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2008年8月13日 (水)

8/16(土)インスピレーションバンド解説③ロザンナ

動画掲載ロザンナ許可済み

ロザンナ(リンクはHP接続)

「俺、最近特に思うんです、バンドという存在自体がそもそも片思いなのではないかと。」電話口で阿野さんはそう言った。面白いこというなあ、とアタシはずるずると展示する予定の版画を引っ張り出してそう思った。もうずっと片思いをしている、「片思い」を標榜するこのバンドに。そのバンド、名前はロザンナ。

 四月にいこちのミナトさんに観るべきバンドとして挙げてもらった中にあったこのバンドはずっとそれから気になる存在としてアタシの中にあり続けた。まるで桜の花さんを誘った時みたいだった。アタシの中の必然が動いている、声をかけなくちゃ。アタシは企画にバンドを誘うときは一度ライブを観てからと決めている。しかし、彼らのライブの日は常にアタシの鑑定日かライブの日。観られない!!仕方ないからyoutubeで検索して動画をたどって「運命」に出会った。もう駄目だった。なんだこの熱量は!!動画なのに画面から気が押し出してくる。とまらない感情がアタシの心を動かす。生でみたら相当やばいのは確実だ。アタシは賭けに出た。連絡先が分かんないからダメもとでメールを書いた。そして知るまでのいきさつを正直に書いて出演オファーをした。OKの返事にアタシは奇跡だと思った。でも思いは募る。

 観られなくても彼らを知りたい、どういう人がこの音を出しているのかそれだけはレビューとして伝えたい。電話で話したい、と伝えて何度かコールしたがかけ直す阿野さんもすれ違い。でもやっと捕まえた。「あ、どーもっ!!」最初から親しげなあんちゃんみたいなテンションにアタシはてんぱってしまい「ひょ、ひょっとして阿野さんですか?」と聞いてしまった。自分で電話しといてひょっとしてという挨拶はない。アタシはもう最初から恥ずかしかった。そして、いろんな話を聞いた。バンド結成のいきさつ、名前のいきさつ、サマソニ出演のこと、そして彼らのキーワードである「片思い」という言葉。そして冒頭の言葉にいきつくのだ。

 「お客さんはね、僕らのこと知らない状態で観るけど、僕たちはそこに伝わってほしいと思って出るわけで。」「でも、愛されてもそれが自分の思ってる形とは限らないんだよね、好き同士だけどすれ違ったりするよねえ。」アタシはつい熱くなって敬語を失ってしまった。そもそも同い年だけど、アタシはノーブルに行きたかったのにさあ。気がつくと電話が終わるころにはアタシのほうがしゃべった量が多かったかも。阿野さんは気さくだったけど、同時に聞き上手な人でもあった。彼らがサマソニ大阪のオープニングアクトをやった時の話になった時、アタシは「日のあたる明るい会場で歌うことに戸惑いはないの?」と聞いた。彼はこう答えた「よくわかんないねえ、だってステージに立つと頭ン中って真っ白になるんですよ。」鑑定するとき、芸名がカタカナの人は計算なしで客にぶつかる傾向がある。こういうとき見るのは、「何が彼らをそう突き動かすのか」に限る。アタシはそれをMCブースからしっかり見届けようと思う。そしてたぶん、アタシの片思いはもっと激しく募るんだろうなあ。切ないぜ。

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