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2008年7月12日 (土)

酔いどれサエ嬢に聞く~7/13ざっくばらんにコンセプト~

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写真は過去にサエさんが野口暁(アキ)さんに作ったダンス衣装での一幕。
明日はみてのお楽しみなのですが、皆さんにイメージをふくらまして
楽しんで頂こうとですね、サエ嬢に飲み屋で聞いたり電話で話したのをまとめた
インタビューを先に載せちゃいます。
で、先に断っておきますが私だんだんと書いてるうちにアニエスベーな
気分になっちまいまして(苦笑)
実際のサエ嬢の口調と離れてる部分もあるかも....ご容赦ください!!

なお、明日は公式記録カメラマンも来ますがお客さんの撮影もOK!
ブログとかに載せてくれたり送ってくれるとうれしいな!

「じゃあ、まず全体のコンセプトから教えてくださいな」
今回からLINK THE WORLDとして今回みたいなコラボレーションをシリーズ化しようと思ったんだ。だからチラシには私の文章のとこには#1ってナンバーが振ってあるの。今までは私の服に合う人にモデルになってもらってたんだけど、今回はもうすでにモデルが決まってたじゃない?だからもうつくる段階からコラボ!みたいな。それに私が最近テーマにしてる服のリメイクを絡めてさ。私にとってはリメイクとは「元あるものを次の形につくりかえる」ってことなのね。私は今回お客さんにきっとみんな着ない、だけど実は着てみたいんじゃないの?って服を提案したい。普段歌を聴きにくる人にとっちゃ衣装なんて本当は関係ないかもしれない。だけどそこんとこを意識して見せたい、そう思ったの。そしてアーティストに対しては新しい自分の発見というか扉を開くというかそんなことができたらいいなと。

FOXY(千夏)の衣装「EL PARRANDERO」について
これはバスク語で「飲み歩きや浮かれ騒ぎが好きな人」って意味なんだ。彼女の帽子や描き染めのポップさからこんなタイトルが浮かんだの。ちなみに一番最初に手をつけたのは千夏さんの衣装で。私が本来テーマにしてるリメイクをぶつけてみた。つまり彼女の服はアタシの原点なのね、根本的なイメージをぶつけたといってもいいかな。素材としてはデニムを使ってみたんだ。後ろのスカートの部分の白い布はWhite Dragon Burlesqueというタイトルにちなんでドラゴンが昇ってる感じをイメージした。で、ここに手描きで模様を入れたの。そしたら帽子が欲しくなってね、アタシの好きなデザイナーあぬえぬえに帽子を作ってもらったんだ。仕上がりがとてもかわいくてね~早く見せたい!そんな感じ。

uieblues~結縁愛歌~リカさんの衣装「HAP(ナル)」について
最初、ジーンズをリメイクして上着を作ったんだけど、そのあとで二人のライブを見に行って、こりゃ違うわと思ったのね。最初ヴィヴィアンが言ってた「ちょっと大陸的な空気がするよ」って言葉もひとまず置いといてリカさんありきのデザインから考えたのね。そうしたら白いテーブルクロスを使いたくなってね、それ一枚でつくることにした。あとはモンゴル風の衣装から発展させたいと考えたんだよね。そうしたら何となくウエディングドレスみたいになっちゃった。ちなみに衣装は全部手作業で縫ってる…(苦笑)ん~実はこの衣装まだ手直し中なんだ。もうちょっと変化するかもね。(実はこの衣装の肩の部分にはキラキラした紐がついてるんですが、それもサエ嬢の手編みです。注目◎)ちなみにこの衣装のタイトルはモンゴル語で「太陽」。見た目と発音のギャップが不思議でいいかなと思って。

野口暁(アキ)さんの衣装「tasmanian devil’s revelation」について
語感重視、文法無視な感じでタイトルつけてもうた(笑)最近彼女が旅行したオーストラリア的な要素をどっかに入れたくてさ。彼女とのコラボは長いし、アキさんも基本お任せな感じで今までやって来てるから(注:サエ嬢はアキさんが東高円寺で毎月連続で行っていたダンス公演の衣装を作っていた。ちなみにヴィヴィアンがサエさんにコラボを持ちかけたのもこのイベントを見たのがきっかけ)White Dragon Burlesque(以下:WDB)という三単語を重視しながら、彼女に理想像を抱きつつも本人の身体を出発点にしてしかも満足させるっていう衣装を考えた。基本は作りたいものを作ってるんだけども。当初マーメイドシルエットだったんだけど、大きく変えちゃった。で、今回はアーティストのはぎやまたかひろ君(*文章最後に解説あり)に出来た衣装の上に絵をシルクで刷ってもらったの。ここもある意味でもう一つのコラボだよね。小豆色の衣装のシルエットとWDBというコンセプトから連想してって頼んだんだけど頭抱えてたなあ~でもね、直前で衣装受け取ってきたんだけど、上下離れているのに一枚の布のようなつながりのある素材を活かしたいいモノを入れてくれたよ。楽しみにしてて!

