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2008年8月30日 (土)

8/31(日)に出会える東京高楊枝その二、高哲典

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高哲典(リンクはHP)

「ちょっとそこのぬいぐるみ、こっちに向けて貰えますか?」明後日の方向を向いていたぱんちゃんを両手で抱えて彼のほうに向けたのはぐっさんだ。「ぬいぐるみに話かけるんだ」みたいな歌詞の高君のうたは抒情ではなくてあまりにもまっすぐに響いた。これは第四回ユメイマでの話。「テツノリじゃなくてアキノリですよ。」名前の間違いを最初に制し、ギターを抱えた彼はすがすがしい若者だった。


 最初に会ったのは下北沢ロフトだった。おぐりっちょと出会った時は誤解だったが、その日のアタシはきちんと虫の居所が悪かった。「ヴィヴィアンさんですよね?オグリ君から聞いて」と話しかけられた。その日彼が持っていたのはサポートのための赤いエレキギターだった。どことなくボウッとしたまま眺めるステージで彼はサポートに徹し、一曲も歌わずに終わったのだけど、何故かつながろうと思って連絡先を交換してユメイマに誘ったのだった。何か心にイチモツを抱えている人ってのはなんとなくわかるものだ。彼にはゆでてもとけきらないトウモロコシの芯のようなものを感じた。


 基本はブルーズなのだよ、確かにブルーズなんだ。でもこの衝撃はなんだ?まるで昔フジロックのホワイトステージで見上げたイースタンユースの匂いがするじゃないか!?たった二曲の間中、アタシはMCブースからそれを問い続けなきゃいけなかった。別にスリーコードの美学に訴えているわけでもないのにシャープでソリッドなステージング。夕焼けの抒情と青のブルーズを双方向に広げて円を作るようなオグリッチョに対して、高くんはブルーズのビートに自分の歌をジェットコースターのように乗っけてくる。熱はあるけど暑苦しくない、酸素量が調節されたコンロの青い火のようなバランス。自分の身体が持ってる音階やリズムとブルーズの接点を丁寧に上手に選びとりながら熱さを伝えてくる歌詞。別に彼を優等生だと言いたいわけじゃない、ただ情熱的にクールだといいたいのだ。


アタシ実は憧れてる癖にすごく引っかかる時があるの、ブルーズって言われる人がデュンガデュンガデュンガデュンガ♪とかチャララチャララチャララ~♪という音階やリフをお約束のようにいれてくることに。でもこの人のブルーズはこの人の音楽になったブルーズだ。だからただとにかく面白かったしもっとみたいと思った。気持ちが上がって、アタシはこの夏の終わりのライブを本当に心待ちにするようになったのだ。


この日初共演の渡辺さんはレビューが書けないのだけど、アタシ経由で高楊枝たちを知りたい人にはどんだけ面白い夜かおわかりいただけたでしょうか?ご来場心よりお待ちしています。どうしよう、とりあえず自分のステージを立とうか座ろうか、決めかねている40分(笑)。

8/31(日)阿佐ヶ谷oil city オグリ昌也企画
Start18:30~/¥1000
Asagaya Juke Joint!! vol.2
オグリ昌也/高哲典/六九狂ヴィヴィアン/渡辺雅弘
アタシは二番目19:40~(40分間)

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