年末に腰をすえ未来をひとつ変えようとあがく。
職場の昼休みにざくざく更新しやすいとかその辺の理由でMixiはけっこう頻繁に更新するんですがこっちは滞ってますね、すいません。何してたかって部屋のレイアウトを地道にかえてました。折角自慢の美部屋がまた引越し直後みたいな状態に様変わりです。
でも、それをしなきゃいけない事情っていうのはあってさ。一年前にこの部屋に越したとき、僕は今もってきた荷物をいかに綺麗にはめ込むか?で、お客を呼ぶかってのが無意識に制作よりも上位に優先順位にはまってたんだと思う。で、今度はお客は全部外で会うくらいの気持ちでインテリアへのこだわりも棄て作業メインに部屋を作り変えたのです。僕は19歳の春に家を出て10年のうち5回引越ししてるんだけどやっぱ一年たたないとその家での本当の居心地のよさとかレイアウトっていうのはわからんね。実感です。まずは一年、試行錯誤で二年、三年目に軌道、みたいな。石の上にも三年と言うのは確かかも。
実はレイアウトがえ渋ってました。10月かその辺に自分はなんとなくもうこの家を引っ越すんだなあ、という実感に裏打ちされた予感がしたのよ。で、霊能者さんと電話で話したりとか見える系の友達と話した結果やっぱ皆口々に「引越しは決定事項」と言ってた。お金の工面を人に頼むことになっても今引っ越さないとジャンプアップできないよ?というのは僕も心で感じ取っていた。家を離れれば痛い記憶も思い出になんだろうよ、とかさ。
実際「ここに越すんだろう」と思っていた近所の池のほとりで自分がギターを弾いて歌ってる姿のビジョンも鮮明にみえてたしね。で、あてもない引越しの予感でとりあえず今出来ることはモノを棄てることくらいかと思って身辺整理を始めたんだけどさ、予感と実際の引越しが決定するまでのタイムラグを埋められなくなって宙ぶらりんな気持ちになったのよ。しかも今の職場に対して、またライブハウスに行くにも好立地な条件を棄てて移動するのに充分な理由も場所もモチベーションも保てなかった。で、そういう隙をつくように不安定状態に陥った僕はついに予感に逆らうことにしたのよね。「よっぽどの理由が発生しない限りここに居続けてやる!」で、部屋の鬼レイアウト変更を二日にかけてたった一人でやったのです。そうしたら未来のビジョンのリアリティが薄らいでいったよ。いつだってさ、自分が飛べる中で最高の未来を描く軌道にのるためにあがいてた。身体が動かないくらいだるい時だって頭の中はそのことでいっぱいだった。でもね、もうやめる。たとえ予定されてた未来よりも自分が落ちていくことになってもこれから10年僕は今日の自分が一番最高なんだと思う生き方をしようと決めた。
未来はさ、変動するもんだと僕は思う。ただその人の人生を貫くニュアンスだけが一貫してて。鑑定もインスピレーションでビジョンをみたりカードを引きながら僕は依頼人の人生のニュアンスを読みながらその人が納得できる未来予想図を言葉にしてるんだと思ってる。未来の作り方はナビにのるだけじゃ完成しない。雪だるまみたいに自分を大きく膨らまして初めて本当になりたかったチャンスを自分に引き寄せる。29日にエルカホンのライブを観にいってそうさらに確信した。自分の音に自分が入りきり、その世界の完成度を体感的に上げるためにさらに自分がステージにのめりこんでいくというその過程に人が巻き込まれる。僕がライブに使う言葉がセックスではなくてファックなのはそのためだ。相手のビジョンを奪うんだよ。知らず知らずのうちに相手が自分の中に彼や彼女自身を投影したその瞬間に相手はステージを無視しているようでいて実は僕の中に完璧に自分を投影する。Oasisが「Tonight ,I am a rock’n’roll star!」と歌った瞬間にKidsが自分もそうなってると錯覚するように。ステージは深く僕のロックは08年もまだまだ続くぜ。