次元アヤさんの衣装「死と再生」について
これも一言で言っちゃえばつくりたいテーマを作ったんだ。テーマにそって背中にははぎやま君にドクロを刷ってもらったのね(ちなみにバックの素材はシースルーなんですよ、皆さん!!)。ドクロはメキシコの死者の祭りにインスパイヤされたもの。「死と再生」という意味があるかは謎だけど。で、タイトルの暗いイメージを払拭するために色を明るくしたの。で、アヤさん自体かっこいい人なんだけど(普段はサングラスにブラックスーツでガレージロックを歌っているんだぜ)あえてそれと対立させてみた。もうまさに本人が着ない色を着てさ「浮世は着替えてサヨウナラ」しろ、とね。ちなみにスカートはTシャツのリメイク。カラフルなつなぎあわせに注目!(笑)と。

六九狂ヴィヴィアンの衣装「JACK THEE TRIPPER」について
もうほんっとーにどうイメージしていいかわかんなかった!(笑)(…すいません)
最初はいかにイメージの見えてこない人の服をそれを壊さずにどう作るかの戦いだったよ。で、皆スカートの衣装だからパンツにしてマニッシュさを出そうとしたのね。でも行き詰って、セクシーさを第一に出すことで発想の転換をした。で、スカートは女の権限なのだからそれに焦点をあてて結局スカートにしちゃったのね。で、はぎやま君には最初に反物を渡してWDBのイメージで絵を刷ってもらった。今回彼とは三つのコラボレーションをしてる。アキさんの出来た服に刷るというコラボ、そして最初から柄を指定したコラボ、そしてヴィヴィアンのが単語からイメージしたものを自由に刷ってもらうっていう…でもこれとヴィヴィアンをどう結び付けていいか考えちゃってね。で、結局柄どころじゃなく絵を小さく切り裂いちゃったよ(笑)その間ずっと頭の中にMO'SOME TONEBENDERの「JACK THE TRIPPER(元の言葉は切り裂きジャックのJACK THE RIPPER)」って曲が流れてた。色の洪水と氾濫、そんな気分になって。で、それをもじって「JACK THEE TRIPPER」ってタイトルにしたの。ちなみに「THEE」なのはわかるよね(笑)?(ヴィヴィアンはthee michelle gun elephant のファン。サエさんも。)この衣装が一番手間かかったけど、形が出来てきたときは楽しかったな~。(ちなみにこの衣装、思わぬ仕掛けが…答えはライブ中盤で発覚!)

※はぎやまたかひろさん→現在新宿ブロックにて「ヌルスル」展開催中!!
新宿ゴールデン街「ALBATROSS G」にて7/6(日)-8/1(金)ペインティング作品展示
思い出横丁「ALBATROSS」8/2(土)-8/31(日)シルクスクリーン作品展示
詳しくはHP Bar ALBATROSSをチェック!
PC→http://www.alba-s.com/
Mobile→http://alba-s.com/mb/index.cgi

インタビュアー:六九狂ヴィヴィアン

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私ごとではございますが....諸事情により今月中に
オベーションとシルバージェットを手放すことになりそうです。
オベーションは6万、シルバージェットは8万で買って
池袋近辺まで取りに来てくれる人に。
アタシが渡した次の日からガンガンライブで使ってくれる人じゃないと
いやっつーかダメなんだけど。

シルバーは今交渉中の人がいてだ、決裂次第で次なんだけど
まあ次はないと思われる。
でもなんか今両方ともきんきゅーで欲してる人がいて
なんかたぶんその人のラストギターになる、そう感じるんだよね。

だから慎重に選びたい。
オベコはアタシを1年でミチロウさんと共演という夢に運んでくれた
最強のラッキーギターだから。
でもだからこそ、弾かれ続けてくんなきゃ意味がない。
飽きられたり飾られて終わってはいけないのよ、あの子は。

さて、どうなることやら。


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