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2008年8月29日 (金)

8/31(日)に出会える高楊枝その一、オグリ昌也。

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オグリ昌也(接続はHPへ)

オグリッチョにあったのは下北沢LOFTだった。何故かおびえた目をしてリハ中にこっちを見た姿を思い出す。ブログからアタシを知ってしまった彼は仕事で遅刻してきたアタシをどうも荒くれ女だと思っていたらしい。この日はアタシも彼も客を呼べなくてフロアには店のスタッフとアタシと彼のほぼ四人しかいなかった。曲の合間に長沢さんが叩いてくれる拍手が会場にいい音で響いた。アタシとオグリッチョはその日、世界でたった一人同士の客と出演者だった。「今日僕を見ている人は最高に贅沢な時間を過ごしていると思いますよ」そう苦笑いして彼はミステリートレインを弾いた。


そのあとは二人でラーメンを食べた。俺と悪魔のブルーズって漫画が好きだったことと「自分たちで出来るコミュニティをつくりたい」そんな思いが共通してあったアタシたちは意気投合してお互いに企画に呼び合う約束をした。まず一か月もしないうちにアタシが町屋のイベントに声をかけた。ほんのちょっと高い声の彼は不思議なことに酒場に来るとものすごく生き生きする。お客さんに呼びかけ自分も酒を引っ掛けてボトルネックで音を歪ませる。中でも驚愕だったのは帰りの電車で乗り換えた時に彼がでんぐり返しをして電車を降りたことだ。酔った勢いでこんな西部警察みたいになる男と電車に乗ったのははじめててアタシは始終「オグリ!オグリ!」と呼びかけっぱなしだった。


 六九狂オープンマイクに出てくれた時も彼はいい感じで会場を盛り上げてくれた。でもアタシが彼を好きだなあと思ったのはその前に切れた弦を直してくれている姿だった。弦の端を口にくわえてまるで職人のようにキュッキュと直していくその姿にアタシはこの人ブルーズなんだなあと思った。「のーむなーらーいーましーかーねえーーーーっ!!」と声をビブラードきかして朗々とはりあげる時に、アタシ何故か彼にすごく日本人を感じる。彼の曲の中には確かに春がモチーフになった大層抒情的な曲もある。こういう言い方しちゃいけないけど、三波春夫の抒情を抱いたブルーズメンというわかりやすい個性が、屹立してすごく気持ちがいいブルーズなテクの上で音を奏でるのだ。今後彼がこの個性をどう結びあげていくのかが楽しみだ。彼はブルーズと抒情という心の切ないさざ波の上に立ってる。アタシにはそれが表裏一体の関係に思えるよ。

 

 ねえおぐりっちょ?あなたのブルーズって何?馬鹿でかいライブハウスで音を奏でるんじゃなくて、バーと店がごっちゃになった人が酒を飲む空間にそっと佇み続けたいという気持ちなのかしら?どっちにしてもアタシ、あなたが大好きよ。確かめるなら最後までいるべきね、夏の終わりの企画者は彼なのだから。

8/31(日)阿佐ヶ谷oil city オグリ昌也企画
Start18:30~/¥1000
Asagaya Juke Joint!! vol.2
オグリ昌也/高哲典/六九狂ヴィヴィアン/渡辺雅弘
アタシは二番目19:40~(40分間)

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