7/13回想⑥フラフラカラカラ繰り返すんかな、サエ
ステージに彼女を引き上げたのは良いが、マイクを回すと
しどろもどろになった。この時頭が真っ白になったのだという。
頑張った人に光が当たらないのを許せないアタシは、裏方の人を
こうやって無理に引き上げていつもパニックさせてしまうのだ。
つながりとかその辺の大事さを語って、頭をかきむしり
言葉に窮した彼女はいきなり土下座し、会場には笑いが起きた。
最後まであたたかく、いい会だった。
そして彼女は終わったあと友人の胸で号泣していた。展示は搬入までが
大変なのだ、アタシも版画家だからナントナクわかる。
でも、最初はなんとなくのっかった彼女が後半につれ本気になる様を
眺めているのは本当に楽しかった。
人を知ろうとして試行錯誤する彼女が、いつしか出演者のバイオリズムに
あわせて手が止まったり作業が進んだりするのも面白かった。
カタヤマサエという人はアタシにとって常に「追っかけてくる人」だった。
いつのまにか作品のファンでメルマガを読むようになってた彼女が
メールをくれて展示にきたとき、最初はすれ違った。
ギャラリーの人に「なんかすごくモデルみたいでかっこいい女性がきた」
といわれて翌日に無理矢理きてもらったのを思い出す。
黒いチビTからおなかが覗くスレンダーな彼女に、
アタシは喜々としてサンドイッチをプレゼントした。
そっから、霊能者になってもブロガーになっても彼女はアタシを追って来て
そんでついに一回目の六九共闘宣言の時に
客で来てくれた彼女は「アタシでよければ何かしたい」と言ってくれた。
アタシは簡単に敬語を崩さない人と追って来てくれる人が好きだ。
で、こういう人に一緒に何かやりたいといわれるとすぐ本気になる癖がある。
こういうの傲慢というのだと思うけど、
そんだけで足りちゃうんだからそろそろスタイルってことにしようかと思ってる。
アタシの親友もそう、声をかけてくれたのは彼女からだった。
たぶん彼らは大人なのだ、
だって人に対して折れるということが、アタシにはまずできないのだからして。
そして彼女が苦手な敬語を廃してご飯を食べてアタシたちは距離が近くなり
アタシはまた一つ呼吸がしやすくなった。
締めの呑みで、誰彼ともなく「またやりたい」と言われ
「二年後くらいにまたやる?」と隣の彼女に言ったところ、
「え、長すぎじゃない?来年でいいよ。」と返事がきた。
いいかもしれない。
こーいうの。
メンバーが結婚したり子ども出来たり
子供が大きくなったり変わったり変わんなかったりの
こんなコミュニティを一個、このまま育ててもいいかもしれない。
それはとてもアッタカイことかもしれない。
それは素敵なことかもしんない。
ブギーじゃないけど
フラフラ咲いてダラダラ繰り返して続けんの。
どーだろう?サエさん。
そしたらどんだけステージでコケてもファンがつく女になれっかな、アタシ。
うちにリメイク素材を取りにきた彼女に白い龍を見たから
アタシはホワイトドラゴンバーレスクというタイトルを思いつき
エンジェルナンバーの本を取り出して713という数字を調べた
「御上があなたのそばにいる、あなたが前向きな意志と思考をもつ限り
御上は癒しと物事の実現を手伝ってくれる」
参加者はそれぞれに夢を実現して歩き出す日にきっとできるよ
この日にしよう。
そういって決まったのが7/13だった。
実際はどうだったんだろう?そうなってるといいけど。
そしてアタシは次のマジックに動き出す。
次は8/16(土)
お待たせ、アタシは東京最強と信じるバンドたちと初の夏フェスをします。
「浅草サバイヴカーニバル」in 浅草KURAWOOD
出演バンドは いこち/sexrex/ロザンナ/カゲロウ/THE BLACK VELVET LUCY
そして、アタシ、六九狂ヴィヴィアン+中島晶子(コンテンポラリーダンサー)/
DJ 深野雅史(東京ハウリングレコード)
カレー(浅草KURAWOOD)!!配布嬢はグラビアアイドル望月実生!!
そしてアタシは版画も出すぜ!!
Kick offは18:00、アタシは一番手です。
入場料は2000円+1D!!今からスケジュール開けときな!!
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