと思ってくれてるという見地に立てば愛されてる気がする」というポジティブな実感を持つ日が来ると思ったこともあったけど、アタシは結局、思考を募らせる果てで自分を追いこんで言葉をなくしてもうこんなしんどいのは嫌だと思い続けるこの日常に帰ってしまう。でもたぶん、「こんなに深く愛してやってんのに人類なんぞ、所詮自分勝手な勘違いばっかしやがる馬鹿野郎。」というポジションがきっとアタシの居場所なのです。


アタシは気付いたのね。ポジティブに人間や生活を愛したいのにアタシ一人じゃその境地に達せられないことを誰かの優しさとか行動とかそういうものに助けられて叶えたいと期待することは結局エゴにすぎないのではないかと。だから和製Pretty Hate Mashineな六九狂ヴィヴィアンという女をそのひねくれたまんまで抱きしめて生きていこうと決めて、アタシとても楽になったのよ。で、同時に少しずつブログのコメント欄をなくしていくことにしたの。アタシは弱かった。一日100人に自分が鬱になっていったり落ち込んだりしていく様を意図的に観察させるのには耐えられるけど、その100人の来訪者に言葉で救われるかもしれない期待をかけながら落ちていくにはへたれすぎた。


そもそもメルマガで自分の文章を書き連ねることにしたのは、どういう人間がこの作品を作っているのかという相関関係を紐解けるのが楽しかろうと思ったからで、これはファンだと言ってくれる人へのアタシなりの作家としての誠意でもあったんだけど、最近は落ちていく心理を極限まで文章にして書ききるチャレンジをすることに、ヤスラギのお客や授業で出会う多感な生徒が言葉に表せない感情をかわりに言い表す訓練という位置づけがあるのね。だからシンプルに外壁も整えることにしたの。そうやってどっか捧げなきゃアタシは生きてはいけないのよ。これを誕生日ライブのMCで言ったら笑いが起きて大層不思議だったのですが、「捧げものなんて当然じゃん」とそのあとで言われたことから思うに、アタシは相当まだ精神的に子供なのかもしれないな。


ただあなたがこれを読んで嫌いになろうが何を感じようが勝手だけど、あなたがPretty Hate Mashineなら一個だけ心から言ってみる。「そんでもいいんじゃない?」別にだからって犯罪に走ったり誰かをぶっ殺さなくてもけっこう楽しめることはあんのよ。

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こんな文章を書いておいてなんですが、お誕生日に戴いた物品を写真にとってみました。

お心遣いをくださった皆様ありがとうござました。


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